そもそも「シナモン」とは?基礎知識をまとめ
もっとも古くから知られているスパイスのひとつ
シナモンは、クスノキ科ニッケイ属の常緑樹の樹皮を乾燥させて作られたスパイスです。「世界最古のスパイス」とも言われ、甘く独特な香りが特徴です。
シナモンは主に、シナモンロールやパンプキンパイなど、甘いデザートに使われるイメージが強いかもしれませんが、実はデザートのみならず、お料理や飲み物、さらには漢方薬としても使われてきた歴史があります。
ニッキとの違いって?
ニッキはシナモンと同じクスノキ科の常緑樹が原料の香辛料。この2つの大きな違いは、原料の産地や使用する部分です。シナモンは「セイロンニッケイ」や「カシア」という東南アジアや中国産のものから、ニッキは日本産の「ニッケイ」から作られます。また、シナモンが「樹皮」から作られるのに対し、ニッキは木の「根」から作られるのも特徴で、ニッキの方が比較的香りと辛味が強いです。
【質問】シナモンは好き?
シナモンが好きか女性100人にリサーチしてみました。
・大好き…7.4%
・好き…27.3%
・どちらでもない…38%
・嫌い…19%
・大嫌い…8.3%
※アンケートは30〜45歳の日本全国のワーキングマザーを対象にDomani編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数121名。
「大好き」「好き」をあわせると34.7%の人がシナモンは好きと回答しました。「どちらでもない」が38%、「嫌い」「大嫌い」をあわせた27.3%がシナモンは苦手なようです。「好き」「嫌い」それぞれの理由も聞いてみました。
「大好き」「好き」の理由
・香りが良い。スパイシーだけどどこか落ち着く香りだと思う。 (30代・愛媛県)
・匂いや味が独特でまたそれが良い (40代・大阪府)
・アップルパイやチャイなどに合っていて美味しいから。 (30代・千葉県)
・シナモンの風味が、カレーや、アップルパイの味を奥深くしてくれるから。甘い香りが大好き。 (40代・東京都)
「嫌い」「大嫌い」の理由
・香りが苦手 (30代・埼玉県)
・香りを嗅ぐだけで酔うから (40代・新潟県)
・癖のある味と匂いなので (30代・広島県)
シナモンに期待される効果とは
古くから伝わるスパイス、シナモンには、具体的にどのような効果が期待できるのでしょうか?
体を温める効果
シナモンには、「シンナムアルデヒド」という成分が含まれ、毛細血管を強くする物質を活性化させる働きがあります。この成分により、シナモンは血の巡りを改善させ、体を温める作用があるといわれています。体が温まれば代謝と体温がアップ。代謝と体温がアップすれば、免疫力も高まります。
女性はホルモンや自律神経のバランスを保つためにも、体温は下げないことが重要です。体が冷えやすい人は積極的に摂ってみるといいでしょう。
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強力な抗酸化効果
シナモンには、強力な抗酸化効果を期待できる「プロアントシアニジン」という成分が含まれています。さまざまな種類のスパイスと比較しても、その抗酸化作用はピカイチです。そのため、生活習慣病の予防やアンチエイジング効果を期待して摂取している人も多いとか。