「痛み入ります」は感謝の言葉。使い方や類語、返答の仕方をマスターしよう! | Domani

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2021.05.26

「痛み入ります」ってどんな意味!? |使い方や類語、返答の仕方をマスターしよう

「痛み入ります」は普段使わない言葉ですが、目上の人に感謝を伝える言葉として便利です。本記事では、「痛み入ります」を使うときのポイントや使い方、類語、返答について説明します。普段はあまり使わないからこそ、きちんと把握しておきましょう。

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【目次】
 ・「痛み入ります」の意味と使うときのポイント
 ・「痛み入ります」の4つの使い方
 ・ 「痛み入ります」の3つの類語
 ・「痛み入ります」と言われたときの返答
 ・「痛み入ります」で、感謝の気持ちを伝えよう

「痛み入ります」の意味と使うときのポイント

「痛み入ります」とは感謝を表す言葉ですが、日常的に使う言葉ではありません。どのような場面で使うべきか、ポイントをきちんと押さえる事が重要です。

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(C)Shutterstock.com

ここからは「痛み入ります」の意味の詳細と、正しく使うためのポイント3つを解説します。

1:相手の親切や厚意に対する「感謝」を表す

「痛み入ります」は、相手の親切や厚意に対して「感謝」を表す言葉です。感謝を表す代表的な言葉に「ありがとうございます」がありますが、「ありがとうございます」とは異なり、相手の厚意や親切が自分にはもったいないといった謙遜の気持ちが多分に含まれています。

そのため「痛み入ります」は、申し訳ないという「心の痛み」を表す「痛み」と、感情が深いことを表す「入る」が合わさった形です。つまり、感謝の気持ちを表しつつも「自分にはもったいない」という恐れ多い気持ちを表す言葉といえるでしょう。

2:正しく使うための3つのポイント

「痛み入ります」は、家族や友人といった身近な間柄では使うことはほとんどありません。ここではどのようなときに使うのか、正しく使うポイントを3つ説明します。

1.ビジネスシーンでよく使う

「痛み入ります」は、ビジネスシーンでよく使われます。ただしビジネスシーンにおいても、若い年代の人には馴染みがないかもしれません。

やや古風な言葉のため、改まった場や手紙などに向いています。 たとえば、ご祝儀や祝電をもらったときのお礼に、「お心遣い痛み入ります」と言葉を添えて感謝を伝えるのにふさわしいでしょう。反対に身内に不幸があった場合は、「お悔やみ痛み入ります」や「ご丁寧に痛み入ります」が使えます。

2.上司や取引先の相手に使う

「痛み入ります」は上司や取引先の相手に使います。ビジネスシーンとはいえ、同僚や部下に対して使う言葉ではありません。上司や取引先に、無理に便宜を図ってもらったり手助けしてもらったりした際に使います。「とても助かりました。心から感謝いたします」と伝える場面にぴったりです。

ただしあまり使われない言葉のため、取引先の人が若い年代であれば、真意が伝わらないこともあり得ます。そういったときは、「本当に助かりました。〇〇さんのお陰です。心から感謝いたします」と、誰にでも分かる言葉で感謝の気持ちを伝えましょう。相手に合わせて適した言葉を使えるように、日頃から言葉の引き出しを増やしておくことが大切です。

3.皮肉に聞こえることもある

「痛み入ります」は、時と場合によっては皮肉に聞こえることもあるため注意が必要です。たとえば、上司が親切心から何かしらの忠告をしてくれたときに「ご忠告、痛み入ります」と返事すると、「そんな忠告がなくても分かっているよ」と受け取られかねません。

このような誤解が生じないように、「痛み入ります」を使うときは、態度や声色からも「感謝」が伝わるような姿勢を取りましょう。親しい間柄では「ご忠告痛み入るよ」と、あえて嫌味として返事することもありますが、この場合には「感謝」の意は含まれていません。目上の人や取引先に対しては、こういった意味では決して使わないようにしましょう。

「痛み入ります」の4つの使い方

「痛み入ります」の代表的な使い方には、「ご高配痛み入ります」、「ご厚情痛み入ります」、「お心遣い痛み入ります」、「ご忠告痛み入ります」の4つがあります。

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ここでは例文とともにそれぞれの使い方をご紹介します。

1.「ご高配痛み入ります」

ビジネスシーンで使われる表現に「ご高配痛み入ります」があります。相手が特別な配慮をしてくれたことに対して、敬意を示すときに使う言葉です。立場が下の企業や団体には使いません。あくまでも目上の人や取引先に対して使う言葉です。「ご高配」は「心配り」のことを指し、ビジネスメールの書き出しに「平素は格別のご高配を賜り〜」とよく用いられます。

「ご高配痛み入ります」の例文をいくつか挙げましょう。

・長らくの皆様からのご高配、誠に痛み入ります。
・昨年より我が社の事業につきまして格別のご高配を痛み入ります。

2.「ご厚情痛み入ります」

「ご厚情痛み入ります」は、相手が特別な気遣いをしてくれたことに対して感謝を表す言葉です。「ご厚情」とは、字の通り「厚い情け」のこと。上司や取引先などから何かもらったときのお礼としてメールや手紙でよく使われます。

・〇〇部長のご厚情痛み入ります。
・素敵なお花と温かい励ましのお言葉まで頂戴し、ご厚情痛み入ります。

3.「お心遣い痛み入ります」

「お心遣い痛み入ります」も、ビジネスシーンでよく使われます。「ご厚情痛み入ります」と同じような意味です。「お心遣い」には、思いやりや配慮といったニュアンスが含まれます。相手の思いやりや何らかの援助に対して、感謝する場合にふさわしい言葉といえるでしょう。

次に例文をいくつかご紹介します。

・この度は、このようなお土産までいただきまして、お心遣い痛み入ります。
・私の家族にまでご配慮いただき、〇〇様のお心遣い痛み入ります。

4.「ご忠告痛み入ります」

「ご忠告痛み入ります」は、ためになる忠告や意見をしてくれたことに対して感謝を示す言葉です。忠告を「非難された」と感じる人もいますが、ミスを未然に防ぐために、上司は時として忠告したり厳しく諌めたりすることも。取引先や顧客から、厳しい言葉を投げかけられることもあります。そのような場合に、「ご忠告痛み入ります」と敬意を持って返答することがマナーです。

例文をいくつか挙げましょう。

・〇〇課長のご忠告、痛み入ります。
・先日、対処いたしました案件につきましてご忠告痛み入ります。今後は、こういったことがないよう社員一同努めて参ります。

「痛み入ります」の3つの類語

「痛み入ります」の類語としては.「恐れ入ります」、「恐縮です」、「かたじけなく存じます」の3つが挙げられます。「痛み入ります」を使い慣れていない人は、類語を代わりに用いるとよいでしょう。

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1.「恐れ入ります」

「痛み入ります」の類語に「恐れ入ります」があります。「痛み入ります」は相手がしてくれた親切や好意に対して感謝を示す言葉ですが、「恐れ入ります」は感謝と同時に申し訳ないといった恐縮した気持ちが強く含まれる言葉です。

次の2つの文章を比べてみてください。

・部長の温かい励まし、誠に痛み入ります。
・部長の温かい励まし、誠に恐れ入ります。

「恐れ入ります」のほうが、恐縮している様子がより強いのが分かるでしょう。

2.「恐縮です」

「恐縮です」も「痛み入ります」の類語のひとつです。「恐縮です」は、「身もちぢまるほどに恐れ入る」という意味です。感謝を表す言葉ですが、「相手に迷惑をかけて申し訳ない」という気持ちを伝えるときに使います。「痛み入ります」よりも普段使いしやすいため、使い方を覚えておくと便利です。

「恐縮です」を使う場合は、何に恐縮しているのかを示す必要があります。例文をいくつか挙げましょう。

・本日は、お忙しいところご足労いただき誠に恐縮です。
・皆様からのご親切と励ましのお言葉に、ただただ恐縮するばかりです。
・ご面倒をおかけして誠に恐縮ですが、何卒、ご理解いただきますようお願い申し上げます。

3.「かたじけなく存じます」

「かたじけなく存じます」も「痛み入ります」の代わりに使える言葉です。「かたじけない」とは、「もったいない」「恐れ多い」という意味。「かたじけなく存じます」は「もったいなく存じます」と言い換えることも可能です。「身に染みるほどありがたい」という感謝を表しています。

・これほど貴重な品々をいただきまして、誠にかたじけなく存じます。
・〇〇様のお心遣いをかたじけなく存じます。

「痛み入ります」と言われたときの返答

相手に「痛み入ります」と言われたときには「とんでもないことです」と返答するのが無難です。また、親しい間柄の場合は「お気になさらず」でも良いでしょう。ここからは「痛み入ります」に対する2つの返答について詳しく解説します。

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■「とんでもないことです」が無難

「痛み入ります」と言われた場合は、「とんでもないことです」と返すのが無難でしょう。「いえいえ」や「いいんですよ」という返答では、少し軽すぎる印象が拭えません。 「とんでもないことです」は、「お礼には及びません」といったニュアンスが含まれており、大人してスマートな返答といえるでしょう。

■「お気になさらず」は近い人に

近い間柄であれば、「お気になさらずに」でも大丈夫です。「お気になさらずに。こちらこそ、いつもお気遣いをいただきありがとうございます」との返答であれば十分でしょう。

「痛み入ります」で、感謝の気持ちを伝えよう

「痛み入ります」はやや古風な言い方ですが、ビジネスシーンにおいてはメールや手紙のなかでよく使われます。相手がしてくれた配慮や心遣いに対して感謝を示す言葉はいくつかありますが、ひとつでも多く覚え、自分の気持ちにぴったりな言葉を使えるようになりましょう。そのためにも、意味や使い方、類語などをきちんと学ぶことが大切です。

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