【目次】
・アルコールにはどれくらいのカロリーがある?
・アルコールで太らない飲み方のコツ
・低糖質・低カロリーな「焼酎」に注目
・糖質が気になる方がウイスキーもおすすめ
・オンライン飲みにおすすめな缶ビール
アルコールにはどれくらいのカロリーがある?
お酒は原料によって変わりますが、しっかりカロリーがあります。
例えばビールなら100gあたり40kcal、ワインなら77kcal、梅酒なら156kcalもあります。お店で提供されるような量なら、ビールは中ジョッキで145kcal、ワインはワイングラス1杯で90kcal、レモンサワーでも110kcalほどあります。
よく、アルコールは【エンプティカロリー(空のカロリー)】と言われますが、これは「カロリーがない」という意味ではありません。エンプティカロリーとは「カロリーがあるのに、ほとんど栄養素がない」という意味で使われます。
お酒は糖質が高いものが多く、体に必要な栄養素をほとんど含まないだけでなく、アルコールが分解されるときに中性脂肪の合成が高まってしまうという話も。
多量摂取はカロリーをたくさん摂っていることになります。
糖質の摂りすぎに注意
糖質は消費されないと脂肪として体に蓄積されてしまうので、糖質を多く含むお酒の過度な摂取はダイエットに大敵。
お米から作られる日本酒、麦から作られるビールなどは糖質が高い傾向にあり、果実酒やリキュールなども、糖分を加えて作られることが多いので注意が必要です。
おつまみを食べ過ぎない
お酒そのものではなく、お酒と一緒に食べるおつまみが原因で太る可能性も高いです。
お店で出されるおつまみには、唐揚げやフライドポテトなどの脂質たっぷりのメニューが多く、味も濃いめでさらにお酒が進みます。
また体はアルコールのエネルギーを優先して消費するため、食べたもののカロリーや体内の脂肪分が燃焼されづらくなり、いつもより体内に残ってしまう可能性が。
太らないためには、飲み方や一緒に食べるおつまみの工夫が必要なのです。
アルコールで太らない飲み方のコツ
糖質が多いアルコールは20時まで
ワインやビールなどは、糖質が多いので20時までと決めましょう。最近多いプリン体や糖質カットをうたっている発泡酒は、糖質は抑えられますが、添加物が多いのが難点です。20時以降は糖質が含まれない焼酎やウイスキーなどを選ぶと、翌朝もむくまずすっきり。もちろん飲みすぎはNG(管理栄養士・健康運動指導士 小島美和子さん)
低糖質・低カロリーな「焼酎」に注目
そもそも焼酎とは?
焼酎とは、「穀類(米・麦など)や芋類(さつまいもなど)を発酵させた液体を蒸留した、蒸留酒の一種」です。液体を蒸留することで、アルコール度数を高めている特徴を持っており、全国各地で地域の特色を活かした焼酎が醸造されています。
焼酎は、蒸留している過程で糖分が除かれるため、糖質ゼロや低カロリーなのが魅力。ビールでは気になってしまうプリン体も、焼酎にはほとんど含まれていないのは嬉しいポイントです。
日本を代表するお酒の一つに日本酒がありますが、焼酎との違いは造り方にあります。日本酒はアルコールを酵母の力で発酵させて造る「醸造酒」に分類されていることから、原材料が似ていても焼酎とは違う種類のお酒です。
焼酎の種類
焼酎には、主に「麦焼酎」「芋焼酎」「米焼酎」の3種類があります。それぞれの特徴について見ていきましょう。
「麦焼酎」は、大麦を主原料とした焼酎です。麦特有の香りとすっきりとした味わいが楽しめます。「芋焼酎」は、さつまいもを主原料とした焼酎です。芋特有の甘味と濃厚な味わいがクセになります。
そして「米焼酎」は、米を主原料とした焼酎です。クセがなく飲みやすい味わいが、女性にも人気です。
同じ焼酎の種類でも、各酒造メーカーでこだわりを持って醸造していることで、味わいの違いを感じて楽しめます。種類だけではなく、どのような工夫で味わいを引き立てているのか分かれば、お気に入りの焼酎を見つけられるようになるはず。
使用している材料
焼酎は原料の違いから主に3種類があるというのは前述しましたが、それぞれ味わいに違いがあることから、選ぶときの指針ともなります。
原料の香りや旨味をしっかりと堪能するためにも、まずは安い銘柄の麦焼酎・芋焼酎・米焼酎を用意して、ロックやストレートで飲んでみてください。それぞれの味わいの違いから、好みの種類が決まれば、より絞り込みやすくなります。
アルコール度数
焼酎によって、アルコール度数は20〜40度まで幅広く用意されています。アルコール度数も、飲みやすさに影響してくることから、ストレート・水割り・お湯割りなど、飲み方次第で香りや旨味にも差があるため、同じ焼酎でも飲み方を変えてみるなどの工夫を凝らして、自分好みの味わいを見つけてみてください。
糖質が気になる方がウイスキーもおすすめ
ウイスキー
ウイスキーも蒸留酒のため、蒸留する過程で糖質は取り除かれます。そのため糖質はゼロ。カロリーは高いですがアルコール度数も高いため、少量で済むならビールを何杯も飲むよりも低カロリーになります。ただしガブガブ飲んでしまってはもちろん意味がありません。
ハイボール
ウイスキーを炭酸で割ったハイボールは、ウイスキー同様糖質は含まれません。ただし、コーラやジンジャーエールなどの砂糖を使ったジュースで割ったものは、当然糖質が高くなってしまうので注意。
オンライン飲みにおすすめな缶ビール
金麦 糖質70%オフ
「ビールは糖質が気になるところ…ではありますが、これならいっか、と思えるし、変な甘さもなくスッキリおいしいので最近はこれ一択。「クロウ キャニオン ホーム」の琺瑯タンブラーに入れて飲んでます。このマーブル柄が好きすぎて、マグもボウルもプレートもそろえちゃいました」(ライター・村井 絢さん)
キリン 淡麗グリーンラベル
「糖質オフやカロリーオフ系はなかなか味とのバランスが難しいですが、『淡麗グリーンラベル』はビールの味わいと発泡酒ならではの軽さが飲みやすく、糖質70%オフで罪悪感少なめ。サラッと飲みやすいので今の時期特におすすめです。私が勝手に『痩せるビール』と呼んでおり、子どもたちに『…痩せないよ?』と突っ込まれながら飲んでます(笑)」(Domanist・金子ゆりさん)