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2023.08.11

「賽は投げられた」の正しい意味は?|由来や使い方を正しく知ろう

 

「賽は投げられた」は漫画や映画、ドラマなどで一度は耳にしたことがあるかもしれません。元は歴史上の人物、カエサルの言葉と言われています。どのような経緯でこの言葉が発せられたのか、またどのようなときに使うといいのかを類語や対義語などとあわせて解説します。

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「賽は投げられた」とは、もはや決行するしかないこと

【賽は投げられた:さいはなげられた】《(ラテン)Alea jacta est》事ここに至ったうえは、結果はどうなろうとも断行するほかはない。〔補説〕カエサルが、軍を率いてルビコン川を渡るときに言ったといわれる言葉。

(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

「賽は投げられた」とは、もはや決行するしかないことをたとえた言葉です。「さいはなげられた」と読みます。「賽」は「さい」と読み、サイコロを意味します。決意表明などの際に使われることが多い表現です。

小説や漫画のセリフや曲名や歌詞に用いられることも多く、耳にしたことがある人も多いでしょう。馴染みのある言葉ですが、実は由来は紀元前の古代ローマ時代まで遡ります。ここからは、賽は投げられたの語源について詳しく解説します。

賽は投げられた

古代ローマ時代にカエサルが言った言葉が語源

賽は投げられたは、古代ローマ時代の政治家であり軍人のカエサルが、追い詰められルビコン川を渡る際に放った言葉が由来とされています。簡単に逸話を紹介します。

数多くの功績により領土を拡大していたカエサルは、かつては協力しともに政治を統率していたはずのポンペイウスに出し抜かれ、追い込まれます。ポンペイウスはカエサルとの共通の政敵であった元老院と結託し、元老院はカエサルに軍隊を解いて本国への召喚を命じますが、カエサルは不当な命令としてこれを拒否

当時、ルビコン川はローマと他の領土の境界であり、武装を解かずローマ側に渡るのは禁じられていました。そのルビコン川を、カエサルは元老院側に宣戦布告をする意思をもって兵を率いて南下し、渡ったのです。

この時カエサルは、もう後戻りはできないという意味でラテン語の「alea iacta est(賽は投げられた)」という言葉を口にしたとされています。このことから、「賽は投げられた」という言葉は、後戻りできない状況で使われる言葉となりました。

「賽は投げられた」の使い方のコツと例文

賽は投げられたは「後戻りはできない」というという意味で使われる決意表明のような形で使われます。そのため、ビジネスシーンで使用されることが多いといえます。

「後戻りはできない」「やるしかない」といった状況で使うことを念頭に置きましょう。ここからは、「賽は投げられた」という言葉の詳しい使い方のコツと例文5つをご紹介します。

賽は投げられた

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