「遅ればせながら、新年のご挨拶を申し上げます。本年もどうぞよろしくお願いいたします」
挨拶や返信が遅れてしまった場合に使える表現です。特に年始のご挨拶や異動時の自己紹介が遅れてしまったときに、ご活用ください。
「遅ればせながら、先日の会議では貴重なご意見を賜り心より御礼申し上げます」
感謝をすべき場面で、連絡が遅れてしまったときに使えるフレーズです。連絡が遅くなることは決していいことではありませんが、だからといって放っておくのはもってのほかです。遅くなってしまったときには、「遅ればせながら」と一言添えてから文章を書き出しましょう。
「遅ればせながら」の言い換え表現や類語は?
場面に合わせて「遅ればせながら」を別の表現に言い換えると、より柔軟なコミュニケーションが取れるでしょう。ここでは、言い換え表現を3つ紹介します。
「遅まきながら」
「遅まきながら」は、「遅ればせながら」とほぼ同じ意味を持つ表現です。「遅まきながら、会議を開始いたします」などというように使います。
「遅くなりましたが」
「遅くなりましたが」は、ビジネスメールや日常のやり取りでもよく使われる表現ですね。「遅くなりましたが、資料をお送りいたします」などといった使い方が一般的です。
「お待たせをいたしました」
「お待たせをいたしました」は、特に相手を待たせてしまったことを強調したい場合に使える表現です。例えば、「お待たせをいたしました。資料の準備が整いました」というように使います。
特に、相手が自分の行動を待っていた場合には「遅ればせながら」より適切な場合があります。
最後に
「遅ればせながら」は、遅れてしまった負い目を表明しつつ、相手への誠意を伝えるための大切な表現です。正しい使い方を知り、適切な場面で活用することで、よりスムーズで信頼感のあるコミュニケーションが生まれます。この記事が、言葉選びのヒントとなり、日々のビジネスシーンで役立てていただければ幸いです。
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