ヘアセットを成功させる3つのコツ
スタイリングキープができるベース剤を使う
乾いた髪をいきなり巻くのではなく、熱を味方につけて髪のカールがつきやすくなり長持ちもできるカールキープ剤を全体になじませる。少し湿りを感じる程度につけてから、自然乾燥するかドライヤーを使ってまた完全に乾かす。髪が濡れている状態で高温のアイロンを通すとダメージの原因になるため、必ずキープ剤の水分を飛ばすこと。
セット前にしっかりブローする
湿気で広がったりうねったり、ぺちゃんこになる髪のベースにブローをしておくと、スタイリングした髪が長持ちします。自分でブローする場合は「くるくるドライヤー」の力を借りるのがおすすめ。
\How to/
【1】トリートメントミストで濡らす
寝グセやパサつきが気になるところを重点的に、全体にミストをなじませる。トリートメント成分が入っているため、髪に潤いを与えてしっとりさせ、広がりを抑える効果あり。寝グセがひどすぎる場合は根元からしっかり水で濡らし、根元だけでもドライヤーで乾かすといい。
【2】くるくるドライヤーで水分を飛ばしながらうねりを矯正
根元から毛先にかけて乾かす
まずは温風を使用。根元からしっかりくるくるドライヤーのブラシを通して髪をキャッチし、下に向けて軽く丸みをつけながら動かす。髪に力(テンション)がかかるのでチリッとした髪の乱れが整い、ツヤ感がアップ。
毛先は軽く内巻きに
毛先はそのまま内巻きに。ヘアアイロンを使うほどキレイにはならないけど、髪のパサつきが収まりまとまりが出る。
トップは外巻きに
トップの髪は、持ち上げて根元から外巻きにする。根元が立ち上がり、ふわっとする。最後に冷風で全体をとかしながら髪の熱を下げつつキューティクルを締め、ツヤを出す。
髪質に合うスタイリング剤を使う
髪が細くて少なめの人はバームを!
オイル成分を固形化したバームは、オイルより粘度が高くて髪につけても重くなりにくい。固形のため取る量を調節しやすくつけすぎや一気づけを防げるため、すぐにペタンとなりやすい髪におすすめ。
髪が硬めでゴワつく人はオイルを!
バームより髪にのばしやすく、しなやかに見せてくれる。ウエットヘアにしたい場合は、濃厚なタイプ(「トリートメントオイル」ではなく「スタイリングオイル」がおすすめ)をしっかりつけること。ボディや手指などマルチに使えるオイルも、こっくり系が多い。
髪が多くて乾燥し、広がる人はジェルを!
髪がパリパリに固まるジェルでなく、髪にしっとりしたしなやかさをもたらすオイルジェルをセレクト。重く仕上がるため、髪の広がりを抑えてほどよくタイトにスタイリング。日中につけ直さなくても乾きにくく、乾燥毛でもツヤ濡れ感が出る。
ショートヘアのセット方法
大人かわいい丸みショート
ショートスタイルだと男性的な印象が強くなりがちですが、長めのバングと丸いシルエットに仕上げることで女性らしさを感じさせるスタイルに仕上がります。丸っとしたシルエットは頭が小さく見えるのもメリットです。
\How to/
髪が濡れた状態でコーミングして形を整えながら、ドライヤーで乾かします。ショートのポイントになるえり足は、首に沿わせるように抑えながら乾かしましょう。トップなど必要な部分には軽くストレートアイロンを通して、収まりを良くします。
エレガントな雰囲気を持ち合わせたハンサムショート
毛先をワンカールさせて動きを出しているので、アンニュイなニュアンスを出せます。長めの設定にすることで目線を上げる効果も! 縦長を緩和させたい面長さんにもおすすめ。
\How to/
ストレートアイロンで中間から毛先にかけてカールをプラス。頬の高さで前髪が動くようにすることで、面長さんのお悩みも緩和できますよ!前髪はかき上げるようにして、立ち上げるとボリューム感が出てバランス良く仕上がります。
ラフな毛流れに洒落感が漂うフラッフィーショート
根元近くからスタイリング剤をなじませてかき上げるだけの簡単スタイリング。なのにおしゃれに見えるのが最大の特徴。セットしすぎていないナチュラルさや抜け感が、今の気分にぴったり。
\How to/
ポイントは、全体の根元からスタイリング剤をなじませてしっかりと束感を出すこと。その後、手ぐしでざっくりとセンターパートにする。使うスタイリング剤はオイルやバームなどの軽いものや、立ち上がりがほしい髪質の場合はオイルとワックスを混ぜたものがいい。
タイトシルエットのコンパクトショート
顔周りの髪はすっきりと耳掛け。ツヤ感のあるストレートヘアをタイトなシルエットに仕上げて一気にあか抜けた印象に。スタイリング剤は、保湿力とキープ力のあるジェルタイプを使用。
\How to/
ストレートアイロンでクセを伸ばした後、全体にジェルをなじませてピタッとタイトに。ジェルの量はサクランボ大の量を2回に分けてつけるとベタッとなりにくい。毛先がパサつきやすい人はオイルを混ぜてつけるのもおすすめ。
ボブヘアのセット方法
クラシカルな内巻きショートボブ
「毛先は内巻き、前髪は厚めに取り横に流したクラシカルなショートボブスタイル。ヘアアクセはつけず、シンプルに仕上げます」(Domani専属読者モデル&Domani Labメンバー 鈴木まきさん)
\How to/
【1】毛先を内巻きにする
ヘアアイロンを使って、毛先全体を内巻きに。前髪はあらかじめ太めのカーラーで巻いておいても◎
【2】ワックスを揉み込む
ヘアワックスを指に取って手のひらにのばしたら、毛先を中心として髪全体になじませる。このとき、前髪にも手に残ったワックスを軽くなじませておくのがポイント。
【3】前髪用スタイリンググルーをおでこに塗布
コームを使って前髪の流れを整えたら、前髪を流したい方のおでこに前髪用スタイリンググルーをのせる。コームや手で整えながらグルー塗布部分に前髪を重ねて、スタイリングをキープ。
【4】ピンで留める
耳に近い位置をピンで留めて完成! 鈴木さんはトップがまとまらなかったり乱れてしまったりしたときは、まとめ髪スタイリングスティックを使うこともあるそう。
コテでつくる外ハネ長めボブ
簡単だけどこなれて見え、ハーフアップやひとつ結びをしたときもこなれて見えるボブヘアの巻き方を紹介します。
\How to/
【1】顔まわりの髪をリバース巻きする
プレートが自身に向くようにコテを持つ。顔まわりの髪の中間部分くらいをはさみ、毛先まですべらせるようにリバース巻き(後ろ向きに巻く)する。カールをつけたい部分でやや力をかけるようにすると、立体感のあるきれいな巻きに。
【2】耳前の髪を外巻きにする
耳前の髪を分けとり、外巻きにする。しっかり巻くよりも〝J〟の字のようなハーフカールくらいが今っぽい仕上がりに。このとき、後ろの髪をブロッキングしておくと巻き込まずに済むのでおすすめ。
【3】耳後ろの髪も外巻きにする
耳後ろの髪も同様、外巻きにする。毛量にもよるものの、だいたい2〜3束に分けて巻いていく。毛量が多い人や髪が広がりやすい人は、コテを髪の中間からすべらせて毛先を巻くようにするとボリュームが落ち着いて見える。
【4】ヘアオイルをつける
反対側も同様に巻いたら、ヘアオイルをつけて仕上げを。毛量が多い人は100円玉くらいを手のひらに取って両手にのばし、髪の中間くらいからヘアオイルを塗布する。顔まわりは手に残ったヘアオイルでとかすように塗布したら、完成!