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2024.04.17

「相見積もり」とは? 言葉の意味や読み方、似ている言葉を紹介!

「相見積もり」は、複数の取引先に見積もりを依頼するという意味。ビジネスシーンはもちろん、日常生活で「相見積もり」を依頼することがあるでしょう。この記事では、言葉の意味や使い方、似ている言葉などを紹介します。

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「相見積もり」の意味と読み方は

何かしらの発注で業者を選定する際、「相見積もり」が必要な企業は多いでしょう。「相見積もり」とは、複数の業者に見積もりを出してもらうこと。「相見積もり」を経費申請の条件とするところもあります。

「相見積もり」は業務を進める上で必要になることが多いので、言葉の意味や使い方を把握しておきたいですね。まずは辞書で調べた意味と読み方を紹介します。

辞書で確認

【相見積もり】
読み方:あいみつもり

複数の取引先などに同条件で見積もりを提出させ、比較すること。
『デジタル大辞泉』(小学館)より引用

「相見積もり」は、ビジネスシーンだけでなく日常生活にも関係します。商品やサービスを購入する際、複数の業者に相見積もりを依頼することもあるでしょう。引っ越しや自動車の売買、家のリフォームなどは、相見積もりを取ることが多いのではないでしょうか?

相見積もりを取ることで、価格や内容に対して客観的な判断がつきやすくなります。また、より希望に近い条件で購入できる可能性が高まるなど、相見積もりのメリットは多いと言えるでしょう。

電卓を持つ女性

(c) Adobe Stock

「あいみつ」と呼ぶことも

ビジネスシーンなどでは、「相見積もり」を「あいみつ」と呼ぶことがあります。これは「相見積もり」を略した言葉。「あいみつ」は「相見積もり」と同義と考えてください。

「見積もり」って?

「見積もり」の言葉の意味もあらためて紹介します。工事や製品などの、原価・日数・経費などを前もって計算して出すのが「見積もり」。「見積もり」を記したのが「見積書」であり、検討段階で提示されるものです。

「相見積もり」は、その「見積もり」を複数業者に依頼することを指すため、2つの言葉の意味は少し異なります。意味を混同しないように注意してくださいね。

「相見積もり」言葉の使い方

ここからは、「相見積もり」という言葉の使い方を見ていきましょう。例文も一緒にチェックしてくださいね。

使い方の特徴

「相見積もり」という言葉を使う場合は、「取る」「依頼する」「もらう」「お願いする」などをつけることが多いでしょう。「あいみつ」も同様の使い方をすると考えてください。

使い方の例文

実際の使い方を例文で紹介します。

《例文》
・今月中に相見積もりを取るよう指示された
・3社に相見積もりを依頼したが、届くのは来週になりそうだ
・相見積もりをもらう場合、各業者に同条件で依頼をしなければならない
・新プロジェクトにかかる経費については、必ず相見積もりをお願いします

上記以外に、「相見積もりを断る」「相見積もりを必要とする」のように使うこともあります。

家と電卓

(c) Adobe Stock

「相見積もり」似た言葉を紹介

ここからは、「相見積もり」に似た言葉を見ていきましょう。例文とあわせてチェックしてください。

「比較検討」

二つ以上のものを互いに比べ合わせることを意味する「比較」と、よく調べて考えることを表す「検討」が組み合わさった言葉。「ひかくけんとう」と読みます。それぞれの条件や特徴、内容などを明確にした情報をもとにして、方向性を考えることを意味します

「相見積もり」とほぼ同義ですので、言い換えの表現として使うことも可能。「比較検討」はよく知られている言葉ですので、こちらの方がより知られているかもしれません。

《例文》
商品やサービスを購入する際は、比較検討した上で決めるようにと助言された

「見積もり合わせ」

複数の業者から「見積もり」を取ることを意味する言葉。「みつもりあわせ」と読みます。意味は「相見積もり」と同じと考えてください。

「見積もり合わせ」は、官庁や地方公共団体などで使われている表現。広く知られている言葉ではないため、意味がわからない人もいるでしょう。

《例文》
見積もり合わせを依頼する業者について相談したいのですが、ご都合はいかがですか?

「相見積もり」関連する言葉を紹介

「相見積もり」に関連する言葉も見ていきましょう。主にビジネスシーンで使われる言葉ですが、意味などを把握しておくといいですね。

メール

(c) Adobe Stock

「発注」

「発注」は、注文を出すことを意味する言葉。注文と同義と考えていいでしょう。読み方は「はっちゅう」。ビジネスシーンでは注文を「発注」と表すことが多く、この言葉の方がよく使われています。「相見積もり」をもらった業者に対して、注文を出す際に「発注」と表すことが多いでしょう。

《例文》
相見積もりを検討した結果、A社に発注することが決まった

「受注」

「受注」は、注文を受けることを意味する言葉。「じゅちゅう」と読みます。「相見積もり」を出した先から購入などの注文を受けた場合に使われています。

《例文》
B社から受注をいただくことができたので、その報告をした

「失注」

「失注」は、受注を失敗することを表します。読み方は「しっちゅう」。受注できなかったことを表す言葉ですが、一般的に使われている言葉ではありません。基本的には特定の業界や企業の中でのみ通用することが多いでしょう。

《例文》
失注が続いたので、情報の分析とフローの見直しをすることになった

「概算」

「概算」とは、だいたいの数量や金額を計算するという意味。「がいさん」と読みます。ビジネスシーンでは、「相見積もり」や「見積もり」を概算で出すこともあり、「概算見積もり」のように使われることも。発注をしていない段階で、細部を簡略化せざるを得ない場合は、「概算」での金額提示となることが多いでしょう。

「相見積もり」は、だいたいの金額を把握するためにも行ないます。発注後、あらためて正式な金額での見積もりが出されますが、この金額は請求額と一致します。

《例文》
A社とB社に、概算の見積書を出してもらえないかと連絡した

「目算」

「目算」は、だいたいの計算をしたり、目で見て数量の見当をつけたりすることを指します。読み方は「もくさん」。特定の業界や企業で使われることが多いでしょう。「概算」と似た意味を持ちます。

《例文》
目算を立て、それをベースに見積もりを計算してください

最後に

「相見積もり」という言葉を紹介しました。ビジネスシーンにおいて経費申請をする際、相見積もりを必須とする企業は多いかもしれません。ふだんの生活においては、引っ越しや自動車の売買、家のリフォームなどで「相見積もり」を依頼するケースが多いでしょう。「相見積もり」にはさまざまなメリットがありますので、何かを購入する際は検討するのもいいですね。

TOP画像/(c)Adobe Stock

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