ビジネスシーンや日常の挨拶で頻繁に耳にする、「今後ともよろしくお願いいたします」。取引先の人など、関係をより深めたいという気持ちがあるときに使われる言葉ですよね。本記事では、どのように使うのが効果的なのか、例文やNGシーンを解説します。使い方をマスターして、あなたのコミュニケーション力をアップさせましょう!
「今後ともよろしくお願いいたします。」の使いかた
「今後ともよろしくお願いいたします」は、さまざまな場面で使う言葉です。これからもお世話になると思われる相手に対して、また、すでにお世話になった相手に対して「今後ともよろしくお願いいたします」と挨拶します。
「今後ともよろしくお願いいたします」をより上手に使うために、次のルールを覚えておきましょう。
・ビジネスや普段の挨拶で使う。
・目上の人に使っても失礼には当たらない。
・ビジネスメールの結びの文にも使える。
・「何卒(なにとぞ)」や「切に」で強意する。
それぞれのルールについて、詳しく解説します。
ビジネスや普段の挨拶で使う
ビジネスシーンや日常生活では、挨拶によっては不適切なものもあります。しかし、「今後ともよろしくお願いいたします」は非常に便利な表現で、どちらの場面でも問題なく使えますよ。
例えば、引っ越しの際に近隣住民に自己紹介しながら「今後ともよろしくお願いいたします」と伝えれば、親しくなりたい気持ちを表現できます。また、取引先を訪れた際、帰り際に同様の挨拶をすれば、良好な関係を続けたい意向を示すことができるでしょう。
目上の人に使っても失礼には当たらない
「今後ともよろしくお願いいたします」という言葉は、丁寧な表現なので、目上の人に使っても失礼な印象は与えません。
例えば、上司に結婚したことを報告した場合。「おめでとう」とお祝いの言葉を言ってもらったときは、「今後ともよろしくお願いいたします」と返答することもできます。
結婚しても上司・部下の関係に変わりはないので、これからも世話になること、また、サポートしてくれることに対して感謝していることを伝えられるでしょう。
ビジネスメールの結びの文にも使える
「今後ともよろしくお願いいたします」は、話し言葉としても使う言葉ですが、書き言葉としても用いることが可能です。丁寧な表現なので、ビジネスメールにおいても問題なく使用できるでしょう。
「今後とも」と伝えることで、将来的にもお世話になるだろうという意味を持つため、文章の最後の言葉にふさわしいと考えられます。結びの言葉で迷ったときは、「今後ともよろしくお願いいたします」を使ってみましょう。