前髪に束感を出すのが旬な理由
立体感が出る
前髪に束感をつけると、おでこが見えて透け感たっぷりの仕上がりになります。立体感も出るのでのっぺり見えせず、おしゃれ度がグンとアップ!
軽やかに見える
前髪に束感を出すと、髪型全体が重く見えず、軽やかに仕上がるというメリットが。切りっぱなしのカットラインや黒髪でも、前髪に束感があるおかげで抜け感が出やすくなります。
丸顔の輪郭カバーにも最適
前髪に束感を作ることでおでこの肌色が透けます。束の間から見えるおでこが顔を縦長に見せてくれるため、丸顔の輪郭カバーとしても最適なのです。
基本と注意点|束感のある前髪の作り方
仕上がりを左右する“事前準備”
事前準備をするかしないかで、前髪の仕上がりが大きく変わります。美しい束感を作るために、まずは根元のクセをしっかり取る工程を踏みましょう。
前髪を丁寧に水で濡らしたら、髪の根元を散らすイメージでドライヤーを使い乾かしていきます。完全に乾いたらストレートアイロンで、前髪の真ん中部分を通し軽く内巻きにしましょう。
これで束感ある前髪を作る事前準備が完了です。
毛束をつまんで束感を作る
前髪の束感は、指で前髪の毛束を細かくつまみ、シースルーバングをイメージしてスタイリングするとGOOD。
前髪以外にもオイルやワックスを塗布してスタイリングしている場合、スタイリング剤は足すことなく、指に残ったもので毛束をつまむのがおすすめです。
ベタベタを防ぐためワックスは小指の爪程度
基本的には髪全体にスタイリング剤を使用した場合、スタイリング剤を足さずに前髪に束感を出すのがおすすめですが、もし足りない場合は「小指の爪」程度の量のワックスやバームで仕上げるのが推奨されています。
直接前髪につけるのではなく、手のひらにしっかり伸ばして前髪全体にもみ込み、その後細かく毛束をつまむようにして束感を出しましょう。
付けすぎてしまうとリカバリーが難しいため、少量ずつ慎重に行うことが大事だと言われています。
ワックス・オイル|前髪の束感作りにおすすめのスタイリング剤
【バーム】ナプラ|N. ナチュラルバーム
▲45g(サロン専売品) ¥2,200(税込)
天然由来成分だけで作られたバーム。髪はもちろん全身に使えるマルチユースタイプ。毛髪補修成分や毛髪保湿成分配合で、髪にうるおいとツヤを与えながら繊細なニュアンスを作ってくれる。
【ワックス】ヴェレダ|ヘアワックス
▲30g ¥2,750(税込)
髪を保護しつつ、ニュアンススタイリングを楽しめる、ライトホールドタイプのヘアワックス。ミツロウとオーガニックシアバターで髪にうるおいを与えてくれる。髪だけでなく手肌や爪、唇にも使用可能。
「ほどよいウエット感とツヤで、一気にヘアスタイルがあか抜ける。適度に毛束感も作りやすく、ちょっとした微調整にも便利です。しかもオーガニックなワックスなので、余った分は手や指先になじませて保湿ケアもOK。とにかく安全性が高いので、安心して使えるのはすごくありがたい」(美容ライター 轟木あずささん)
【オイル】アルジェラン|モイストグロー ヘアオイル
▲55ml ¥1,760(税込)
98%植物由来成分のヘアオイル。うるおいを抱え込み、毛先までまとまりとツヤを与えてくれる。香りは精油をベースにしたブルーミングフローラル。ヘアケアはもちろん、スタイリング後のウエットな質感作りにも最適。全身の保湿にも使用可能。
「ヘアスタイリング後に手を洗うわずわしさや手間がない点がまずありがたい! 少量で毛先がしっとりと落ち着き、でもベタつきはなく、洗髪後の保湿ケアとして◎(ベタつくタイプは枕につく感じがして苦手です…)。柔らかな香りが続き、気持ちも穏やかに潤してくれる感じも。つける量次第で、サラッとにもウェットにも仕上げられます」(ビューティエディター 松村有希子さん)
応用|束感のあるおしゃれ前髪アレンジ
サイドバングへつながる目の下前髪
両黒目の外側をつないだ部分を目の下でカットした前髪。目尻に向かって斜めにカットし、サイドに自然につなげています。ワックスをしっかり手のひらに広げ、まずは髪全体に塗布。内側→表面→顔周りとなじませたら、ワックスは足さずに最後前髪をつまみ、束感を出しましょう。
やや狭めの目の上前髪
目の上の長さでやや狭めに作った前髪。サイドバングがあるため小顔効果が望めます。前髪はストレートアイロンを使ってまっすぐにし、サイドバング部分は毛先だけやや外向きの動きをつけましょう。トリートメントオイルを手にしっかり広げたら、髪の中間から毛先に手ぐしでなじませ、前髪は手にあまったオイルで軽くつまむだけでOKです。
カール感のある軽やか前髪
目の上、やや薄めに作ったカール前髪。肌が透けて見えるため抜け感があります。ストレートアイロンで前髪を軽く内巻きにしたら、オイルを使って束感を作りましょう。手のひらにしっかり広げ、髪の内側からなじませメリハリがつくように整えます。前髪に塗布する際オイルは足さず、軽くつまみながらなじませましょう。
直線ラインの厚め前髪
眉ラインで直線的にカットした前髪。ストレートアイロンでおでこに沿う程度の内巻きにしたら、オイルをつけて整えます。オイルは毛先のみに塗布し、最後コームを通して仕上げましょう。
長め&薄めの女っぽ前髪
長め&薄めの前髪は、カールアイロンを使って毛先がほんの少しだけ曲がるくらいにクセづけましょう。オイルを手のひらに伸ばし髪全体になじませたあと、残ったものを前髪や顔まわりに指でつまみ束感を作りながら塗布します。最後は粗歯のコームでとかして完成です。
厚みのあるラウンド前髪
毛量の多い人におすすめの、厚みのあるラウンド前髪。中央を目にかかるくらいの長さでシースルーにした前髪は、両端を目尻に合わせて厚みを残し、ラウンドにカットしています。毛量はドライカットで削るとOK。シアバターを指先に少量取り、前髪をつまむようにしながら隙間を作って束感を。最後はキープスプレーを全体に吹きつけたら完成です。
個性的になりすぎないぱっつん前髪
眉上でカットした短めのぱっつん前髪は、サイドに長めの前髪作って〝つながり〟をつけることで個性的になりすぎず大人にマッチ! スタイリングは髪を軽く濡らし、ボブでクリームをパール3粒程度取りましょう。毛先→顔まわり→中間→トップの順でもみ込んだら、最後指先で前髪をつまむようにして束感を作り、軽く流しておでこをのぞかせて完成です。
目にかかる長め前髪
目にかかる長さの前髪でも、束感を出せばこんなに軽やか! 髪型はコンパクトなショートスタイルがおすすめ。前髪の束感とタイトなシルエットで知的な印象に仕上がります。ストレートアイロンを使ってクセをしっかり伸ばしたら、保湿力とキープ力のあるジェルタイプのスタイリング剤を使ってピタッとタイトにまとめましょう。ジェルは髪全体でサクランボ大の量を2回に分けてつけるのがおすすめです。
サイドバング長めの目の上前髪
ゆるく束っぽさのある毛流れとプツッとした毛先が粋な髪型は、隙間を生かした前髪を合わせることでしっかり若見え! 目尻のラインで薄めにし、サイドバングは長めに残すのがポイント。シアバターを一度手の熱で溶かしながら広げ、髪の内側からかき上げるようになじませたら、スタイリング剤は足さずに最後、表面と前髪の毛束をつまんで整えましょう。
カジュアルな透け感前髪
透け感が出るよう薄めに作った前髪は、くびれミディアムと相性抜群! 眉毛が隠れるギリギリの長さにカットし、おでこが透けるように薄く作ることで、巻いたときにニュアンスが加わり「カジュアルなのに大人っぽい」という雰囲気に仕上がります。ストレートアイロンで前髪の真ん中の毛束を軽くカールさせて丸みを出したら、横の毛束は後ろに流れるように外巻きにしましょう。スタイリング剤はワックスを使用。パール1粒分を取り、手のひらにしっかり伸ばしたら、中間から毛先にかけてもみ込んで。