トラブル時に使われる【陳謝】とは?「謝罪・深謝」との違いや使い方を例文で解説 | Domani

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2021.03.16

トラブル時に使われる【陳謝】とは?「謝罪・深謝」との違いや使い方を例文で解説

芸能人や政治家が謝罪する場面で使われる「陳謝」という言葉。テレビニュースや新聞で一度は目にしたことがあるでしょう。謝る際に使われる言葉であることは知っていても、「謝罪」や「深謝」などとどのように意味が違うのかわからない方もいるはずです。「陳謝」はビジネスシーンでも利用されることが多いため、ビジネスマナーに反しないためにも意味をしっかり理解し活用する必要があるでしょう。この記事では、「陳謝」の意味や使い方と、類語・言い換え表現などをご紹介していきます。

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【目次】
 ・【陳謝】とは?意味や使われるシーンをご紹介
 ・【陳謝】の使い方を例文でチェック
 ・【陳謝】の類語と意味の違いをご紹介
 ・【陳謝】の言い換え表現をご紹介
 ・【陳謝】を英語で表現すると?
 ・トラブルの際は【陳謝】を正しく活用しよう

【陳謝】とは?意味や使われるシーンをご紹介

陳謝

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【陳謝】には経緯を説明し謝るという意味がある

「陳謝」の読み方は「ちんしゃ」です。そして、「事情・経緯を説明してから謝罪する」という意味があります。理由を述べずに謝ることは「謝罪」という違いがあります。

「陳謝」の「陳」は「述べる・並べる」などの意味を持っており、「謝」は「謝る」ということを意味しています。そのため、2つの漢字を組み合わせると「事情・経緯を説明してから謝罪する」という意味になるのです。

【陳謝】が使われるシーンとは?

「陳謝」は、謝罪する意味を説明するときのみに使われるため、「申し訳ありません」とただ謝罪する場合では使用しません。また、会話で使われることは少なく、新聞・メディアの見出しや、ビジネスシーンで問題が発生した際などに取引先・顧客への詫び状やメールなどの文面で使用されることが多いです。

特に、ビジネスシーンで「陳謝」する場合は、相手からの信頼にも関わってくるため、誠意を尽くしてしっかりと謝罪の理由を述べることが大切でしょう。

【陳謝】の使い方を例文でチェック

「陳謝」の使い方を例文を用いてご紹介していきます。

陳謝

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「陳謝する・した」を用いた例文

「陳謝する」は、謝罪を伝える予定の場合に用いられます。「陳謝した」が用いられるのは、すでに謝罪を済ませている場合です。

<例文>
・「上司が次回の打ち合わせで、〇〇の件に関して事情を説明し陳謝すると述べています。」
・「この度は、陳謝する機会を設けていただき誠にありがとうございます。」
・「人気俳優が、先日の記者会見で不祥事について経緯を説明し陳謝した。」
・「〇〇株式会社の社長が、商品の不備について『誠に申し訳ありません』と陳謝した。」

「陳謝いたします」を用いた例文

「陳謝」を使ったフレーズの中で、よく使われるのが「陳謝いたします」という表現です。尊敬表現のため、丁寧に表現したい際に用いるとよいでしょう。

<例文>
・「システム点検を怠ったことにより、この度の事故を起こしてしまいました。みなさまに心より陳謝いたします。」
・「先日は、〜により打ち合わせに参加できませんでした。ご迷惑をおかけしたことを、心から陳謝いたします。」

「陳謝申し上げます」を用いた例文

「陳謝いたします」と同様に、「陳謝申し上げます」もよく使われるフレーズです。敬語表現であるため、目上の人に使えます。また、「陳謝いたします」よりも硬い表現のため、かしこまった場面で利用するとよいでしょう。

<例文>
・「この度は、私の監督不足により社員が不祥事を起こしましたこと、深く陳謝申し上げます。」
・「こちらの不手際により、期日までに商品を納品できないことを、心より陳謝申し上げます。」

【陳謝】の類語と混同しやすい語の違いをご紹介

「陳謝」の3つの類語と、それぞれの意味の違いをご紹介していきます。

陳謝

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類語「謝罪」との違い

「謝罪」は「罪や過ちを認めて謝罪する」という意味です。「陳謝」と同様に謝ることを意味していますが、「事情・経緯を述べる」意味は含まれていないため、ニュアンスが異なります。また、文面や公的な場で使われることが多い「陳謝」と違い、「謝罪」は会話で使われることも少なくありません。そのため、広く一般的な場で使われるという点でも異なっています。

<「謝罪」を使った例文>
・「この度は、私のミスにより多大なご迷惑をおかけしてしまったことを、心より謝罪申し上げます。」
・「先日の不祥事に関しまして記者会見の場で、改めて謝罪いたします。」

混同しやすい語1「深謝」との違い

「深謝」は、「深く謝ること・心から謝罪すること」と「深く感謝すること」という、真逆にも見えるふたつの意味を持ちます。どちらの場合でも、深く心より真摯に感謝または謝罪するという言葉です。

ただ謝罪の意味での使用の場合、「陳謝」のように事情を述べるという意味は含まれておらず、主にビジネスシーンにおいて謝罪する気持ちが非常に強い場合に用いられます。主に文書でのかしこまった形式で使用され、お礼状やのしなどに使われます。会話では意味が通じにくいこともありあまり使われません。

<「深謝」を使った例文>
・「弊社の管理不足により、貴社に甚大なご迷惑をおかけしたことを深謝いたします。」
・「お気遣いをいただきましたこと、深謝申し上げます。」

混同しやすい語2「感謝」との違い

「感謝」は、「ありがたく感じて謝意を表すこと」を意味しています。「陳謝」・「深謝」と共に文字面は似通っていますが、前者が謝罪、後者はかしこまった場での使用が多く、「ありがたく感じた謝意」を表す場合は、一般的に「感謝」が使用します。目上、同僚など上下を問わずカジュアルに使える言葉です。

<「感謝」を使った例文>
・「この度はご尽力いただき、心より感謝申し上げます。」
・「お忙しいなかご協力いただき、感謝の気持ちでいっぱいです。」

【陳謝】の言い換え表現をご紹介

「陳謝」の言い換え表現を2つご紹介していきます。

陳謝

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「お詫びいたします」

「陳謝」は謝罪の中でも硬い表現であり、重大な問題が発生した際に使われることが多いです。そのため、ビジネスシーンにおいて「陳謝」よりも柔らかい表現で謝罪したい際には、「お詫びいたします」と言い換えることもできます。

<「お詫びいたします」を使った例文>
・「到着が遅れましたこと、お詫びいたします。」

「失礼いたしました」

謝罪の言葉の中でも、使われることが多い表現が「失礼いたしました」です。「陳謝」とは違い、ちょっとした問題が発生した際など幅広い謝罪の場面で利用できます。

<「失礼いたしました」を使った例文>
・「対応に不備があり、失礼いたしました。」

【陳謝】を英語で表現すると?

「陳謝」を英語で表現する場合は、基本的に「apologize(陳謝・謝罪)」という単語がよく利用されます。そのため、「陳謝」の英語表現で悩まれている方は「apologize」を使った表現で、相手に謝罪するのがおすすめです。

陳謝

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また、「apologize」よりも丁寧な表現を利用したい場合は、「sorry」と他の単語を合わせて「I’m really sorry」「I’m so sorry」「I’m very sorry」(すべて、「本当に申し訳ありません」という意味)などを利用して表現しましょう。

<「apologize」を使った例文>

・「We apologize for the concern.」
(訳)「ご心配をおかけしたことを、陳謝いたします。」

・We apologize for the delay in responding.
(訳)「対応が遅れてしまったことを、陳謝いたします。」

<「sorry」を使った例文>

・「I’m really sorry about the product defect.」
(訳)「商品の不備について、深く陳謝いたします。」

トラブルの際は【陳謝】を正しく活用しよう

「陳謝」は「事情・経緯を説明してから謝罪する」という意味です。ただ謝罪する場面で使うのではなく、謝罪とともにその事情や経緯を一緒に説明する必要があることを覚えておきましょう。

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また、ビジネスシーンにおいて問題が発生した際に使われるため、正しい使い方を理解していないと取引先からの信頼の損失につながる可能性も考えられます。いざという大事な場面で正しく活用できるよう、今回ご紹介した例文なども参考にしながら「陳謝」の使い方をマスターしてください。

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