「綺麗好きな人」とは?
「綺麗好き」を辞書で調べてみると、「清潔であるのを好む性質、またはそういう人やさま(小学館『デジタル大辞泉』より)」とあります。「綺麗好きな人」とは、清潔な状態を好み、よく掃除や整理整頓をする人のこと。頑張って綺麗な状態を保っているというより、「綺麗でないと嫌」や「掃除をすることが好き」という人たちのことをいいます。
「綺麗好き」と「潔癖症」の違いとは?
「綺麗好き」と「潔癖症」。これらは、同じように使われることがよくありますが、意味は異なります。「潔癖症」は、強迫性障害の一つと言われ、「不潔恐怖症」とも呼ばれます。例えば、潔癖症の人は、手が汚れていると感じると、何度も必要以上に手を洗ったり、ドアノブやエレベーターのボタンなどが不潔だと感じると、怖くて触れません。そういった日常生活にまで支障をきたして、自分の意思に反して感じてしまう強迫観念のことを「潔癖症」といいます。
一方で、「綺麗好きな人」は、自分が気持ち良く生活するために、掃除や整理整頓をよく行う人のこと。不安や強迫観念はなく生活に支障はきたしません。その点が「綺麗好きな人」と「潔癖症の人」との大きな違いだといえます。
「綺麗好きな人」の特徴
「あなたは綺麗好きですか?」いつも身の回りを綺麗にしている人には、いくつかの共通する特徴がみられます。自分や周りの人の特徴に当てはめて「綺麗好き診断」をしてみてください。
1:親が綺麗好き
綺麗好きな親に育てられると、その子供も綺麗好きになる可能性が高くなります。それは、幼い頃から綺麗にしていることが当たり前だから。常に掃除や整理整頓することが習慣づいているのです。
2:掃除をし出したら止まらない
掃除をし出したら止まらない、これは「綺麗好きな人」あるあるではないでしょうか。一度掃除を始めると、その場所が綺麗になってもまた違う場所が汚れているのに気付く…。その繰り返しで、次から次へと掃除をしてしまうのです。いつも掃除は妥協できず、自分が納得するまで続きます。
3:物に定位置がある
例えば、テレビのリモコンはテーブルの上の右端、文房具はこの引き出し、など、「綺麗好きな人」は物の定位置を細かく決めています。そして、物を使ったらすぐ定位置に戻す。そのため、部屋が散らかることはありません。
4:バッグの中が綺麗
「綺麗好きな人」は、部屋だけでなく、バッグの中まで整理整頓されています。そのため、「財布や携帯が出てこない!」なんて大騒ぎすることはありません。常にバッグからサッと物が出てきます。反対にバッグの中が汚い人は、部屋も散らかっている可能性が高いです。
5:無駄な物を買わない
物の管理が得意な「綺麗好きな人」は、無駄な物を買いません。物が増えると置き場所にも困りますよね。保管スペースをみながら買い物をすることが上手なのも「綺麗好きな人」の特徴です。
6:食器はすぐ洗う
食事をしたあと、洗い物を溜めないのが「綺麗好きな人」の特徴の1つです。汚れた食器はすぐ洗いたい「綺麗好きな人」。翌日までシンクに食器がそのまま…、なんて考えられません。
7:起きたらまずベッドメイキング
ホテルのようにピシッと整えられたベッドで寝るのは気持ちいいですよね。「綺麗好きな人」は、起きたらすぐにベットを整えるのが習慣。そうすることで、疲れて帰宅しても気持ちよく眠りにつくことができるのです。