簡単なのに崩れないお団子を作るポイント
スタイリング剤をしっかりつけること
まとまりをよくするため、アレンジ前は必ずスタイリング剤を使用することがおすすめ。
ロングヘアさんの場合、7〜8mmのパール大程度のヘアバームを手のひらに広げ、表面だけでなく内側、毛先と髪全体にしっかりとなじませてからお団子を作りましょう。
キープ力が増してお団子が崩れにくくなるだけでなく、束感が出てこなれた雰囲気もアップします。
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固定を強化するならピンを使用
ゴムだけで作れる簡単お団子も数多くありますが、やはり固定力をアップさせるならピンが有効。
ただしピンの差し方にはコツがあり、ただ崩れやすいところに何本も差せばいいというわけではありません。地肌に沿って平行に差し込むことで少ないピンでもかっちり留まりやすくなると言われています。
髪の量が多い人は毛束を分けてお団子に
毛量が多く、時間が経つとどうしても崩れてしまう方は、お団子の作り方を工夫してみるとよいかもしれません。
簡単なのは毛束を一度にまとめる方法のお団子ですが、より固定力をアップさせるのなら、毛束をいくつかに分けねじりながら結び目に巻きつけていく方法が推奨されています。
毛束を分けることでタイトになり、ピンも差さりやすくなります。高め位置でのお団子でも崩れてくることなく、きれいな状態をキープできるそうです。
ゴムだけなのに崩れない簡単お団子アレンジ
セミロング・ロングヘアに! 飾りゴムのゆるっとお団子
見えても様になるようにパールの飾りつきゴムを使用。実は、毛束でゴムを隠す必要がないのでお団子にしたときもふんわり感をキープしやすくなるんです。
[事前にしておきたいこと]
毛束の立体感を出すため、髪全体にヘアバームをしっかり揉み込むのがおすすめです。手のひら全体に7〜8mmのパール大程度(ロングヘアの場合)のヘアバームを広げてなじませたら、髪全体(表面だけでなく、内側や毛先まで)しっかりなじませます。束感が出やすいうえ、キープ力もあがります。
また、毛先だけ太めのヘアアイロンでゆるく巻いておくとお団子にしたときに毛先がクルッとカールしておしゃれに仕上がります。
How to
1. ヘアバームをつけた髪全体を手ぐしでザッとひとつにまとめ、耳の高さでゴムで結ぶ。ゴムで結ぶ最後は毛束を全て通し切らず、輪っか状にする(このとき、毛先はゴムの斜め左上に向くように) 。輪っかが大きすぎずとバランスが悪く見えるので、ゴルフボール大程度の大きさにするのがちょうどいい。
2. 毛先5cm程度の位置で片手でつかみ、毛束を2〜3回転くらいねじったらお団子に巻きつける。巻きつけるときは後頭部に沿わせるようにするのが崩れにくくなるコツ。
3. 2で毛束をゴムの左下まで巻きつけたらゴムを1本引き伸ばし、ゴムとゴムの間に毛先を入れて固定する。毛先が下に向くように調整したら完成。そのままでもOKですし、ルーズ感がもう少し欲しい場合は、ループ部分や後頭部の髪から細く毛束を引き出して崩しても。前髪やもみあげ、襟足の後毛はバームをつけた指先で束っぽくするとこなれ感がアップ。
完成!
お仕事シーン向け低めきっちり簡単お団子
忙しい朝も1分できるタイトお団子
束ねた毛束を折り返し、ゴムで結ぶだけの超簡単お団子ヘア。今っぽいすっきり感があるから、きちんとした働くシーンにマッチします。
How to
1. ヘアバームを髪全体につけたら、分け目をつけないようにして手ぐしでまとめ、襟足にひとつ結びする。
2. 毛束を折り返し、毛先4〜5cmほどをゴムの間に差し込み固定する。
3. お団子部分の半分あたりの位置をゴムで結ぶ。
4. 結び目をおさえながら、後頭部全体からまんべんなく髪をつまみ出す。もみあげの後れ毛には指先に残ったバームを塗布し、束感を出す。
セレモニーや和装にも似合う、きっちりお団子
ヘアアイロンで巻く必要なし! ねじるだけで簡単な大人好みの上品華やかお団子に。低めのお団子で、かつ“崩し”を加えないタイトなベースなので、きちんとしたシーンにふさわしい上品さがありますし、編み込み風のニュアンスと高さのあるトップで華やかな雰囲気も演出できます。
How to
1. 耳上で分けとったサイドの髪を後ろでゴムで結びハーフアップをつくる。ハーフアップ以外の髪をダッカールなどでまとめると、くるりんぱがしやすく。
ハーフアップの毛束(赤枠部分)をつかみ、くるりんぱ。
ゴムの上から後頭部との間に毛束を通して、くるりんぱにする。
2. 青枠部分の髪(下ろした髪の左半分程度。ハーフアップの毛束は除く)を時計回りできつめに、髪の中間くらいの長さまでねじる。
ねじった髪をハーフアップのゴムと後頭部の間に入れ、ハーフアップにひっかけるような形にする。
ねじった髪をハーフアップに入れた状態。
3. 次にねじるのは、黄枠の部分(下ろした髪の右半分。ハーフアップの毛束は除く)。
黄枠部分の毛束を肩の前に出し、時計回りで中間くらいまできつめにねじり、手で固定しておく。
4. ここでねじるのは緑枠の部分(ステップ3でねじった以外の髪)。
(ステップ3でねじった髪を片手で固定したまま)緑枠部分の髪を時計回りにきつめにねじる。緑枠部分を髪の中間までねじったら、ステップ3(黄枠部分)でねじったとねじり合わせて1本の毛束にする。「2本の毛束それぞれを時計回りにねじり、1本にねじりあわせる」を毛先近くまで行う。
5. 毛先までねじりあわせたら細めの黒ゴムで結ぶ。このとき、結んだ毛先を通し切らずに輪っか状にするのがポイント。お団子にしたとき毛がパラパラと散らずに見た目がきれいに。
6. 毛束のゴム部分を持ち、襟足から頭の左側を通ってハーフアップの中心にぐるっと巻きつける。最後に輪っか部分をハーフアップの内側に差し込む。
7. 輪っかを差し込んだ部分は真横に向けて、お団子の左下は真上に向けてそれぞれピンを差して固定する。不安定な部分がほかにもあれば、ピンで固定する。最後に、頭頂部から毛束を細く上に引き出して高さを出す。
完成!