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そもそもハイボールとはどんなお酒?
ハイボールとはカクテルの名称で、一般的にウイスキーを炭酸水で割った飲み物のことを言います。実はこのハイボール、カロリーが気になるダイエット中も飲みやすいお酒として知られているのです。
ハイボールのカロリーと糖質量はどれくらい?
ハイボールジョッキ1杯のカロリーは「70kcal」
通常ハイボールは、炭酸水とウイスキーで作られます。炭酸酢のカロリーはゼロなので、ハイボールのカロリーはウイスキーのカロリーで決まると言われています。
日本食品標準成分表2020年版(八訂)によると、ウイスキー100gあたりのカロリーは234kcal、糖質は0gです。ウイスキーと炭酸水の割合を1:4で作った場合のハイボールのカロリーは以下のような数値になります。
ジョッキ1杯(150ml)約70kcal
缶1杯(350ml)約164kcal
缶大1杯(500ml)約234kcal
ハイボールの糖質量は「0g」
ハイボールに使われるウイスキーは蒸留酒のため、蒸留する過程で糖質は取り除かれます。そのため糖質は含まれていません。つまり、どれくらいの量のハイボールを飲んでも、糖質量は0gということ。
カロリーは高いですがアルコール度数も高いため、少量で済むならビールを何杯も飲むよりも低カロリーになります。ただしガブガブ飲んでしまってはもちろん意味がありません。
ハイボールとその他お酒のカロリーを比較
ビールやワインと比較
原料によりますが、お酒にはしっかりとカロリーが含まれます。
例えばビールなら100gあたり40kcal、ワインなら77kcal、梅酒なら156kcalもあります。お店で提供されるような量なら、ビールは中ジョッキで145kcal、ワインはワイングラス1杯で90kcal、レモンサワーでも110kcalほどあります。
よく、アルコールは【エンプティカロリー(空のカロリー)】と言われますが、これは「カロリーがない」という意味ではありません。エンプティカロリーとは「カロリーが高いのに、ほとんど栄養素がない」という意味で使われます。
糖質を含むお酒は太りやすい
ハイボールの糖質量は0gでしたが、お酒には糖質が含まれるものが多く、体に必要な栄養素をほとんど含まないだけでなく、アルコールが分解されるときに中性脂肪の合成が高まってしまうという話も。多量摂取は当然太りやすくなりますよね。
糖質は消費されないと脂肪として体に蓄積されてしまうので、糖質を多く含むお酒の過度な摂取はダイエットに大敵。
お米から作られる日本酒、麦から作られるビールなどは糖質が高い傾向にあり、果実酒やリキュールなども、糖分を加えて作られることが多いので注意が必要です。
カロリー控えめにハイボールを楽しむ方法
炭酸水以外で割らない
できるだけ低カロリー、糖質ゼロのまま飲むなら、割りものはカロリー・糖質ともにゼロの炭酸水のみにしましょう。
コーラやジンジャーエールなどの砂糖を使ったジュースで割ったものは、カロリーだけでなく糖質も高くなってしまうので注意して。
20時以降の飲み方に気をつける
お酒を飲むと夜が遅くなりがち。できれば早めに切り上げるのが一番ですが、もし20時以降も飲むのなら糖質の含まない蒸留酒に切り替えて。
ハイボール以下に糖質が多いワインやビールも飲むのなら20時まで。それ以降は焼酎やウイスキー、引き続きハイボールだけにしましょう。もちろん飲み過ぎはNGです。
またプリン体や糖質カットをうたっている発泡酒は、糖質のカットはできますが添加物も多いので注意して。
一緒に食べるおつまみにも注意して
お店など外でお酒を飲むときは、選ぶメニューや食べる順番を工夫して。
例えば揚げ物は天ぷらやフライ、唐揚げは衣が油を吸収しているので「素揚げ」にする、などの工夫を。 食べる順番は海藻、野菜、きのこ類などの食物繊維が多いものから食べ、次にタンパク質。炭水化物は最後に食べましょう。これにより血糖値の急上昇を抑えられます。