【目次】
・「ワンレン」とはどんなヘアカット?
・フェイスラインをカバーできるワンレンショートボブ
・アレンジしやすい長さのワンレンショートボブ
・オイルだけでセット完了できるワンレンショートボブ
・ワンレン前髪で小顔に見えるショートボブスタイル
・面長さんにおすすめの軽やかワンレンショートボブ
・ワンレンベースでつくるパーマヘアスタイル
【目次】
「ワンレン」とはどんなヘアカット?
ワンレングスの略である「ワンレン」は、フロントからバックまでを同じ長さにしたヘアスタイルです。
90年代のバブル期に流行したヘアスタイルですが、現在もアレンジやスタイリングを変えながらベーシックなスタイルとして人気の髪型です。
大人っぽい印象で好感度が高く、毛先の長さがあることでアレンジがしやすいおすすめのヘアスタイルです。
フェイスラインをカバーできるワンレンショートボブ
襟足が涼しさを感じるショートボブは、蒸し暑い梅雨の時期にぴったり。前髪を作らず長くしているため、気になるフェイスラインをカバーしつつクールな印象に。
襟足を短く切り込んでいるので後頭部の丸みが際立ち、メリハリのあるシルエットになります。カットで形を作っておくと、スタイリングは手ぐしだけでキマるのがうれしい。忙しい朝でもバッチリ時短に。
カット
フロントはワンレングスにし、鼻ラインあたりに設定。前下がりのラインにして、襟足は短くカット。グラデーションで整える。
カラー
やや明るめのアッシュベージュでカラー。もっと落ち着いた雰囲気にしたい場合は、暗めのトーンでオーダーを。
スタイリング
ドライ後、オイルを手によくなじませて手ぐしを通すように整えるだけ。襟足はボリュームを抑えたいので、押さえるようにつければOK。クセ毛の人は縮毛矯正や自然なストレートパーマをしておくとスタイリングが簡単に!
似合う顔型や髪質
アレンジしやすい長さのワンレンショートボブ
あえて丸みを出さずに縦のラインを強調したストレートボブは、クールな魅力たっぷり。長く残したフロントの髪で、顔の横幅や気になるエラをカバーして小顔に見せてくれます。
髪が広がらずタイトなため、頭がコンパクトに見えるのもうれしい。結べる長さを残しているので、サイドに少し後れ毛を残しつつざっくりとひとつ結びにしてもいい感じ。
カット
あごラインのワンレングスボブ。内側にグラデーションを入れて、襟足のおさまりがよくなるように調整。
カラー
明るめのオリーブグレージュ。スモーキーな寒色は、初夏にぴったり。
スタイリング
ストレートアイロンで表面を軽く整えてから、少量のオイルを全体にもみ込むようにつけて束感を出す。髪が細い人や少ない場合は、オイルではなくシアバターを使うと髪がペタンとなりにくい。
似合う顔型や髪質
オイルだけでセット完了できるワンレンショートボブ
あごラインで切り揃えたワンレンボブは、ツヤが出るタイプのスタイリング剤でツルンとした質感に仕上げるのが旬。
保湿効果の高いヘアオイルを使用すれば、広がりやすい髪もきれいにまとまりやすくなります。前髪の根元は軽く立ち上げるようにセットを。マスクをつけているときも野暮ったく見えません。
ツヤとうるおいのある質感で清潔感UP!顔まわりは後ろに流して動きをだすことで抜け感も手に入ります。
スタイリングのポイント
オイルをワンプッシュとり、手のひらに伸ばしてから全体になじませてツヤを仕込む。前髪は6:4で分け、量が多い方の根元を立ち上げるようにして後ろに流して。クセやうねりが気になる人は、ストレートアイロンを全体に通し、軽く内巻きにしてからスタイリング剤をつけましょう。
使用アイテム
Once モイスチャーオイル
モデルの顔型&髪質DATA
顔型:ベース型
毛量:多い
質感:普通
太さ:太い
クセ:なし
ワンレン前髪で小顔に見えるショートボブスタイル
年齢とともにもたつきが気になってくるフェイスラインをうまくカバーしてくれるのが、あごラインのボブ。顔側から後頭部に向けて上がるようにカットしているため(前が下がっている)、スッキリ見せもばっちり。
この長さで前髪があると野暮ったく見えてしまうことがあるので、前髪はなしがベター。前髪がないと顔が縦長に見え、丸顔でもキュッと小顔に! 前髪が長いため、顔周りの髪が邪魔に感じる仕事の時などは耳にかけておくとストレスフリー。
カット
あごラインで前下がりにカット。グラデーションカットを施して、自然な丸みが出るようにする。前髪はワンレングスに。
カラー
9レベルのブルーアッシュ。赤みを抑え、暗めのトーンでも透け感が出て知的な印象に。
パーマ
なし。
スタイリング
26mmのカールアイロンで毛先だけ軽く内巻きにする。オイルをワンプッシュして手に広げ、手ぐしを通しながら毛流れを整えて。
似合う顔型や髪質
面長さんにおすすめの軽やかワンレンショートボブ
オーダー方法
肩ラインの長さのワンレングスベース。前髪はチークラインで流れるようにカットして、トップのみレイヤーを入れます。毛量が多い場合、内側の毛量をしっかり削って軽く見せて。カラーは、ダメージが少なくツヤの出る薬剤をセレクトし、6トーンのアッシュに。
スタイリング方法
ヘアアイロンで襟足だけを外ハネ、全体は内巻きにする。その後、表面の毛束をところどころ細い束で取り、外ハネに巻く。ヘアクリームを両手に広げ、毛先からもみ込むようにしてなじませる。手ぐしで前髪を流すように整えて完成。
似合う顔型や髪質
「ベースはストレート。毛先を少し巻くだけで雰囲気が出るし、ダークカラーの髪色でも重く見えません」とLANVERYの代表の菅野太一朗さん。
硬めの髪質の人は頑張って動きを出そうとせず、毛先にニュアンスをつけるだけのほうが無理なくおさまります。
ワンレンベースでつくるパーマヘアスタイル
オーダー方法
肩上の長さでワンレンにカット。表面に動きが出るようにレイヤーを加える。フロント周りの毛量を調節して、軽やかに見えるようにコントロール。カラーは、6トーンのグレージュに。柔らかな雰囲気のベージュベースの色味は、肌をキレイに見せてくれる効果もある。
スタイリング方法
タオルドライ後にトリートメントオイルを毛先中心になじませてドライ。特にトップ~フロントはペタッとしないように、さまざまな方向から風を当てて乾かす。32mmのヘアアイロンで、フォワードとリバースのミックス巻きに。さらに表面の毛束をところどころ細かめに取り、巻きを足す。よくほぐしてから、バームとオイルを1:1で混ぜたものを毛先からもみ込むようになじませる。
似合う顔型や髪質
前髪は作らず、毛量調節やレイヤーで巻いたときにより動きがつくようにしておくと、フェイスラインがカールで彩られて目くらましできます。
「小顔効果があるだけでなく、かき上げたり、横分けにしてサイドに流したりとアレンジも自在。分け目を変えるだけでかなりイメージが変わるので、シーンに合わせてチェンジするのも楽しいですよ」とglams のスタイリスト・さいとうゆかさん。
片方だけ耳にかけても、抜け感が出てフェイスラインが気にならなくなります!