約6割の人が間違って使っている?!
〝眠りから覚めたときの気分がよくない。転じて、過去の行為を思い出し、良心に責めさいなまれる。〟という意味を持つ【目覚めが悪い】、この言葉、実は間違った使い方なんです。
文化庁が発表した平成27年度「国語に関する世論調査」では、約6割の人が本来とは違う【目覚めが悪い】を使っているのだとか。
正解の言葉は一文字違いで、耳で聞いただけではもしかしたら聞き間違えることもあるかもしれません。
意味からすると【目覚めが悪い】が正しいような気もしますが、どこが違っているのでしょうか?
正解は…
【寝】覚めが悪い
でした!
【寝覚めが悪・い:】
眠りから覚めたときの気分がよくない。転じて、過去の行為を思い出し、良心に責めさいなまれる。
「むごい仕打ちをした後は―・い」
〔補説〕文化庁が発表した平成27年度「国語に関する世論調査」では、本来の言い方とされる「寝覚めが悪い」を使う人が37.1パーセント、本来の言い方ではない「目覚めが悪い」を使う人が57.9パーセントという逆転した結果が出ている。
~この慣用句知ってますか?気まぐれ慣用句紹介~
その1:根が生える
【根が生える:ねがはえる】
その場所から動かなくなる。
「飲み始めると―・えたように動かない」
その2:なじょうことかあらむ
【なじょうことかあらむ】
どうということがあろうか。問題にすることがあるものか。
その3:名に旧る
【名に旧る:なにふる】
古くからその名が知られている。
(引用すべて〈小学館 デジタル大辞泉〉より)
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