好感度が高いと思っているのは本人だけ!?
「いつもニコニコおしゃべりをして、ポジティブな発言をしているママ友。一見フレンドリーなママに見えるのですが、ママ友同士で真剣な話をしている間に割って入って、空気を読まずに話し始めたり、自分に都合の悪い話になるとピタッと耳に栓をしてしまう。自分では好感度が高いと思っているようですが、私たちの間では〝子どもと一緒=幼稚園児〟 と認識されています」(40代・静岡県・子ども1人)
Yoshida’s Voice
「場違いな発言や、自分で対応できないことになると無関係な態度をとるというのは、もしかするとその方の性質なのかもしれません。悪口や噂話をする、嫌がらせをするような人でなければ、そのママの一個性としてそのまま受け入れるというのも手ではないでしょうか。『幼い人』と位置付けられながらも、輪の中に入れてあげられる皆さんは素晴らしいと思います」
【アンケート結果】読者の皆さんはどう付き合ってる?
読者アンケートからは「関わらない」、「真剣に対応しない」、「深い話をしない」という声が多数寄せられました。ほかにも「気を使わないで接する」、「こちらの言いたいことだけ伝える」相手のことを考えなくてもOKという対処法も見られました。能天気な態度にイライラしないでいるには、皆さん大人として距離感を上手に保っているという結果に。しかし、中には「楽しむ」や「フォローする」など自分なりに前向きな行動を取る人も。
【臨床心理士がアドバイス】能天気な人にイライラしない! 上手に付き合う方法とは?
「能天気なパーソナリティというのは、幼さ、本人の努力の足りなさと理解されがちですが、どちらかというとご本人の性質・能力と関係していることも多いので、多様性として受け入れてくださるといいなと思います。また、一見困った存在に見えて、実は場の雰囲気を和ませていたり、軽薄さ、むこうみずから何かが生み出されていることもあるので、価値ある存在として見直してみると発見があるかもしれませんよ」(吉田さん)
取材・文/福島孝代
写真/(C)Shutterstock.com
臨床心理士
吉田美智子
東京・青山のカウンセリングルーム「はこにわサロン東京」主宰。自分らく生きる、働く、子育てするを応援中。オンラインや電話でのご相談も受け付けております。
HP
Twitter: @hakoniwasalon