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2021.01.19

二日酔いを緩和する食べ物・飲み物とは?脱水症状を回避するために気をつけたいこと

 

二日酔いの朝は頭痛や吐き気などの辛い症状だけでなく、飲み過ぎたことへの後悔で精神的にも落ち込みます。二日酔いは時間が経てばおさまりますが、食べ物や飲み物で早めに改善できることも。二日酔いに有効な食べ物や予防法を紹介します。

【目次】
二日酔いの原因とは?
二日酔いを緩和する食べ物
二日酔いを緩和する飲み物
二日酔いを予防する方法

二日酔いの原因とは?

二日酔いの直接的な原因はお酒の飲み過ぎですが、なぜ飲み過ぎると二日酔いになるのでしょうか。厚生労働省のホームページによれば、二日酔いの症状につながる要因は複数あるとされています。一つの要因で起こることもあれば、いくつかの要因が重なり合って起こることもあり、条件が特定できていないのが現状です。ただ、一般的には「お酒が分解されずに残っている」「脱水状態になっている」ときに、二日酔いになりやすいと言われています。それぞれの要因について具体的に見ていきましょう。

参考:二日酔いのメカニズム | e-ヘルスネット(厚生労働省)

二日酔いに効く食べ物飲み物とは二日酔い原因理由肝臓アセトアルデヒドアルコール分解

(C)Shutterstock.com

お酒が分解されていない

アルコールを分解する過程で作られる「アセトアルデヒド」という物質は毒性があり、体内に残ると頭痛や吐き気を引き起こす原因となります。二日酔いが起こるのは、お酒が分解されずにアセトアルデヒドが体に残っているからというのが、有力な説です。肝臓へ運ばれたアルコールは、アセトアルデヒドから「アセテート(酢酸)」に分解し、血液に流れます。そして血液と共に全身を巡りながら、最終的には水と二酸化炭素に分解されて、汗や尿となって体外に排出されるのです。このように、摂取したアルコールが全て分解され体の外に出てしまえば、二日酔いになることはほぼありません。しかしお酒を飲み過ぎたり、いつもより体調が悪かったりなどの理由で肝臓がアルコールを上手く分解できないと、アセトアルデヒドが残ったままになり、二日酔いの症状が出るとされています。

参考:アルコールの吸収と分解 | e-ヘルスネット(厚生労働省)

脱水症状になっている

体内の水分が不足する「脱水状態」になるのも、二日酔いの要因です。脱水状態になると、脳に供給される水分まで体が使おうとするため、頭痛やめまいなどの二日酔い特有の症状が起きるとされています。お酒を飲んでいるときは水分をたくさん取っていると勘違いしがちですが、アルコールには利尿作用があります。このためお酒をいくら飲んでも、含まれる水分はほとんどが尿として排出されてしまうのです。また、塩分が多いおつまみを食べると喉が渇くものです。ついついお酒がすすみ、さらにトイレが近くなります。肝臓でアルコールを分解するときも水分が必要ですから、お酒を飲めば飲むほど体内の水分は減っていきます。

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二日酔いを緩和する食べ物

肝臓や胃腸の働きを助ける食べ物を摂取して、残ったアルコールを追いだすことができれば、二日酔いの症状が楽になると言われています。食欲がないときでも食べやすい、二日酔いを緩和する食べ物を紹介します。

二日酔いに効く食べ物飲み物とは二日酔い原因理由肝臓アセトアルデヒドアルコール分解

(C)Shutterstock.com

アルコールを分解する助けに「果物」

果物に含まれる「果糖」には、アルコールの分解をサポートする働きがあるとされています。果糖が多く含まれるブドウやリンゴなどの果物を食べると、体内に残ったアセトアルデヒドがスムーズに分解され、辛い症状が早くおさまるのです。また、アルコールを分解するときは水分と一緒にビタミンやミネラルもたくさん消費します。このため果物を食べて、足りなくなったビタミン類を補給するのも二日酔いに有効です。生の果物がないときは、フルーツジュース野菜ジュースなどでも代用できます。

食べやすい「ヨーグルト」

タンパク質の多い食べ物も、二日酔いに効くとされています。タンパク質から作られる「アミノ酸」にも肝臓の働きを高める作用があり、アセトアルデヒドの分解を促してくれるのです。タンパク質を含む食べ物の中でも、ヨーグルトはさっぱりしていて食べやすく、二日酔いの朝食に適しています。またヨーグルトに含まれる乳酸菌には、荒れた胃腸を正常な状態に近付ける効果が期待できます。二日酔いになりやすい人は、果物が入った食べ切りサイズのヨーグルトを冷蔵庫に常備しておくと安心です。

具はシジミがおすすめ「味噌汁」

二日酔いの体は脱水状態にあることが多いため、水分や塩分の補給が欠かせません。両方一度に摂取できる味噌汁は、二日酔いの救世主。味噌汁の具は、肝臓の働きを助ける「オルニチン」や「タウリン」を多く含むシジミがおすすめです。ただし二日酔いの状態でキッチンに立ち、味噌汁を調理するのは難しいかもしれません。お湯を注ぐだけでよいレトルトタイプの味噌汁もあるので、上手に活用しましょう。

二日酔いに効く飲み物

二日酔いがひどくて食欲がないときも、とりあえず飲み物を口にしておくと症状を緩和できる可能性が高まります。脱水症状や頭痛の改善に役立つ飲み物と、効果的な飲み方を見ていきましょう。

二日酔いに効く食べ物飲み物とは二日酔い原因理由肝臓アセトアルデヒドアルコール分解

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常温で飲もう「水」

目覚めたときに二日酔いだと感じたら、まずは水を飲むことをおすすめします。ただし頭をスッキリさせたくて冷たい水を一気に飲むと、アルコールの過剰摂取によって弱った胃腸がさらにダメージを受けてしまいます。できるだけ常温の水を少しずつ飲むようにしましょう。

飲み過ぎ注意「コーヒー」

二日酔い特有のズキズキした頭痛は、アセトアルデヒドが血管を拡げるのが原因ともいわれています。コーヒーに含まれるカフェインには血管を収縮させる作用があり、二日酔いの頭痛緩和に有効です。コーヒーを飲むと眠気が取れ、スッキリと目覚める効果も期待できます。ただしカフェインには利尿作用があるため、飲み過ぎると脱水症状が進んでしまいます。1杯だけ淹れて、ゆっくりと味わって飲みましょう。

吸収されやすい「スポーツドリンク」

スポーツドリンクは糖分や塩分がバランスよく含まれており、体内に吸収されやすいのが特徴です。脱水状態に陥った体にスピーディーに水分を補給し、潤いを与えてくれます。自分が好きな味のスポーツドリンクを用意しておけば食欲がなくても無理せず飲めて、ひどい二日酔いにも素早く対応できます。スポーツドリンクは糖分が多いため、飲み過ぎには注意しましょう。

二日酔いを予防する方法

二日酔いの原因はさまざまで、飲んだお酒の量や種類、当日の体調に左右されるケースも珍しくありません。普段はお酒が強い人でも急に二日酔いになることもあるため、油断は禁物です。二日酔いにならないために、できることを見ていきましょう。

二日酔いに効く食べ物飲み物とは二日酔い原因理由肝臓アセトアルデヒドアルコール分解

(C)Shutterstock.com

空腹のままお酒を飲まない

空腹のままお酒を飲むと、アルコールの刺激によって胃の粘膜に負担がかかります。また、アルコールが空っぽの胃を素通りしてすぐに小腸に届くため、肝臓に送られるアルコール量が一気に増えて、分解しきれなくなります。お腹が空いているときは、先に食べ物を口に入れてからお酒を飲むようにしましょう。飲んでいる最中も、ときどきおつまみを食べるように意識を。おつまみはタンパク質やミネラルを効率的に摂取できるメニューがおすすめです。枝豆や豆腐、チーズ、サラダなどを中心に選ぶと栄養バランスがよくなります。

水やお茶と一緒に飲む

お酒ばかり飲んでいると、アルコールの利尿作用によって体の水分がどんどん減っていき、脱水状態になります。できるだけ水やお茶と一緒に飲んで、不足しがちな水分を補給しましょう。水分を多く取ることで血中のアルコール濃度が薄まり、肝臓の負担を軽減する効果も期待できます。特にアルコール度数の高いお酒はそのまま飲むと肝臓に負担がかかるので、「チェイサー(水)」と一緒に飲むことをおすすめします。

※妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与えるおそれがありますので、お控えください。

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