お教室だけに頼らない、中学受験を意識した家庭学習の方法
子供が産まれて1歳くらいを過ぎると、ちらほら聞こえてくる周りのお友達の習い事事情。私も第1子の時は小学校受験対策もかねて幼児教室、体操教室、絵画、クラシックバレエ…と様々な習い事をさせていました。その経験を経て、お受験予定のない5歳の次男が行なっている学習方法をお話します。
1. 知らず知らずのうちに身につける! タブレットやゲームを活用して楽しく学習
ゲーム?と思われる方もいるかと思いますが、まだ幼稚園児の息子に毎日座って勉強させるのは大変。それならば、遊びの中で学べばいいのではと考えて実践しています。ただしゲームソフトは『桃太郎電鉄』と『マインクラフト』のみ。桃太郎電鉄では地理や特産品を学べるし、マインクラフトはプログラミング的思考を養えます。特に社会の知識はほとんどが暗記なのでゲームを通して覚えておけば、中学受験に向けての〝貯金〟ができると母は目論んでおります。
また、勉強の教材は親が買い与えるのではなく、本人に選ばせて興味のある物を購入することで、飽きずに継続できていると思います。多少の偏りはでますが、現時点では知識を得る楽しさを育む事を優先しています。
兄相手にパズルを使って都道府県当てクイズ! 問題を出してるうちに覚えていきます。
次男が大好きな、水の体積を移動させる教材。毎朝やるのが日課になるほどお気に入り。
2. 国語力はすべての土台! 読み聞かせの大切さ
読み聞かせをされているご家庭も多いと思いますが、我が家では普段から一工夫しています。
▲左から『1話7分の読み聞かせお話集 入試実践編 1』、『1話5分の読み聞かせお話集 1』(日本学習図書)
これらの本は小学校受験用に長男が使用していたもの。約5分ほどの文章を読んだ後に、子供にその内容について質問する教材です。お受験では「お話の記憶」と言われる分野。お話を聴く集中力、記憶力(短期記憶)、名称の知識(語彙力)、イメージ力などが養われると考えられます。この分野は不思議なのですが、普段メモを取ったりする大人より、頭の柔らかい子供の方が訓練することでグングン伸びていくので驚きです。
普通の絵本でも読み終えたら「道に咲いていたお花は何?(名称)」「朝ごはんは何を食べていた?(記憶力)」「このお話を読んでどう思った?(イメージ力)」などと応用が可能なので、日々の読み聞かせにすぐにプラスできるのでおすすめです。
▲左から『しぜん キンダーブック』2021年6月号(フレーベル館)、『14ひきのさむいふゆ』(作・いわむらかずお/童心社)
季節感のある絵本も、知識が増えるのでよく読んでいます。
3. 何やかんや言っても〝書く力〟は必要!
▲本人どハマり中の『ポケモンずかんドリル』(小学館)
そうは言っても、将来的に文章を書く力は必須です。ただし私個人としては、幼稚園児の次男に毎日決まった時間にドリルをやらせるのは気が引けました。小学校へ上がったら一行日記や新聞の書き写しは少しずつさせたいけれど…。そこで、次男には気に入ったドリルを選んでもらい、特に時間を決めずに好きなタイミングで取り組ませることにしました。集中すると1日で1冊終わらせることもありますが、やる気がない時は数日取り組まないことも。ですが、本人がやりたい!と言って机に向かうのが理想なので、見守ることにしています。
処理スピードより、四角の枠内に濃く丁寧に書く事を大切に進めています。
いかがでしたでしょうか? 子供自身が学ぶことを楽しい!と思うことを尊重したら辿りついた、我が家の学習方法を紹介しました。
Domanist
鈴木まき
客室乗務員として8年勤務し、その後外資系の不動産会社に就職。2人目を出産するタイミングで退社してからは、数年間専業主婦として過ごす。最近仕事を再開し、資格取得のために勉強するなど、将来に向けて準備中。趣味は大人になってから始めたクラシックバレエ。
Instagram:https://instagram.com/mm.suzuk
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