夫に専業主夫になりたいと言われたら
家事や子育てに協力的な男性は増えているし、女性としても助かるけれど、いざ「仕事を辞める」と言われたら…。
女性の4人にひとりは否定的
「夫が仕事を辞めて専業主夫になってもよい」という人は、男性では51.5%・女性では49.6%(「そう思う」「どちらかといえばそう思う」の合計。パートナーエージェント調べ)という結果。これに対して、専業主夫に対してネガティブ(「どちらかといえばそう思わない」「そう思わない」と回答)な男性は17.1%、女性は25.2%という結果に。
男性に抵抗があるのかと思いきや、女性側も4人にひとりが反対派。よく考えてみれば、収入のこと、子育てのこと、世間の目や将来のことなど、ざっと想像してみただけでも、課題は山積み。慎重になるのも、うなづけます。うまく解決していく方法はあるのでしょうか。
反対意見
家族や夫婦の形が多様化したといっても、またどんなに家事・育児の分担が進んでも、「夫は外で働き、妻は家庭を守る」という考えは根強いよう。それを証明しているのが、下のアンケート結果です。
●男性が考える理想の夫トップ3(複数回答)
1、家計を維持できる収入を稼ぐ……55.3%
2、子どもと休日に遊ぶ……44.3%
3、子どもの日常の世話をする……35.6%
●女性が考える理想の妻トップ3(複数回答)
1、毎日おいしい食事を作る……74.9%
2、いつも家の中をきれいに片付けている…… 70.4%
3、子どもの日常の世話をする……68.1%
(婚活支援サービス パートナーエージェント調べ)
「男性には収入」「女性には家事」というそれぞれへの期待は、今の世の中も大きくは変わっていないといえそうです。いうことは、この理想像から脱線したスタイルは、なかなか風当たりが強い…。それを突破して、新しい夫婦の形を築いているケースには、どんなものがあるのでしょうか。以下の章で見ていきましょう。
(参照:結婚を考えている彼から『 主夫 になりたい』と言われたららどうする?|DOKUJO)
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賛成意見
既成概念や周囲の目にも負けず、専業主夫を実践している夫婦は、どんな点にメリットを感じ、どう実践しているのでしょうか。
「就職して20年以上、がむしゃらに働いてお金を貯めたので、ここでひと休み(笑)。人生のうち3年くらいは家事と子育てに専念してもいいかなと思いました。仕事にまた戻ったとき、この経験が活きると確信しています」(元・金融/男性)
「うちの夫は、完全に私の仕事を応援してくれています。以前は私の出張期間だけ主夫をしていましたが、今は仕事を辞めて100%主夫。私は仕事に専念できて、昇進・昇給も目前です!」(外資系/女性)
専業主夫になるとどうなる?夫婦の悩み
2018年にヒットした書籍『たてがみを捨てたライオンたち』(白岩 玄・著)では、専業主夫になるべきか悩む男性が登場。自身の役割とプライドとで揺れ動く男ゴコロは、参考になります。さて、こうした思いの背景にあるものは。そして夫婦関係への影響は。