結婚当初は、夫婦二人で足並みを揃えて生活をしていたつもりが、仕事の忙しさによる気持ちのすれ違いや、子育て方針の違いなどによって、喧嘩をすることが多くなった… ということもあるのではないでしょうか?
パートナーの無関心や決定的な価値観の違いなどに気づいたとき、「もう一緒には暮らせない!」と別居を考えることがあるかもしれません。ですが、子どものことや別居後のお金の問題が気にかかりますよね…。本記事では、別居したいと思うタイミングや、別居後にすべきことなどを調べました。
パートナーとの今後の関係について悩んだときの、参考にされてみてはいかがでしょうか。
別居したいと思うのはどんなとき?
別居したいと思う理由には、どのようなものがあるのでしょうか? 人それぞれ状況は異なりますが、考えられる理由を紹介します。
冷静になって考えたいとき
離婚となると夫婦だけの問題ではなくなりますよね。特に子どもがいる場合は、子どもの気持ちや将来のことも考えなくてはいけません。すぐに判断するのは難しく、まずは距離を置いて冷静に考えたいと思うのではないでしょうか。
別居を、「離れて暮らすことで、お互いにどのような変化があるか様子を見る期間」と考える人もいます。パートナーに対して、感謝の気持ちを再認識するきっかけになるかもしれないですし、一人になって将来を考え直したいと思うかもしれません。どう思うか分からないからこそ、一度離れて暮らしてみることを選択するのです。
同居家族に嫌気が差したとき
夫の家族と同居したことがきっかけで、夫婦関係がギクシャクしだした、というケースもあるでしょう。子育てや家事のやり方などに、義母から口を出されてストレスを感じたり、その上パートナーが両親の肩を持って自分の意見に共感してくれないと、ますます孤独感が深まるばかり。「パートナーとも、その家族ともうまくいかない」ことが別居を考える原因になることもあるでしょう。
DVやモラハラが疑われるとき
近年はDVだけでなく、言葉の暴力であるモラハラが原因になることもあります。毎日のように、パートナーから暴言や乱暴を受けることで、精神が疲弊してしまいますよね。
子どもがいる場合は、子どもを守るために別居を選ぶ人も。すぐに離婚をしたくても、相手が納得しない場合もあることから、まずは別居という選択肢をとる人もいるでしょう。
パートナーに浮気されたとき
パートナーの不倫や浮気が発覚し、相手のことが信頼できなくなった場合も、別居を考えるきっかけになるでしょう。相手に謝罪されて、一度は許したつもりでもどうしても許すことができず、一緒に生活するのが苦痛に感じてしまうことも…。
一旦相手と距離を置いて、離婚をするか、関係を修復するのかを冷静になって考えたいという人も多いかもしれませんね。
別居のメリット・デメリット
別居には、メリットとデメリットがあります。実行をする前に、すべきかどうか一度確認してみましょう。
別居するメリット1:離婚しやすくなる
離婚することを前提に考えている場合、別居の大きなメリットは離婚がしやすくなるということです。相手が離婚を拒んでいる場合は、離れて暮らすことで「婚姻関係が破綻している」と裁判所にアピールできます。そうすることで、離婚までの道のりをスムーズに進めやすくなるのです。
また、相手に対しても「離婚の意志が強い」ことをアピールできます。最初は応じていなかったとしても、離れて暮らしていれば次第に現実味を帯びてきますし、自然と受け入れざるを得ない状況になっていくでしょう。
別居するメリット2:身の危険を回避できる
DVやモラハラを受けている場合は、別居をすることでそれらの危険から身を守ることができます。自分自身のことだけではなく、子どもが危険にさらされることがなくなるという安心感も大きいですね。
同じ家に住み毎日命令をされていると、視野が狭くなり、精神的にも追い詰められてしまうことがありますが、別々の家に住むことで自分の置かれた状況を客観視する機会が得られるでしょう。
別居するメリット3:パートナーによるストレスから解放される
今まで、パートナーの分の食事や洗濯なども全て自分がやっていたという人の場合、パートナーの世話をするストレスから解放されるでしょう。パートナーが部屋を片付けないことで喧嘩をしたり、デリカシーのない言動にいちいちイライラしていたという人は、それらの精神的な負担が軽減されるはずです。