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LIFESTYLE 挨拶・マナー

2021.05.09

【エレベーターの基本マナーまとめ】よくあるシーン別にマナーやQ&Aをご紹介

■来客をお見送りするときのマナー

お客様をお見送りするときは、到着したエレベーターにお客様が乗り込んでこちらを向いたら「ありがとうございました」や「お気をつけてお帰りくださいませ」などと声をかけながらお辞儀をしましょう。このとき扉が閉まるまでお辞儀をし続けるのがマナーです。

ただし扉がなかなか閉まらなかったり、混雑していてお辞儀している余裕がなかったりする場合には臨機応変に対応しましょう。

エレベーターの立ち位置に関するマナー

エレベーターの上座は、入って一番奥の両端です。とくに操作盤がある側の奥が最上座といわれていますが、最近のエレベーターでは利便性が向上し複数箇所に操作盤が設置されています。そのため奥の両端を上座と覚えておくと良いでしょう。

エレベーター マナー

(C)Shutterstock.com

たとえば上司と2人で乗り込むときには、自分が先に乗り込み、あとから乗ってきた上司には奥に乗ってもらいます。ただしこれも絶対的なルールではありません。混雑している状態では正しい立ち位置に乗れることは少ないため、柔軟に対応しましょう。

こんなときはどうする?エレベーターマナーのQ&A

最後に「こんな場合にはどうしたらいい?」とよく疑問に上がるエレベーターマナーを4つご紹介しましょう。

■すでに操作盤の前に人がいたら?

エレベーターが到着した時点で、すでに操作盤の前に人がいることもあるでしょう。こうした場合には自分が操作盤の前に乗る必要はなく、その人にエレベーターを操作してもらいましょう。

基本的には目下の人が操作するのがマナーですが、必ずしもそれに従う必要はありません。

■目的の階数ボタンを押し間違ってしまったら?

目的階のボタンを押し間違えてしまった場合には、そのボタンを「長押し」または「数回プッシュ」でキャンセルできます。たとえば4階に行きたいのに3階のボタンを押してしまった場合、3階のボタンを長押し、または数回プッシュしてみてください。

エレベーターの機種によって異なりますが、最近のエレベーターにはこうしたキャンセル機能が備え付けられていることも多いため覚えておきましょう。

ただしキャンセルできないからといって、あわてて別の階に降りるなどして誰かとぶつかったら事故やトラブルになる可能性もあります。キャンセルできない場合には、同行している目上の人などに一言謝罪し、一旦間違えて押してしまった階まで到着してから改めて目的階へ行きましょう。

■エレベーター内が混雑していたら?

エレベーターの混雑具合によってはマナーが守れないこともあります。混雑している場合、それほどマナーを気にする必要はありません。

これまでにも述べたとおり臨機応変に対応していくことが大切です。自分が目下だからといって「必ず操作盤の前に立たなければいけない」や「最後に降りなければいけない」といった絶対的な決まりはありませんので、状況に合わせて行動しましょう。

■海外のお客様にはどうすればいいの?

海外のお客様の場合、基本的には日本のマナーに従って大丈夫です。

しかし海外には「レディーファースト」の文化があります。そのため目上や目下といった視点ではなく「女性が先に乗って、先に降りる」を意識して対応するとよいでしょう。

好印象なエレベーターマナーを身に付けよう

エレベーターマナーの基本は「先乗り、後降り」です。基本的なマナーを身につけておくことは大切ですが、そのルールに囚われてしまうとイレギュラーな事態が発生したときに対応できなくなってしまいます。

エレベーター マナー

(C)Shutterstock.com

臨機応変に行動できるよう、考えられるケースを頭に入れておくことが重要です。ぜひエレベーターマナーを身につけて、上司やお客様に良い印象を与えましょう。

トップ画像・アイキャッチ/(C)Shutterstock.com

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