「お気遣いありがとうございます」の使用例!類語、外国語もマスターしよう | Domani

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2021.03.19

「お気遣いありがとうございます」の正しい使い方は?

感謝の気持ちを伝える「お気遣いありがとうございます」という言葉。なるべく丁寧にと思いながらも「正しく使えてる?」と不安になることもあるのではないでしょうか。そこで知っておきたいのが、「お気遣いありがとうございます」の正しい使用例です。類語や外国語での表現もあわせて確認をし、美しく正しい敬語をマスターしましょう。

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【目次】
 ・「お気遣いありがとうございます」とはどんな意味?
 ・「お気遣いありがとうございます」の使用例と注意
 ・「お気遣いありがとうございます」の類語4つ
 ・外国語での「お気遣いありがとうございます」
 ・「お気遣いありがとうございます」で感謝の気持ちを伝えよう

「お気遣いありがとうございます」とはどんな意味?

ふだん何気なく見聞きしている「お気遣いありがとうございます」という言葉。そもそも「気遣い」とはどのような意味を持っているのでしょうか?

気遣い

(C)Shutterstock.com

「気遣い」は相手を思いやり配慮する心

「気遣い」とは、気を使うこと、また、よくないことが起こるのではと心配する気持ちを意味します。

き‐づかい〔‐づかひ〕【気遣い】 の解説
1. あれこれと気をつかうこと。心づかい。「どうぞお気遣いなく」
2. よくないことが起こるおそれ。懸念。「情報が漏れる気遣いはない」
【参考】デジタル大辞泉

そもそも「気遣い」に尊敬を表す「お」を付けた「お気遣い」は、相手が自分に気を使ってくれることや、配慮してくれることを示す言葉です。それらに感謝する「お気遣いありがとうございます」は、目上の方にも使用できる丁寧な表現となります。

「お心遣い」との違いとは?

「お気遣い」に似た言葉として「お心遣い」があります。どちらも目上の方に使える丁寧な表現ですが、実際には違いがあるので注意しましょう。

「心遣い」は相手を思ってとる行為

「お気遣い」が気を使ったり心配したりする感情を指す一方、「お心遣い」は、その感情から生まれる行為そのものを示す言葉です。例えば、相手を思いやる心や心配する気持ちは「お気遣い」と表されます。そこから「大丈夫?」と発せられる「言葉」や、気持ちを形に変えた「品物」などは「お心遣い」です。

この2つの言葉はきっちり使い分けなくてはいけません。特に「心配はいりませんよ」と伝える時には注意が必要です。「お気遣いいただかなくても大丈夫です」とは言えますが、「お心遣いいただかなくても大丈夫です」は言えません。「お心遣い」は、相手の行為や品物へのお礼として、主に以下のように使用することを覚えておきましょう。

<例文>
・「先日はお心遣いを頂戴し、誠にありがとうございました」
・「頂戴したプレゼント、大切に使わせていただきます。この度はお心遣いあがとうございました」

「お気遣いありがとうございます」の使用例と注意

相手への尊敬を表す「お気遣いありがとうございます」は、目上の方に対して使える言葉です。実際にどのように使用するのが正しいのか、4つの使用例と合わせ注意点をチェックしていきましょう。

気遣い

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体調を気遣ってもらったとき

体調が思わしくないとき、「大丈夫?」「無理しないで」と目上の方に心配してもらうこともあるのではないでしょうか。そんなときには、「恐れ入ります」と恐縮する言葉と合わせ丁寧に感謝の気持ちを伝えましょう。

<例文>
・「風邪をひいたと伺いました。くれぐれもご無理なさらないようお気をつけください」「ご心配いただき恐れ入ります。お気遣いありがとうございます」

仕事の状況を心配されたとき

目上の方から心配されたときには、なるべく早く感謝の気持ちを伝えたいものです。「上司が仕事の状況を心配してくれている」と感じたときにも「お気遣いありがとうございます」を使用できます。

<例文>
・「〇〇さんにはいつも仕事のことでご心配いただき、お気遣い感謝しております」
・「先日のプロジェクトでは励ましのお言葉を頂戴し、お気遣いありがとうございました」

品物をいただいたとき

「お心遣い」と合わせ、「お気遣い」も品物への感謝の気持ちを伝えられる言葉です。祝儀や香典のように金品をいただく場合は、「お金」と言う代わりに「お心遣い」が適しているケースもあるため、上手に使い分けましょう。

<例文>
・「心ばかりの品ですが、どうぞお納めください」「お気遣いありがとうございます。」
・「先日は娘の入学にあたりお気遣いいただき、誠にありがとうございました」

目上の人に対して「お気遣いなく」はNG

「お気遣いありがとうございます」は、目上の方に使える丁寧な表現です。しかし、「心配いただかなくて大丈夫です」という意味の「お気遣いなく」は、目上の方には失礼にあたります。

目上の方に使いたい場合には、「お気遣いないようお願いします」、「お気遣いなさらないでください」といったやわらかい表現を心がけましょう。文頭に「どうぞ」を加え「どうぞお気遣いなく」、「どうぞお構いなく」と言い換えることもできます。

「丁寧に伝えたつもりが相手に対して失礼だった」ということのないように、正しい表現を覚えておきたいですね。

「お気遣いありがとうございます」の類語4つ

「お気遣いありがとうございます」には、以下の4つの類語があります。感謝を伝えたい相手やシチュエーションによって、上手に使い分けていきましょう。

気遣い

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1.「ご高配ありがとうございます」

「ご高配」は、ビジネスメールや文書などで使用されることの多い言葉です。「高配」とは、相手への心配りや配慮のこと。「ご高配」は、「目上の方からの」心配りや配慮を意味します。
あいさつの定型文として、いくつかのパターンを覚えておくとよいでしょう。

<例文>
・「これもひとえに、貴社のご高配の賜物と心より感謝申し上げます」
・「日頃より当社の事業に格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます」

2.「お心尽くしありがとうございます」

「お心尽くし」とは、相手のために心を尽くすことを意味します。「お心尽くしのもてなし」「お心尽くしのお料理」など、名詞と組み合わせて使えるのが特徴です。相手にしていただいたことへの感謝を表す言葉として、以下のように使用しましょう。

<例文>
・「本日はお心尽くしのおもてなしをいただき、心より感謝申し上げます」
・「先日はお心尽くしの品を頂戴し、誠にありがとうございました」

3.「ご配慮ありがとうございます」

「ご配慮」の「慮」には、「あれこれ思いをめぐらせる」といった意味合いがあります。思いを「配る」と書く「配慮」は、他人に対し心をくばることを指す言葉です。

「ご配慮」は目上の方に使う言葉ですが、「配慮」は自分が気を配るときにも使用できます。「次回から気を付けます」ではなく、「次回から配慮します」と言い換えれば、より丁寧なニュアンスを含ませることができますよ。

<例文>
・「〇〇様の温かいご配慮に、心より感謝申し上げます」
・「先日は多方面でご配慮いただき、誠にありがとうございました」

4.「お取り計らい感謝申し上げます」

「お取り計らい」とは、相手の気遣いや思いやりを丁寧に表現した言葉です。主に、お願いをするときやお礼を伝えるときに使用します。「お気遣い」と比べ、少々かしこまった表現になることを覚えておきましょう。

<例文>
・「貴社からのお取り計らいに厚く御礼申し上げます」
・「先日お伝えした件につきましては、ご検討の上お取り計らいいただきますよう、よろしくお願い申し上げます」

外国語での「お気遣いありがとうございます」

「ありがとう」という言葉は、コミュニケーションを円滑に進める上で欠かすことのできないフレーズですよね。ビジネスやプライベートな交友関係では、外国語で伝えたい場面も訪れるかもしれません。

気遣い

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ここからは、英語・韓国語・中国語で伝える「お気遣いありがとうございます」をチェックしていきましょう。

英語の場合

「お気遣いありがとうございます」は、英語では「Thank you for your consideration.」と訳されます。「consideration」(コンシデレイション)とは、思いやりや考慮を表す言葉です。そのため、「あなたの思いやりに感謝します」という気持ちを表現することができます。

例えば、体調を心配してもらったときには以下のように使用します。

「How are you feeling?」
 (体調はいかがですか?)
「It’s okay. Thank you for your consideration.」
 (大丈夫です。お気遣いありがとうとうございます)

また、相手の優しさや親切心に感謝する場合には「Thank you for your kindness.」と言い換えられます。以下のように前文を加えることで、より具体的な内容を伝えることが可能です。

「I have received the detailed documents today. Thank you for your kindness.」
 (本日詳細な書類を受け取りました。お気遣いありがとうございます。)

韓国語の場合

韓国語では「ありがとう」は「감사합니다」(カムサハムニダ)と訳されます。さらに、「気遣う、気を使う」といった意味合いを持つ言葉が「신경을쓰다」(シンギョンウルッスダ)です。これらを組み合わせると、「色々お気遣いいただきありがとうございます」は以下のように訳されます。

「여러가지 신경 써 주셔서 감사합니다」
(ヨロカジ シンギョン ッソ ジュショソ カムサハムニダ)

また、次のように端的に「どうぞお構いなく。気にしないでください」と伝えることも可能です。

「신경 쓰지 마세요.」
(アムチョロク コチュン オプシ)

中国語の場合

「ありがとう」を表す中国語「谢 谢」(シエ シエ)は、耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。さらに丁寧に「お気遣いありがとうございます」と伝える場合には、以下のように「你 的 关 心」と付け加えます。

「谢 谢 你 的 关 心」
(シエ シエ ニー ダ グアン シン)

「关 心」(グアン シン)は、中国語で「気遣い」を表す言葉です。さらに、「你 的」(ニー ダ)は「あなたの」という意味合いを持ちます。ちなみに、「お大事に」は「请 多 保 重」(チン ドゥオ バオ ジョオン)です。相手を気遣うことばと感謝する言葉、ぜひセットで覚えておきたいですね。

「お気遣いありがとうございます」で感謝の気持ちを伝えよう

気遣い

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相手の気遣いに対する感謝の気持ちは、積極的に伝えていきたいですよね。感謝と同時に、相手を敬う気持ちを伝えられるのが「お気遣いありがとうございます」という言葉です。正しい使用法を身につけ、自分を気遣ってくれた方へ「ありがとう」を届けましょう。

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