大人は低めで結び落ち着きあるムードに。エアリーな毛束感をつくることで地味見えを払拭
若い頃は「せっかくのセレモニーだから華やかなアレンジに」という方もいたのではないでしょうか? けれど、40代はその場にふさわしい品格や周囲への気遣いを身だしなみでも表現することが大切で、髪型も清潔感のある落ち着いたスタイルがおすすめです。
そこでポイントとなるのが“低めの位置で結ぶこと”です。低めに結ぶことで重心が下がってエレガントな雰囲気になりますし、頭を動かした時に毛先が周囲の人に当たったり、髪が乱れたりするのを防げます。まとめ髪をつくる時にキープ力のあるヘアワックスなどを使い、エアリーさや毛束感をつければ程よい華やかさを演出することができるので地味に見える心配もありません。
「初級者編」と「上級者編」のそれぞれでおすすめまとめ髪を紹介しますので、ぜひ試してみてくださいね。
【初級者編】5分でできる!ふんわりキュッの上品ローポニーテール
FRONT STYLE
BACK STYLE
襟足近くでひとつ結びにしたアレンジは、髪全体をピチッとさせず毛束感で凹凸をつけると顔まわいりに程よくボリューム感が出ますし、上品な女性らしさが漂います。パールなど飾りつきのゴムを使うといっそうセレモニーらしい華やかな雰囲気になるのでおすすめです。
【ローポニーテールのつくり方】
1_硬めのワックスを少量とり、手のひら全体に広げてから髪全体につけます。この時、髪を下から上へ持ち上げるようなイメージで空気を入れながらほぐすのがポイント。
2_7:3で分け目をつけ、ブラシで髪をなでつけながら襟足近くで結びます。
3_硬めのワックスを少量、ひとさし指のはらにとり、親指とこすり合わせながらなじませたらトップ部分と後頭部から毛束を引き出します。細く少しずつ引き出すとバランスよく仕上がります。
4_前髪に短い毛がある場合は、ワックスをつけた指で毛束をつまみながら額になでつけるようにして斜めに流します。
【上級編】ねじり巻き&三つ編みで叶う、こなれ感のあるシニョン
FRONT STYLE
BACK STYLE
一見すると複雑そうですが「サイドの髪をねじって後ろで結ぶ」と「三つ編みを折り返してピン留めする」だけでつくれる大人シニョンです。髪全体をヘアアイロンでゆるく巻いておくと後れ毛にエレガントなニュアンス感がつきやすくなります。
【こなれシニョンのつくり方】
1_髪全体を32〜36mm程度ヘアアイロンでゆるく巻き、硬めのワックスをつけた手のひらで髪の下から上へ手ぐしを通しながらほぐします。ワックスをつけることで毛束感が出やすくなります。
2_サイドの髪をとり、ねじりながら後ろへ寄せてピンで固定。反対側も同様にし、左右の髪を指でひとつに合わせたらピンを外し、目立たないゴムで固定。
3_髪全体を襟足近くで手ぐしでまとめ、三つ編みを作って毛先4〜5cmでゴムで結びます。三つ編みは編み目をゆるめずにきっちりさせるのがポイントです。
4_ワックスをつけたひと差し指と親指で、三つ編みの編み目から毛束を細く引き出して全体的に崩します。後頭部も全体的に毛束を細く引き出します。
5_三つ編みの毛先を襟足に向ける形で三つ編みを折り、軽くねじってシニョン風にします。毛先が三つ編みの下に入るような形にし、2〜3箇所をピンで固定します。
いかがでしたか? 入園式や入学式などの学校行事はもちろん、仕事の会食や友達との食事会などにもおすすめなので、ぜひ参考にしてみてください。
▼メイク方法はこちらで紹介しています
撮影/向山裕信(vale./人物) ヘア&メイク/佐伯エミー モデル/浅野里絵、花田彩歌(ともにDomanist) 構成/片山幸代
あわせて読みたい