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WOMENその後の女妻母たちアフターストーリー

2019.05.28

座っている時間が長い人ほど寿命が短くなるって本当? 働きながら健康度や仕事効率を高める“ワークサイズ”とは【ワーキングマザーの仕事術】

ふと気づけば“今日も1日の半分以上はパソコンの前に座り続けていた”なんてことはありませんか?オフィスでの働き方が体にもたらす影響は想像以上に大きいもの。そこで、人間工学の専門家である(株)イトーキ商品開発本部の八木佳子さんに“パフォーマンスを上げる最新の働き方メソッド”を教えてもらいました。

Text:
谷畑まゆみ
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オフィスにいながらして健康改善を実現、パフォーマンスを上げる賢いワザ

「2012年にシドニー大学が中心となって行われた研究に“1日11時間以上座って過ごす生活を続けていると、たとえ日常的に運動をしていても、1日に3時間しか座らない生活の人に比べて15年以内に亡くなる確率が40%増える”という報告があります。オフィスで働く人が抱える健康問題の多くは、身体活動量の少なさに原因があるといわれています。

また、仕事をしているとどうしても働き方が片寄ってしまいがちです。たとえば事務職なら長時間座ったまま業務を行いますし、営業職の場合は1日の歩数は多いですが、出先でストレスを感じることも少なくないでしょう。

そこでイトーキではさまざまな職種、年齢層、役職の社員約30名を集めてワークショップを実施。それをふまえた実証実験を行い、仕事の生産性や効率性、創造の向上を図るソリューション“ワークサイズ”を発表しました。

たとえば、きちんとした姿勢で座るとか同僚とコミュニケーションをとるなど、一見ごく当たり前に見えるものが中心ですが、ポイントは“片寄りがちな働き方のバランスをとる行動を日常的に取り入れること”なんです。すぐに試せる6つのワークサイズをご紹介します」(八木さん)

仕事の質やパフォーマンスを向上させる「6つのワークサイズ」

1 立って仕事をする


「終日デスクワークで座りっぱなしの人は、ときどきは立って仕事をしてみてください。特に細かい数字確認などの集中力が必要な仕事は、立って作業したほうがはかどるのを実感できます。昇降式デスクやスタンディングデスクがあれば理想的ですが、カウンターやキャビネットの上など、立ち仕事にちょうどよい高さのところで行っても大丈夫です。初めは10分〜15分から、慣れてきたらトータルで1日2時間程度を目安に、可能な範囲で取り入れてみてください」

2 積極的に歩く

「誰かに用事があるときはメールではなくその人の席まで行って話す、エレベーターではなくあえて階段を使うなど、オフィス内で“こまめに歩く”行動を増やしましょう。脂質の代謝が促されて生活習慣病の予防にもつながります。立って仕事をする環境をもつことが難しい場合はなおさら、積極的に歩くことが大切です」

3 座り方を工夫する


「デスクワーク中は正しい姿勢で座るだけでなく、バランスボールのように体を動かせるアイテムを取り入れてみるなど、座り方も工夫しましょう。じっと座ったまま作業したときよりも疲労を軽減することができます」

4 ときどきストレッチする

「仕事合間にストレッチを取り入れるのも効果的です。普段はしない動きを行うことで、同じ姿勢で固まった筋肉をほぐして回復させます。息を吐きながら体を伸ばすと、心の緊張もほぐれます。休憩スペースで前屈したり、壁に両手をつけて立ち、片足ずつアキレス腱を伸ばしたりしてみましょう」

5 コミュニケーションをとる

「仕事をもつ人2万人を対象に“オフィス環境”について調査した結果、“職場できちんと挨拶したり適度に雑談したりしている人のほうが、健康でパフォーマンスが高い”ことがわかりました。普段からちょっとした会話をしていることで仕事の悩みを相談しやすくなったり、同僚の様子がいつもとは違うときにもすぐ気づけるなど、心の病気を未然に防ぐことにもつながります」

6 リラックスする


「オフィス環境は人工物が多いだけに、グリーンがあるだけで雰囲気が変わります。オフィスにグリーンがない場合は、昼休みなどに公園に行って緑を眺めてもよいでしょう」

八木さんによれば、「1日中ほぼ座りっぱなしのまま退社したり、ストレスを感じたままにしておくのではなく、仕事の合間に“心と体のリズムを整えるアクション”をとることで気力や集中力が復活してパフォーマンスを上げるきっかけにもなるんです」とのこと。忙しくて気持ちが焦っているときなどに思い出して、ぜひ試してみてください。

イラスト提供/イトーキ

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取材・文

谷畑まゆみ

フリーエディター・ライター。『Domani』連載「女の時間割。」、日本財団パラリンピックサポートセンターWEBマガジン連載「パラアスリートを支える女性たち」等、働く女性のライフストーリー・インタビュー企画を担当しています。

 

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