3つの代表的なSOSはこれ!
お手持ちの植物にこんな状態が見られたら、水が足りていない可能性があります。正しい水やり方法を覚えて、お気に入りの植物と心地よく過ごしてください!
1:シワがよる
2:丸くなる
3:下がる
適切な水やり方法は?
STEP1. 水やり道具はいたってシンプル!
必要なものはこれだけ! お手軽に3点セットを揃えましょう。
・ジョウロ(コップなどでも代用可能です)
・タオル(あると便利、汚れをふくなど)
・割り箸
STEP2. 土の湿り気チェック
水をあげる前に、必ずやってほしいこと! それは土の中の状態を知ることです。湿り気をチェックするために、表面の砂利やモス、麻袋など土を覆っているものを避けて、土の表面が見えてきたら指で触ってみましょう。湿り気がなければ水分が足りていない可能性があります。
次に表面だけでなく、土の中の湿り気具合もチェックします。割り箸を鉢の縁に沿って下の方まで優しく刺します。このとき根っこを傷つけないように気をつけましょう。10分間放置して割り箸をゆっくり引き抜いた時、以下の見分け方で土の状態を知ることができます。
・乾燥していて湿り気なし→水やりの必要あり
・水分を含んで湿り気あり→水やりの必要なし
※植物に、記事冒頭のSOSの症状が見られても、土表面が湿っていたり、割り箸に湿り気があった場合は、根が傷んでいる可能性があります。その際には水やりはせず、一旦土内を乾燥させるようにして様子を見てください。
STEP3. 水やりをしていきましょう
植物が水を欲している状態とわかったら、鉢全体に均等に水をあげてください。葉が密集していて蒸れやすい植物は、株元を避けて周りの土に水を含ませるようにすると、根が傷みづらくなります。
水の量は鉢のタイプによって変わるので、以下を参考にしてみてください。
・底に穴なしタイプ:プランターの1/4を目安に、鉢全体に均等にあげましょう
・底に穴ありタイプ:底から水が出るまで、鉢全体に均等にあげましょう。
(底に溜まった水は捨ててください)
※土壌水分計を使ってもOK!
土壌の水分量を色の変化でお知らせする水分計です。水やりのタイミングが一目でわかるので、初めての方におすすめです。
※霧吹きも効果あり!
葉の表面や裏側に霧吹きで水を吹きかけてあげると、害虫予防や加湿になるのでより健康に植物を育てることができますよ。植物のSOSサインが出始めたら、水やりの方法を参考にぜひ試してみてください!
“感葉植物”として、「観る」だけでなく「感じる」植物をお届けする植物のオンラインショップ。ひとつひとつの植物の個性にあわせて、関わり方をご提案。植物との新しい関係が築ける空間コーディネートを叶えます。
撮影・記事/parkERs(パーク・コーポレーション)
parkERs(パーカーズ)
フラワーショップ「青山フラワーマーケット」を展開するパーク・コーポレーション の空間デザインブランド。「日常に公園のここちよさを。」をコンセプトに、公園の心地よさを室内に取り込むデザインを追求。都会の中では気づきにくくなった自然をデザインによって身近にし、「人の感覚を呼び起こす空間デザイン」で新しい価値を生み出している。
市野澤未和(左)
プランツコーディネーターとして、都市部の室内を中心に植物を用いた空間デザインを手がける。
森美波(右)
「公園の心地よさを表現する空間デザイン」に携わる中で得た気づき・最新情報等を発信。
HP:https://www.park-ers.com/
Instagram:https://www.instagram.com/parkers_official/