相手の体調を気遣うメール、送る方がいい?
仕事の関係者の体調不良がわかったら、相手に体調を気遣う内容のメールを送るかどうか迷いますよね。そっとしておく方がよいのか、メールを送る方がよいのか、判断がつかなくて悩むこともあるでしょう。
メールを送るかどうかは、ケースバイケース。相手との関係や、相手の状況によっては、メールを送るのを控える方がよいこともあります。
こんな場合は、体調を気遣うメールを送る
相手が休むことで業務に支障が出るようなケースは、体調を気遣うメールを作成して送るとよいでしょう。「会議や打ち合わせが中止になった」「一定期間業務が止まることになった」のようなケースは、該当することが多いのではないでしょうか。
メールを書くときは、相手の体調や気持ちを労わり、業務については心配ないことが伝わるようにすると◎ 相手の心の負荷が少しでも軽減するよう、気持ちを込めて書いてください。
また、季節の変わり目や、暑さや寒さが厳しい時期に、体調を気遣う文面をメールに入れることもあります。これはあいさつで入れるので、相手の体調がよくても使って問題ありません。短めの言葉を選び、結びのあいさつとするのがおすすめです。
メールで体調を気遣う際、使える言葉を紹介
体調を気遣うメールを送るとなると、どのような言葉を選ぶのが適切でしょうか? このようなシチュエーションに使える言葉を3つ紹介します。
使える言葉1:お大事になさってください
「お大事になさってください」は、相手を選ばずに使える言葉です。この言葉には、「体を大切にする」という意味があるため、「お体をお大事になさってください」は、誤り。注意してください。
また、文頭に「くれぐれも」「どうぞ」を加えると、お見舞いの気持ちがより一層伝わるでしょう。
使える言葉2:ご自愛ください
「ご自愛ください」は、季節のあいさつなどでもよく使われている言葉。「ご自愛」は「体調に気をつける」「体を大切にする」という意味を含んでいます。「お体をご自愛ください」のような使い方は、意味が重複し、誤用と認識されますので、気をつけてください。
なお、「ご自愛ください」は、体調に問題がない相手にも使える言葉です。
使える言葉3:心よりお見舞い申し上げます
「お大事になさってください」をよりていねいに表現する場合に、この言葉を使います。相手が、長期療養が必要だったり、入院したりというケースは、この言葉が適しているかもしれません。
ただし、軽い風邪といった一時的な体調不良では、使うのを控えるのがよいことも。堅苦しい印象を与えやすいため、相手が驚いてしまうかもしれません。また、同僚や後輩、社内メールにも基本的には使われない表現です。
体調を気遣うメールでは、避けるべき言葉
メールで相手の体調を気遣う場合は、次の言葉は使わないようにしましょう。特に上司や目上の人、取引先に送るメールでは、避けることをおすすめします。
避けたい言葉1:大事にしてください
「お大事に」「大事にしてください」は日常会話でもよく使いますよね。しかし、この言葉は、上司や目上の人、取引先には適しません。ていねいさに欠け、敬語になっていないと取られることがあるからです。これらの言葉は、「お大事になさってください」に言い換えるとよいでしょう。