【目次】
・洗い流さないトリートメントの魅力
・洗い流さないトリートメントの種類
・洗い流さないトリートメントの選び方
・洗い流さないトリートメントの使い方
・~デパコス編~
・~ヘアサロン取り扱いブランド編~
・~プチプラ編~
【目次】
洗い流さないトリートメントの魅力
髪には年齢などが表れやすいもの。ツヤや潤いがある、みずみずしい髪を保つためには、トリートメントを使ったこまめなケアが必須といわれています。ホームケア用のトリートメントには、大きく分けると「洗い流すタイプ」と「洗い流さないタイプ」の2種類があります。洗い流さないトリートメントはどのようなときに、どのような目的で使用するのでしょうか?洗い流さないトリートメントは、洗い流すトリートメント同様、髪を健やかに保つのに役立ちます。洗い流すトリートメントと併用することも可能です。洗い流さないトリートメントの魅力について詳しくご紹介します。
気軽に髪をケアできる
洗い流さないトリートメントのほとんどは、髪が濡れていても乾いていても使用できます。髪が濡れている時につけるのはヘアケアの目的で、髪が乾いている時につけるのはスタイリング剤代わりとしてです。つけた後に洗い流したり、ドライヤーで乾かす必要がないので、いつでもどこでも気軽に髪のケアが可能です。トリートメント剤のみとうたっているタイプ、トリートメント剤+スタイリング剤代わりとして使用できるタイプと、タイプは違えどどちらもヘアケアとセットの両方で役立ちます。ヘアスタイルをキープしながら紫外線をブロックしたり、日中の髪の保湿に役立ったりと万能ともいえるヘアコスメです。
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成分が髪に浸透しやすい
洗い流すトリートメントの有効成分を髪の深層部にいきわたらせるためには、十分な量と時間が必要です。濡れた髪はキューティクルが開いた脆い状態なので、髪の深層部に有効成分を届けやすい反面、商品によっては浸透するまでに時間がかかります。洗い流さないトリートメントは、洗髪後にタオルドライをしっかりした髪に使います。少量でも髪の内部に浸透し、潤いやツヤをキープできるよう設計されています。特にオイルタイプは皮膜効果があり、髪をしっかりコーティングします。洗い流す必要がないため、つけた直後に有効成分が失われることもありません。
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洗い流さないトリートメントの種類
洗い流さないトリートメントには、いくつか種類があります。テクスチャーや香り、効能などで使い分けられるのも魅力です。髪の状態によって、異なる種類の併用もできます。主な5種類について違いや効能を見ていきましょう。
ツヤを与えるオイル
洗い流さないトリートメントの中でも髪にツヤが欲しいなら、オイルタイプがおすすめ。特に、髪がパサつくドライヘアの人や大気が乾燥する冬場は効果的です。ロングヘアの人や、毛先が日焼けしやすくエアコンの風にさらされる真夏も積極的に使用するとよいでしょう。ドライヤーの熱や風からの保護効果も高いです。
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補修をするクリーム
髪のダメージを改善したいときは、クリームタイプのトリートメントが重宝します。特に、水分を弾いて乾燥しやすい硬い髪の人はぜひこのタイプを。クリームのトリートメントは、スキンケアで例えると「美容クリーム」のような役割です。髪の乾燥やキューティクルのダメージから髪を補修しつつ、保護します。髪への栄養分が配合されているものが多く、しっとりと仕上がるのが特徴です。
保湿をするミルク
ミルクタイプの洗い流さないトリートメントは「伸びが良く、髪全体の保湿」に向いています。保湿しながらまとまりがある髪を目指すなら最適です。ブリーチやカラー、パーマなどによるケミカルダメージを受けた髪には、ミルク+オイルがいいでしょう。オイリー・ドライなど、あらゆる髪質に対応できるよう水分と油分のバランスが工夫されています。セット力があるものもあるので、髪を乾かした後の仕上げに使うのもおすすめです。
コーティングをするジェル
髪を乾燥や熱・紫外線から守りたいなら、ジェルタイプはいかがでしょうか。ジェルタイプは、ダメージ補修効果はさほど期待できないものの、「髪に被膜を作り、潤いを封じ込め、ストレス要因から髪を保護」します。油分が多いタイプはしっかりと、水分が多いタイプはしっとりとした手触りに仕上がる傾向です。ジェルは、トリートメントというより、ほとんどが「トリートメント効果のあるスタイリング剤」という位置づけです。ウエットな質感が作れるため、アップスタイルのおくれ毛、前髪などになじませると、ぐっとおしゃれな雰囲気になるでしょう。
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浸透力が高いミスト
膨らみやすいクセ毛さんはミストタイプを。直接髪に吹きつけられるので手が汚れません。テクスチャーも軽く、洗い流さないトリートメントの中でも、特に気軽に髪のケアができます。しかも、ミストの水分にはトリートメント成分が溶け込んでいるので「浸透力は非常に高く優秀」です。寝起きの寝グセ直しや、ドライヤー前の髪の保湿など万能に使えます。
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洗い流さないトリートメントの選び方
洗い流さないトリートメントは、さまざまなタイプが多くのメーカーから販売されています。プチプラ品からデパコス、サロン専売品まで種類豊富なので、どれを選んでよいか迷いがち。トリートメントは自分の髪質に合うものを選ぶことが重要です。ヘアサロンで美容師におすすめされたトリートメントを使うのがベストですが、選び方を知っていれば市販品でも自分に合うトリートメントを見つけることができます。洗い流さないトリートメントを選ぶポイントを見ていきましょう。
成分を確認
洗い流さないトリートメントは使うシーンや目的によって使い分けが必要な場合があります。例えば、就寝中に髪を補修するタイプとドライヤーの熱から髪を保護するタイプでは、成分が異なるのです。髪の補修が目的ならケラチンやコラーゲン、髪の保護が目的なら油分が多く配合されています。髪をサラサラにする成分としては、シリコンが配合されていることがほとんどです。商品によっては、進んで使いたくないと思っている成分が配合されている可能性もあります。香料も好みの香りか、チェックが必要です。市販品の洗い流さないトリートメントでも、化学物質が入っていない天然由来成分100%の商品があります。「アレルギー体質や特定の香りが苦手な人」は、特に注意をして成分を確認しましょう。
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自分の髪質で選ぶ
髪質に合ったトリートメントを使うことで、髪にさらにいい影響があります。髪質は、硬さや乾燥のしやすさ、クセの有無など、人によってそれぞれ異なるものです。硬い髪の人はクリームタイプ、乾燥しがちな髪にはオイルタイプ、やわらかくて絡みやすいクセ毛はミストタイプなど、髪質と相性のいいトリートメントをセレクトすることが重要です。市販品でも、トリートメントに合う髪質については説明書きに記載されている場合がほとんどです。客観的に髪質を判断して選びましょう。
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髪型や悩みに合わせて
カラーリングやパーマをしている人は、専用のトリートメントを選ぶのもおすすめです。カラーリングやパーマから生じた髪のダメージを和らげ、長期間美しい状態でヘアスタイルをキープできます。また、ロングヘアにはオイルやミルク、ミストなど、髪全体に浸透させやすいタイプのトリートメントが適しています。ショートやボブを乾かした後の仕上げとしては、ややセット力のあるクリームやジェルが重宝します。さらに、乾燥しがちな髪はオイルやクリーム、ぺたっとしがちな髪はミストなど、悩みによっても向いているタイプが異なります。髪型が決まらない理由などを冷静に分析してから、トリートメントを選ぶのが良いでしょう。
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洗い流さないトリートメントの使い方
洗い流さないトリートメントを使う際、髪の状態によって、つけ方を工夫するとより効果的です。使う際の注意点もあらかじめ知っておくとよいでしょう。洗い流さないトリートメントを使う際のコツを紹介します。
濡れた髪に使う場合
濡れた髪はキューティクルが開いています。摩擦に弱いデリケートな状態なので、トリートメントをつける前にしっかり優しくタオルドライしましょう。髪につける際は、まず両手にトリートメントを広げて毛先から髪を優しくはさむようにしてなじませるのがポイントです。ミストタイプもつけた後、軽く手で髪を押さえることで、より髪の深層部に浸透しやすくなります。くれぐれもビショビショに濡れたままの状態でつけたり、強引に手ぐしを通したりしないように注意しましょう。水分が多いと浸透しにくく、効果を感じづらくなります。また、有効成分が落ちてしまったり、キューティクルが傷ついたりします。ドライヤーで乾かす際は、根元から毛先までしっかり乾かします。高温で乾かすと髪がパサパサになるので、熱すぎない強い風で手早く乾かすのがコツです。
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乾いた髪に使う場合
洗い流さないトリートメントは、寝グセ直しやセットの際にも重宝します。寝グセのついた髪を一度とかしてからトリートメントをつけ、ドライヤーで乾かしてクセを直します。ヘアアイロンを使う前に使うのも有効です。ただし、トリートメントの水分が髪に残った状態でヘアアイロンを通すと髪に負担がかかるので、その場合はドライヤーで水分を飛ばして完全に乾かしてからヘアアイロンを使いましょう。ブロー後に使うとさらに髪がまとまり、ツヤがアップします。また、ワックスやクリームに混ぜて使うのも効果的です。キープ力の強いスタイリング剤から髪を保護できます。毎日スタイリング剤を使う人には、特におすすめの使い方です。紫外線や乾燥が気になる季節には、外出先でも使いやすいミストタイプのトリートメントが便利です。外的ストレスから髪を守るだけでなく、不快な香りがつくのを防ぐ効果があるミストも市販されています。
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使う際の注意点
洗い流さないトリートメントは毛先を中心に使うのがおすすめです。生え際につけると頭皮や髪全体がべたついたり、毛穴汚れの原因になり、人によってはかゆみが出たりします。また、ドライヤーやヘアアイロンを使う際につける洗い流さないトリートメントは、耐熱性の高いタイプがおすすめです。髪が濡れているときや、ドライヤー・ヘアアイロンを使う前だけでなく使った後にもトリートメントすることで効果が上がるといわれています。ただし、油分が多いため髪に残りやすく、つけすぎないように注意してください。
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洗い流さないトリートメント ~ナチュラル処方編~
天然由来の植物などから髪に効果的な成分を取り出して配合したオイルは、ベタッとした重さがないのが特徴です。シャンプー時に髪残りしにくいものポイント。また、香りもアロマ系など自然なものが多く、癒されるという人も。ナチュラル処方ならではの軽やかなトリートメントをご紹介します。
爽やかな香り「ジョンマスターオーガニック G&Cリーブインコンディショニングミスト N」
肌や髪だけでなく環境にも配慮し、天然由来にこだわるコスメブランド「ジョンマスターオーガニック」から紹介するのは、携帯しやすいヘアミストです。天然のシリコンとも例えられるブロッコリー種子油が、オーガニック成分100%とは思えないほどしなやかな指通りを実現させます。コーミングやドライヤーのストレスが軽減しそうです。他にも髪に潤いとまとまりを与え、ツヤを引き出す加水分解オオムギタンパクもたっぷり配合されています。イランイランとグレープフルーツがミックスされた爽やかな香りなので、朝の身支度や仕事の合間に吹きかけるとリフレッシュできそうです。
商品名:ジョンマスターオーガニック G&Cリーブインコンディショニングミスト N
髪になめらかさとツヤを与える「ザ・プロダクト ヘア シャイン セラム」
オーガニックヘアケアブランドの「ザ・プロダクト」のセラムもおすすめ。パーム油脂肪酸エチル、ラベンダーオイル、カミツレ花エキス、ローズマリー葉エキスのオーガニック成分配合の髪の美容液です。紫外線などの外的ダメージから髪を守り、髪のからまりやもつれを解消することで髪へのダメージを減らします。軽い使い心地で、ゴワついた髪もまとまりよく仕上げます。外出先でも手軽に使いやすいスプレータイプ。
商品名:ザ・プロダクト ヘア シャイン セラム
保湿成分配合「シロ サボン ヘアミスト」
「シロ」は自然の恵みがもたらす美容の可能性を追求するコスメブランドです。キューティクルを保護する働きをもつ保湿成分の「がごめ昆布」と「ゆず」のエキスを配合しています。柑橘系の爽やかさも残しつつ、サボンベースで清涼感のある香りが魅力です。しっかりまとまる、健やかな髪を育てたい人におすすめの逸品といえます。
商品名:シロ サボン ヘアミスト
洗い流さないトリートメント ~ヘアサロン取り扱いブランド編~
毎日髪を扱っている美容師が使用する、ヘアサロン取り扱いのヘアコスメには安心感があるもの。特に多くの美容師から支持を集めるのは、どのブランドのトリートメントなのでしょうか。数あるヘアサロン取り扱いのブランドの中でも、おすすめの洗い流さないトリートメントを見ていきましょう。
まとまりのある髪へ「ケラスターゼ オレオ リラックス マジック ナイト セラム」
ヘアサロンでも取り扱いの多い、ヘアコスメブランドの代表格ともいえる「ケラスターゼ」。ケラスターゼの中でも「オレオ リラックス マジック ナイト セラム」は、くせ毛や扱いにくさを感じる髪に特化し開発された、洗い流さないトリートメントです。イリス根エキスと5種のビタミンブレンドを配合し、ダメージの補修と髪質改善が期待できます。夜のヘアケアに使用すれば、翌朝の髪の手触りの違いに感動できるかもしれません。
商品名:ケラスターゼ オレオ リラックス マジック ナイト セラム
髪のベース作りにも「モロッカンオイル トリートメント」
世界でもロングセラーのモロッカンオイルは、アルガンオイルにこだわるヘアコスメブランドです。ブランドのシンボリックなアイテムであるトリートメントオイルは、軽いテクスチャーで髪の悩みに応えてくれるでしょう。1度使うと「もうこのオイルなしは考えられない」という口コミもあるヘアオイルです。ヘアケアとスタイリングの両方に使えて、髪本来のツヤやコシの再生に役立ってくれるはずです。
商品名:モロッカンオイル トリートメント
洗い流さないトリートメント ~プチプラ編~
薬局やバラエティショップでも手に入るプチプラ品にも、デパコスやサロン品に劣らないトリートメントが存在します。中でも、口コミや評判が良いプチプラ品の洗い流さないトリートメントを2選ご紹介します。
毛先まで傷んだ髪もなめらかに!「パンテーン モイストスムースケア インテンシブヴィタミルク」
プチプラの代表格といえば「パンテーン」。有効成分が髪の分子レベルにまで浸透しつつもベタつきの少ないウォータークリームタイプの洗い流さないトリートメントは、プチプラでありながら効果が実感できるアイテムです。サラッとしたクリームが髪をしっかり包み込み、なめらかな手触りに導きます。ホホバオイルが配合されているため、つけた瞬間からツヤが生まれてしなやかに。パサついてまとまりにくい髪でも、タオルドライ後の毛先を中心になじませて乾かせば、驚くほど髪が落ち着きます。夜にしっかりケアしておくと、翌朝のブローや巻き髪の時短につながりますよ。
商品名:P&G パンテーン モイストスムースケア インテンシブヴィタミルク
しっとりと潤う「エイトザタラソ リペアショット&EXモイスト 美容液オイル」
低価格でありながら「スキンケア感覚の高いトリートメント効果」を実現させたのが、エイトザタラソの美容液オイルです。油分だけでなく水分もふんだんに配合されているので、たっぷりつけてもべたつかず、みずみずしい指通りが実感できます。紫外線や湿気といったストレス要因にも対応するなど、高いコスパが人気の理由です。シャンプー後の髪を乾燥させるときだけでなく、朝のスタイリングにもプラスして健やかな髪を手に入れて。
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