【社内】ビジネスメールの宛名の基本
近年は、社内でも電話の代わりにメールで連絡を取り合うことが珍しくありません。頻度が高いからこそ、社会人として恥ずかしい思いをしないように、きちんとルールを把握しておきましょう。
個人へ送る場合
一般的に「〇〇部 部長 〇〇様(または〇〇さん)」のように、「部署名・役職名・氏名・様(さん)」の順で書きます。「〇〇部 〇〇部長」と「部署名・役職を付けた氏名」でも問題ありません。
企業によっては、独自のルールを設けているケースもあります。例えば、目上の人であっても「様」ではなく「さん」を付ける、必ず肩書を付ける、などです。社内のルールがある場合は、一般的な書き方ではなくルールに従いましょう。
複数の人へ送る場合
数名の人に送信する場合は、連名にします。「〇〇部 〇〇部長 〇〇課長 〇〇さん」のように、役職が高い人が先になるようにするのがマナーです。
名前を縦に並べることも可能ですが、スマホで見るとスクロールしないと内容にたどり着けず、面倒に感じる人もいます。4名を超えるときは、横並びにすると見やすくなるでしょう。
部署が異なる数名に送信する際は、内容に関して関連が高い部署が先にくるようにします。部署・課全体に送信する際は、「〇〇部各位」のように書き、個人名は省く方法もあります。
【社外】ビジネスメールの宛名の基本
記載方法に失礼があると、その後のビジネスに悪影響を及ぼす可能性も。社外にメールを送信する際は、より細心の注意を払う必要があります。
社外メールで知っておきたい宛名の書き方の基礎を確認しましょう。
個人へ送る場合
「〇〇株式会社 〇〇部 〇〇部長 〇〇様」のように、「会社名・部署名・役職名・氏名・敬称(様)」の順に書くのが一般的です。
「(株)」と省略しないことや、あえてフルネームを書くことで、より礼儀正しい印象を与えることができます。特に、まだ関係が築けていない相手の場合、メールのやり取りで与える印象も大切です。面倒でも省略しないように心掛けましょう。
担当者が誰なのか分からずにメールを送信する際は、「〇〇株式会社 〇〇部 ご担当者様」と書くようにします。
複数の人へ送る場合
数名に送信するときは、役職が高い人が先にくるように連名にします。
例えば、「〇〇株式会社 〇〇部 〇〇部長 〇〇課長 〇〇様」という形です。4名を超えるときは、スマホで読むことを考慮し、氏名を縦並びではなく横並びにするとよいでしょう。
大人数に送信するときは、「〇〇株式会社 〇〇部御中(もしくは〇〇部各位)」のようにまとめ、個人名を省くのが一般的です。
いくつかの異なる会社に送信するときは、会社の順番にも気を付ける必要があります。まず、取引先を先に書き、それ以降は業務との関係性が強い会社を順に並べましょう。
迷いやすいビジネスメールの宛名
相手の立場や状況によっては、宛名をどうするか迷うこともあります。その都度調べたり周囲の人に聞いたりしていると、時間のロスにもなるため、迷いなく正しく使えるように知識を深めましょう。
英語表現も知っておくと、実際に海外の人に送信する際に役立ちます。