【目次】
・スリーサイズってどこ?
・スリーサイズ場所別の測り方
・気になるスリーサイズの平均値
・スリーサイズの理想とは?
・魅力的なボディラインを目指そう
スリーサイズってどこ?
理想の体形に近づけるためには、まずスリーサイズを把握しておくことが大切です。今の自分の体形と目標体形の差を数値で測れるため、効率的なボディメイクを目指せます。とはいえ、普段から頻繁に自分のスリーサイズを計測して把握している人はそういないのではないでしょうか?そもそもスリーサイズとは体のどの部分の数値なのか、どのように測ればよいのか基本的なポイントをおさらいしておきましょう。
バスト・ウエスト・ヒップのこと
スリーサイズとはバスト・ウエスト・ヒップの3カ所のサイズです。女性のスタイルを表現する際によく用いられる印象ですが、男性の体形を測る際にも使われます。男性の場合、バストの代わりに測る箇所はチェスト(両脇の下の付け根あたり)です。日本ではスリーサイズの単位としてセンチメートルを使用することが一般的ですが、海外ではインチが多く使用されます。スリーサイズはただ単に数値の大小を測るだけではなく、体形全体のバランスを把握することも目的です。バスト・ウエスト・ヒップの割合によって、メリハリのある魅力的なボディとなります。
スリーサイズを測るポイント
自分でスリーサイズを測るときには、メジャーと地面が平行になるように心がけることが正確な数値を出すためのコツです。自分の体に上手くメジャーを巻き付けられていないと、メジャーがゆがんで斜めになったまま計測することになり、実際のサイズよりも大きな数値が出てしまいます。逆に、平行を意識しすぎてきつくメジャーを巻き付けてしまうと、今度は本来のサイズよりも小さな数値が出てしまうため、正確な数値が分かりません。あくまで軽く巻き付けるのがコツです。
スリーサイズ場所別の測り方
実際に自分でスリーサイズを測ろうとしても、具体的にどこにメジャーを当てればよいのか分からないという人も多いのではないでしょうか。バスト・ウエスト・ヒップそれぞれに計測の基準となるポイントがあります。何となくメジャーを当てていても正しい数値は測れません。スリーサイズの場所別に測り方を知り、自分でもきちんと計測できるようになりましょう。
バストの測り方
バストを測るときには、胸の最も高い位置である乳頭部分で測定します。メジャーを背面・脇の下など見えづらい部分にまわすときには、床と平行を保つように気をつけましょう。バストの測定の際にはブラジャーが数値のかさ増しになるように思えますが、実際は外す必要はありません。特に胸の大きな人や下に垂れてしまう人は、逆にブラジャーを外すことで本来のトップバストが測れなくなるのです。どうしてもブラジャーを外して素肌で測る場合は、胸を軽く持ち上げて手で支えながら測定します。
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ウエストの測り方
ウエストを測る場所は、お腹の一番細くなっている部分です。具体的にはおへその2~3cm上の部分が胴回りで一番細くなっています。通常時のウエストサイズを測るため、測定は食事や飲酒の直後など、お腹がふくらんでいるときを避けましょう。腕を下ろして息を吐き、リラックスした状態がベストです。
ヒップの測り方
ヒップを測るときには、お尻のふくらみが一番高い場所にメジャーを当てます。自分で計測するときには分かりにくいため、鏡に向かって横向きに立って位置を確認しましょう。背筋を伸ばして真っすぐ立った状態で、正確なヒップのサイズが測れます。ヒップを計測するときには特にメジャーがたわみやすいため、鏡を見てメジャーが地面と平行になっていることを確認するのがポイントです。
気になるスリーサイズの平均値
体形は全体のバランスが大切だとはいえ、やはり自分の体の各サイズが他の人と比べるとどうなのか、気になってしまうものです。大手下着ブランドでは、ホームページ上で自分の年齢・身長・体重に加えてスリーサイズを入力すれば、日本人女性の平均数値との比較ができるサービスを行っています。自分の条件であればスリーサイズはどのくらいが平均値だといえるのか、一度チェックしてみましょう。ここでは、ざっくりとした一般的な数値を一例として紹介します。
出典:fitnavi(フィットナビ)ボディバランス診断| ワコール
年齢別の平均値
年齢別にスリーサイズの平均値を見てみましょう。20~24歳はバスト81.5cm・ウエスト63.8cm・ヒップ87.9cm、25~29歳ではバスト81.7cm・ウエスト64.7cm・ヒップ87.6cm、30~34歳ではバスト81.4cm・ウエスト65.8cm・ヒップ87.7cmです。これより年代が上がっていくと、より全体的にサイズアップして体形がふっくらしていく傾向が強くなります。もちろん体形や身長に個人差があるため、上記の数値はあくまで目安です。単純に数値だけを見て良し悪しは判断できない点には注意しましょう。
身長・体重の平均値も
総務省からは男女別・年齢別の平均身長と体重の数値が公表されています。身長・体重はスリーサイズのとらえ方に大きく影響しているため、意識してみましょう。女性の場合は11歳前後、男性の場合は13歳前後から成長期が訪れて身長が伸びますが、男女ともに20歳前後になると横ばいです。体重は年代が上がるほどに平均値も増加傾向が見られます。とくに30代の女性に注目すると、平均身長は158.4cm、近年の平均体重は53.5kgと年々微増傾向です。
出典:統計局ホームページ/日本の統計 2015-第21章 保健衛生
スリーサイズの理想とは?
スリーサイズの正しい測り方と平均値について分かったら、次はスリーサイズの理想的なバランスに着目しましょう。単に各部位の大きさではなく、バスト・ウエスト・ヒップそれぞれの差がどれくらいかで判断するのです。たとえ数値が大きめでも、スリーサイズの比率がよければメリハリのある美しいプロポーションに見えます。バスト・ウエスト・ヒップの理想の比率についてチェックしておきましょう。
ウエストとヒップの黄金比率
ワコールでは、女性の体形をV型・I型・X型・A型の4タイプに分類しています。バストが優勢であればV型、ボディラインがストレートであればI型、ウエストにくびれがあればX型、ヒップが優勢であればA型です。理想的なシルエットに最も近い体形はX型であり、バストとウエストに20〜25cm程度、ウエストとヒップに25〜30cm程度の差があればバランスのよい美しい体形に見えます。たとえ身長や体重が自分の理想から離れていても、体形が理想的な黄金比率に沿っていれば美しいボディラインになるのです。
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スリーサイズ以外の比率も
比率が整っているとボディラインが美しく見える箇所はスリーサイズ以外にもあります。ウエストを1とした時、肩幅が1.6であればバランスが整った美しい体形です。さらに女性が気になる箇所といえば太ももですが、太さは身長の0.3倍が理想的な太さといわれています。
ほっそりとして見える美脚に憧れている人は、ふくらはぎ・足首のサイズにも注目です。太もも・ふくらはぎ・足首の比率は5:3:2が黄金比であり、当てはまればしなやかでセクシーな足に見えます。なかなか足を測定する機会はないものですが、すらりとした足を目指したいなら一度メジャーで太もものサイズを測ってみましょう。
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海外における理想の体形
日本は細身で華奢なモデル体型を理想とする傾向がありますが、海外では痩せてスレンダーな体形は美しいというよりも、子どもっぽいと見られてしまうことがあります。海外で魅力的だとされる体形は、胸やお尻などつくべきところにはちゃんとお肉がつき、足首やウエストなど引き締まるべきところはキュッとくびれているメリハリボディです。
例えばアメリカでは日本人女性の標準体型はまだ痩せている部類であり、色白よりもヘルシーな小麦肌の方が人気のようです。他の国でも女性の美の基準は全く違います。さらに、現在海外では健康的でありのままの体形が理想的だという考え方が広まっており、無理に痩せることに固執せずに美を追求しているのです。
魅力的なボディラインを目指そう
理想のボディラインに近づきたい人は、スリーサイズのバランスをとるようにしましょう。ウエストやヒップの大きさが気になるからといって、単純にダイエットをするだけでは美しい体形になりません。スリーサイズをはじめ、体のさまざまな部位の黄金比を作ることを心がけることによって、魅力的な体形に仕上がるのです。美しいシルエットを目指すために心がけたいポイントをチェックしておきましょう。
筋トレやストレッチを行う
しなやかで引き締まった体を作るためには筋トレやストレッチなどの適度な運動が必要です。とくに体重は平均に近い数値であるにもかかわらず、お腹周りやお尻のバランスが悪いと感じている人は、筋力不足によりたるみが生じ、スリーサイズの比率が崩れている可能性があります。自分の気になる体の部位に合わせて運動メニューを考えましょう。ウエストを引き締めるのであれば腹筋やプランク運動、ヒップを整えたい場合はスクワットがおすすめです。
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バランスが大事
スリーサイズの黄金比を実現するためには、全体のバランスを重視しましょう。モデル体型に憧れる人は多いですが、単純に細く痩せれば美しくなるわけではありません。人によっては、ウエストが細くてもバスト・ヒップの数値が低く、ボリュームアップさせる必要があるかもしれません。胸が大きくても他の箇所の数値が低ければ、アンバランスな印象になってしまいます。パーツ単体だけでは女性らしく美しい体は追求できません。調和のとれたスリーサイズを目指しましょう。
数字にとらわれすぎないで
人によって身長・体重・骨格など個人差があります。自分の年代や周囲の人の平均値だけを見て理想のスリーサイズを判断していては、「本当の意味での美しい体形」にはなれません。数字だけを見ていては、過度なダイエットなどの間違った努力をしてしまうこともあります。ときにはウエストを何センチ小さくするという目標よりも、かわいいスカートをはきこなしたい・水着を魅力的に着たいという目標の方が有効な場合もあるのです。数字の達成ではなく、どんな自分になりたいかというイメージを大切にしましょう。
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