人に頼ることが苦手
人に仕事を任せたり、大変なときに人に頼ったりすることができない人も、イライラしやすい傾向に。仕事ができないと思われるのが嫌で、周りの人に悩みや相談ができず、一人で抱え込んでしまいます。
また、自分でやった方が早いと思って、一人でたくさんの仕事を背負ってしまっている場合も。
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【目次】
自分がイライラするときの対処法
どのような心理ですぐにイライラしてしまうのかについて見てきました。
では、自分がそのような状況になった場合はどうすれば良いでしょうか?次は自分がイライラしてしまった時の対処法について見ていきましょう。
リラックスする時間を設ける
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一般的に、日頃から適度にリラックスする時間を設けることは、自律神経のバランスを整え、イライラや不安を和らげることができると期待されています。
ストレスや緊張を抱えることが多いと、自律神経のバランスが乱れて交感神経が優位になります。するとイライラや不眠、肩こり、頭痛など、精神的にも体的にも体調を崩しやすいのだとか。
そのイライラはもしかしたら、自律神経のバランスが崩れたことで起きている可能性も。意識的にリラックスする時間を作る努力をしてみましょう。
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物事のいいところに目を向ける
物事を考えるときに、ポジティブに締めくくることで、嫌な感情を和らげることができます。
例えば嫌なことがあったときに、「最悪だった」で終わると、ネガティブな感情だけが強く残ってしまいますが、「最悪だったけれど、△△は良かった」とポジティブに締めくくることができれば、その都度イライラせずにいい面にも目が向くようになります。
人はネガティブになっているときほど、他人の欠点や物事の理不尽さに目がつきやすくなるもの。人の長所や物事の良かったところに視点を変えることができれば、ネガティブな思考に頭を支配されることは少なくなるはずです。
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冷静に本質を考える
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思わずイライラを人にぶつけてしまいそうになったら、一旦落ち着いて状況を見つめ直してみましょう。心理カウンセラーの吉野さんによれば、そのときの怒りに任せず、一瞬冷静になる時間を作るべきだと言います。
「苛立ったときは怒りに任せず、『なぜ苛立ってしまったのか、どうしたら良かったのか、自分はどうして欲しいのか』などを考えてみましょう。その場の感情で動くのではなく、一瞬立ち止まって冷静になり、物事や自分の感情に対してロジカルに考えるようにしてみてください」(吉野さん)
自分にゆとりを持つ
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家庭でも職場でも、あまりに忙しいときは思わず余裕をなくしてしまう瞬間もあるはずです。でもそんなときだからこそ、落ち着いて物事をシンプルに捉える努力をしてみましょう。
「多忙過ぎて限界と思うときこそ、深呼吸をし、冷静になって自身の気持ちを落ち着けてください。物事はどんな難解に思えるものでも実はとってもシンプル。そのシンプルさが重なって複雑になっているため、落ち着いてゆとりを持って解きほどいてみてください」(吉野さん)
自分がイライラしやすいシチュエーションを分析する
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心療内科医の田中茉里栄さんによると、自分がどういったシチュエーションでイラッとしやすいかを分析することで、前もった対応策を講じられると言います。
「私の場合は急患が入っていつもより疲れて帰ってきたときには、明らかにいつもよりイライラしやすくなっているなと感じます。そんなときにはあえて家事はせず、デリバリーを取ったり、お風呂に入ってすぐに寝てしまうようにしています。
ご自身のイライラしやすいシチュエーションを分析することで、前もって対応策を講じることができたり、自分がイライラしているという自覚をもつことで『今余裕がないの、手伝ってくれる?』と周りにヘルプを求めるという選択肢もできるでしょう。」(田中さん)
イライラしてしまう原因を前もって分析し、対応策を用意しておけば、周りに当たることもなく冷静にやり過ごすことができそうですね。
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