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LIFESTYLE 挨拶・マナー

2023.08.13

「ご自愛ください」の意味と使い方のポイントは?シーン別の例文や返答方法も紹介

 

「ご自愛ください」と言われたらどう返す?

「ご自愛ください」と言われたら、どう返事をすればよいのでしょうか。まずは御礼を伝え、相手の健康や安全も同じように気遣うのがベスト。とはいえ、同じ「ご自愛ください」を使うとおうむ返しになってしまいます。「お気遣いいただきありがとうございます。〇〇さんもどうぞお体にお気をつけください」といった返事がふさわしいでしょう。

「ご自愛ください」の誤った使い方

相手を思いやる美しい言葉「ご自愛ください」ですが、誤った使い方をしてしまいがちな言い回しでもあります。ここでは、使ってはいけない事例を2つご紹介しましょう。

「ご自愛ください」を使ってはいけない事例
  1. 「お体をご自愛ください」はNG!?
  2. 体調を崩している人には使わないで

NG発言のイメージ

(C)Shutterstock.com

「お体をご自愛ください」はNG!?

風邪が流行しやすい季節など、相手の体調を心配する文脈で使う「ご自愛ください」のフレーズは、「お体を」を前につけて「お体をご自愛ください」としてしまいがち。しかし、「自愛」にはすでに「自分の体を大切にする」という意味があり、「お体をご自愛ください」では体の意味が重複してしまうのです。「お体を」は必要ありませんので注意しましょう。

体調を崩している人には使わないで

「ご自愛ください」は、基本的に元気な人に対して「体調を崩さないように気を付けてくださいね」という意味で用いられる言葉です。そのため、風邪や病気で休んでいる人や入院している人などには不適切。かわりに「回復をお祈りしています」「早い復帰を願っております」などの表現がよいでしょう。

「ご自愛ください」を使うシーンと例文

それでは、正しい「ご自愛ください」の使い方はどのようなものでしょうか。よく使われる使用シーンと例文を挙げてご紹介しましょう。

花束とプレゼントと手紙

(C)Shutterstock.com

年賀状の添え書きで

年頭は寒い季節であり、年末年始の忙しさで体調を崩すことも考えられます。年賀状の添え書きで「ご自愛ください」と添えると受け取った方もうれしい気持ちになるでしょう。ただし、この場合「時節柄ご自愛ください」はNG。年賀状自体が季節を表しているものなので、「時節柄」という言葉は使わず「厳寒の折くれぐれもご自愛ください」などが適切です。

暑中見舞いの文中に

暑さが続く、夏の暑中見舞いにも「ご自愛ください」は便利な結び言葉です。「暑中お見舞い申し上げます」とまず冒頭の挨拶を書き、続いて「厳しい暑さが続いておりますがお変わりなくお過ごしでしょうか?私たちは…」など、近況報告の主文を書きます。最後に「酷暑の折から、どうぞご自愛ください」などと結ぶとよいでしょう。

春夏秋冬、それぞれの季節で

日本には美しい四季がありますので、その季節に合わせた結びの言葉で相手を労わることができます。春夏秋冬それぞれの季節別にご紹介しましょう。

・春(3~5月頃)
美しい季節ですが天候が不安定でもあります。
「季節の変わり目ですから、くれぐれもご自愛ください」
「浅春の時節柄、何卒ご自愛ください」

・夏(6~8月頃)
梅雨と厳しい暑さへの気遣いを。
「梅雨冷えの時節柄、どうかご自愛ください」
「蒸し暑さが増します折、くれぐれもご自愛ください」

・秋(9~11月頃)
日が短くなり、寒さが忍び寄ります。
「残暑厳しき時節、どうぞご自愛ください」
「秋も深まって参りました。何卒ご自愛ください」

・冬(12~2月頃)
風邪などが流行り体調を崩しやすい時期です。
「厳寒の折から、どうぞご自愛くださいませ」
「寒さが増しますが、くれぐれもご自愛ください」

 

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