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LIFESTYLE 漢字クイズ

2023.11.27

動物園にもいるあの動物!【犀】の正しい読み方は?

「犀」は動物園で見られる陸上動物を表す漢字で、正しい読み方は「さい」です。世界には5種類が生存していますが、密猟によって絶滅の危機にさらされているという現状があります。今回は犀の生態や絶滅危機の背景、その他の動物を表す難読漢字についてご紹介します。

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動物園にいる大型の動物「犀」の読み方とは?

「犀」は大きな陸上動物を表す漢字です。動物園でも見られる動物ですが、正しい読み方をご存じでしょうか?正解の前にいくつかヒントをお伝えしましょう。

犀

陸上動物の中では象(ゾウ)が一番大きいとされていますが、犀は象に次いで2番目に大きい動物といわれます。大きさのほかには、鼻の先に大きなツノがついているのが特徴です。ツノの本数は種類によって異なり、ツノが1本だけの犀もいれば、ツノが2本付いている犀もいます。

それでは気になる正解を発表しましょう。犀の正しい読み方は……「さい」でした!犀は、哺乳綱奇蹄目(きていもく)サイ科に属する動物の総称です。

奇蹄目とは、蹄(ひづめ)を持つ動物のグループである有蹄類(ゆうているい)の中で、指の数が奇数の動物を指します。奇蹄目は別名「ウマ目」とも呼ばれ、その名のとおりウマやロバなどが奇蹄目に属します。

犀はひらがなやカタカナで表記されることが多いですが、実は漢字表記もあるのです。犀の読み方とあわせて、辞書での説明を見てみましょう。

【犀:さい】
奇蹄(きてい)目サイ科の哺乳類の総称。陸上では象に次ぐ巨獣で、皮膚は厚く、毛はほとんどない。鼻先にある1本または2本の角は皮膚が角質化したもので、漢方では珍重される。東南アジア・アフリカに5種が分布、いずれも国際保護動物。

(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

犀の生態や現状について

犀はさまざまな歴史や特徴をもつ動物です。例えば、犀の祖先とされる「パラケラテリウム」はおよそ2,300万年前に生きていた動物で、体長は9メートルを超えていたといわれています。

犀

ここでは、犀の生態を特徴、寿命などをわかりやすくまとめました。犀が絶滅の危機に晒されている理由などもご紹介するため、生態とあわせて犀を取り巻く現状を理解しておきましょう。

犀は夜行性で単独行動をする動物

犀は夜行性であるのが特徴です。日中は休息や睡眠に充てて、夕方から朝にかけて活動します。メインの活動時間帯は夜間ですが、視力はあまり発達していません。その代わりに耳と鼻が優れており、周囲の音を敏感に聞き分けることが可能です。

シロサイ以外の犀は、集団ではなく単独または親子で行動します。行動範囲は2〜100平方キロメートルとされており、地面の近くに生えている草や葉っぱが主食です。地面の草以外では、果実や木の枝、樹皮などを食べることもあります。

犀の大きさや種類、寿命

犀の体長は2.4〜4メートルほど、体重は700〜3,500キログラムほどです。1本または2本のツノがあり、体の表面は厚くて硬い皮膚に覆われています。体の色はグレー、または褐色です。世界には5種類の犀が生息しており、それぞれ体長や体重が異なります。

1.シロサイ(3.5〜4.2メートル・3,500キログラム)
2.インドサイ(3.6〜4メートル・体重2,100キログラム)
3.クロサイ(3〜4メートル・1,500〜2,200キログラム)
4.ジャワサイ(3メートル・900〜1,400キログラム)
5.スマトラサイ(2.4~3.2メートル<尾長35~70センチメートル>・700〜800キログラム)

犀の寿命は個体によって差がありますが、飼育されている犀は35〜50年、野生で暮らす犀は25〜40年と考えられています。

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