セルフで行うグレーカラーのメリットとデメリット・注意点
メリットとデメリット
年齢を重ねるとともに増えてくる白髪。「白髪染めはコスパ重視!」「見つけた白髪をすぐどうにかしたい。」「ステイホーム室つ手軽に染めたい。」そんな方におすすめなのが、セルフで行うグレーカラー。セルフグレーカラーについて詳しくご紹介します!
セルフグレーカラーのデメリット
・上手に染めるのが難しい
・思ったより暗く染まってしまう
・アレルギーがある人は使えない
・ニュアンスカラーが出しにくい
セルフグレーカラーのメリット
・白髪をごまかさずしっかり染められる
・リーズナブル
・都合のいいときに手早く染められる
・テクスチャーが色々ある
・手軽でコスパ抜群だけど、慣れないと失敗することも
サロンに行く時間がない、安く髪を染めたいという人に最適なのが、家で行うグレーカラー(白髪染め)。ステイホームの期間中にお世話になった人もいるのでは?市販の白髪染めアイテムは医薬部外品なので、製品の注意書きをよく読み、使用前には毎回必ず皮膚アレルギー試験(パッチテスト) をすることが肝心。そしてセルフカラーの際に気をつけたいのが、暗くしすぎないこと。一度暗い色にしてしまうと、明るい色にするのが困難になります。「失敗した 」ときにリカバリーもできない…ということにならないように注意しましょう
プロが教える注意点
WELLA ブランドマネージャー 谷川朋子さんにうかがいました。
Q:ヘアカラーを混ぜて使ってもいいの?
A:避けてください
「製品により成分の比率などが違います。使用上の注意をご確認ください。」(谷川さん)
Q:ムラなく染める最善の方法は?
A:白髪が気になるとことは重ねづけを
「白髪が多いところから塗り、重ねづけを。使用量、環境温度、放置時間にも注意。」(谷川さん)
Q:髪が濡れているときに使ってもいい?
A:絶対に髪は乾いている状態で!
「髪が濡れていると、カラー剤のしずくが目に入るおそれがあります。」(谷川さん)
Q:やっぱり傷む?
A:アフターケアはきちんと!
「髪質や状態に合ったトリートメントなどを使い、アフターケアをきちんと行いましょう。」(谷川さん)
Q:色選びは何を基準にしたらいい?
A:髪質と白髪の量を見きわめてセレクトを
「現在の髪の毛の色や白髪の量、個人の好みで変わるので明確な基準はありません。」(谷川さん)
Q:肌についちゃった!どうしたらいい?
A:お湯で乳化させ、浮き上がらせてオフ
「洗い流すときに少しずつお湯を足して乳化させてから流すと、落としやすいです。」(谷川さん)
Q:根元だけリタッチしたらなんだかおかしい…
A:自然に仕上げるなら全体染めに
「部分染めでの完全一致は難しいかも。現在の髪色に合った製品を選ぶといいです。」(谷川さん)
Q:色が暗くなりすぎたときのリカバリーって?
A:一度染めたらリカバリーは困難
「黒い染料が毛髪内部へ入るため、明るい色を入れても染料が重なってより暗くなります。」(谷川さん)
泡、クリーム…セルフヘアカラーの選び方や注意点
使いやすいテクスチャーを選んでセルフカラー上手に!
1:クリーム・乳液タイプ
▲画像提供/花王
こっくりしているので白髪部分に密着し、よく染まりやすい。特に根元にたっぷり重ねて染めると、カラー効果を発揮する。全体染めもできるが、気になる部分だけを染めたい場合も◎
2:泡タイプ
▲画像提供/ホーユー
水分量があるため髪になじみやすく、隅々まで行き渡るのが特徴。クシュクシュともみ込みながらなじませるので、初心者でも簡単。白髪部分だけを染めたい場合は不向き。
3:ジェルタイプ
液状でなじませやすいのに、液ダレしにくい。気になる根元の白髪に密着するので、全体染めより部分染めに向いている
染めるときに準備するものと染める際の注意点
市販の白髪染めを使って家で上手にカラーする注意点を、「GARDEN Tokyo」のトップスタイリスト 本木亜美さんにうかがいました。
【準備するもの】
・白髪染め製品
・前開きのトップス(断捨離予定ならなおよし)
・断捨離予定、もしくは色の濃いタオル
・大きなゴミ袋
・ラップ
・輪ゴム(4つ)
・油性のフェイスクリーム(なければハンドクリームでも)
・ダッカール(大きな髪留めクリップ)
「セルフカラーのときは、汚れてもいい前開きのトップスの上に、家庭用ゴミ袋を切り開いて1枚にしたものをストールのように羽織って止め、その上から古いタオルを。耳のカバーは、10cm角くらいに切ったラップをかぶせて上から輪ゴムで止めて代用。生えぎわに染料がついてもはじくよう、ワセリンやハンドクリームなどの油性クリームを生えぎわに塗っておきます。カラー剤についているビニール手袋はゆるいので、手袋をしてから手首を輪ゴムで止めます。これで染める前の準備は完了です。
カラー剤は、塗る直前に混ぜてください。早く混ぜてしまうと、酸化が起きて染まりにくくなります。混ぜる際は、しっかりと混ぜることが重要です。
カラー剤は、いちばん染めたい部分からつけていきます。染めたい部分がしっかり露出するように、髪を分けてダッカールで止めたら、液をつけた刷毛でのばすのではなく、その場にたっぷり置くようにします。その後、白髪が目立ちやすいフェイスライン、耳から前の部分、後ろの根元という順番で、クリームをつけるのではなく『置く』ことを意識してつけていきます。染めにくい後ろは、髪を横に分けてめくるようにしながら根元に液を置いて。全てつけ終わったらそれから約15分程度放置。できれば根元が染まっているか確かめてから丁寧にシャンプー、トリートメントをしてください。このとき、コンディショナーではなく、髪の内部を補修するトリートメントを使うのがポイントです」(本木さん)
片手で簡単!市販のセルフヘアカラーレポ
美容院に行きたくても行けない今だからこそ、お家でセルフカラー
美容院、何ヶ月行けていないんだろう…?子どもが2人いて、ただでさえ美容院に行くのも大変な中、行かなければと思っていた矢先の自粛生活が始まり、完全にタイミングを逃してしまいました。この際、自分で髪を染めてみよう!失敗しても人に会うことがほとんどないと思って、高校生ぶりくらいにヘアカラー剤を買いました。笑(なんと20年前…怖。)
産後、チョロっと白髪もあったこともありシエロのクリームタイプのヘアカラーを購入してみました。
久しぶりすぎて戸惑いましたが、今のセルフカラーは簡単で手軽にできるんですね。色々と混ぜたりしなくていいので、ブラシにクリームを出して塗るだけ。まずはリタッチから。そして、全体に馴染ませて時間をおきました。
昔のものは、すごく色ムラが出来ておく時間を一歩間違えると、大変なことになるイメージでしたが、簡単で染めムラもありません。元々髪の色がそんなに明るくないこともあり、生え際もキレイに仕上がりました。
最後はトリートメントをしっかりとつけて、髪が傷まないようにケアしました。ここが大事です!若干、キシッとするのは否めないので、ケアはしっかりしましょう。自宅でヘアカラーをする人も多いはず。泡タイプのものだったり、今は色んなセルフカラー剤が出ているので、自分に合うものを見つけたいですね。
おすすめの市販セルフカラーは?
髪や頭皮も痛まない、おすすめの白髪染め
セルフ白髪染めにおすすめのオーガニックヘナ!自宅で簡単に白髪染めができる大人のセルフカラーアイテム。
▲リコヘナ
トリートメント効果やデトックス効果も注目されている植物染めのヘナを使用しています。その年に採れた新鮮なヘナのパウダーを、部分染めでも使い切りやすい個包装(30g×4袋入り)に。ローズマリーやラベンダーなどの西洋ハーブをブレンドしているので香りもGOOD。
使い方は、ぬるま湯とパウダーを混ぜてペーストを作り、髪の毛が隠れるくらいたっぷり塗布します。時間を置いた後、洗浄力が強すぎない自然由来のシャンプーでやさしく洗い流し、しっかり乾かして。
泡やジェルなど、さまざまな形状のセルフカラー
1:浸透リッチカラー処方のワンプッシュクリーム。残った分は取っておける。
ホーユー シエロ ヘアカラーEXクリーム 4P[医薬部外品]
2:トレンドの透け色。
ダリヤ クレオディーテ ヘアカラー エマルジョン マイパーソナルカラーズ セピアグレージュ[医薬部外品]
3:白髪が出始めた人にぴったりな、明るめのニュア ンスカラーを楽しめる。
花王 ブローネ ルミエスト 1B[医薬部外品]
4:別売りのハンドソープ型ポンプを使って泡をつくるタイプ。タレにくい密着泡。
ホーユー ビゲン ポンプカラー 4[医薬部外品]
5:小さなブラシ付きのワンプッシュタイプ。狙ったところを染める。
花王 ブローネ 根元カラー ナチュラルブラウン[医薬部外品]
6:髪なじみがいい。
HFCプレステージジャパン ウエラ ウエラトーン ツープラスワン 液状(ジェル)タイプ 7GM[医薬部外品]