「ご清聴ありがとうございました」は聴衆への感謝の言葉│類語や英語表現を解説 | Domani

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2021.06.01

「ご清聴ありがとうございました」の正しい意味とは? 類語や英語表現も解説

「ご清聴ありがとうございました」は、話を聴いてもらったことへの感謝を伝える表現です。同じ読み方の「ご静聴」とは意味合いが異なるため、使用時は注意する必要があります。今回は「ご清聴ありがとうございました」の類語や英語、プレゼン使用時のポイントを解説します。

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【目次】
 ・「ご清聴ありがとうございました」の正しい意味と類語
 ・「ご清聴」と「ご静聴」はどう違う?
 ・3つのシーン別「ご清聴ありがとうございました」の使用例
 ・「ご清聴ありがとうございました」プレゼン使用時のポイント
 ・「ご清聴ありがとうございました」3カ国の言語をマスター
 ・「ご清聴ありがとうございました」を使用して感謝の気持ちを伝えよう

「ご清聴ありがとうございました」の正しい意味と類語

「ご清聴(ごせいちょう)」とは、自分の話を聞く相手へ敬意を表した言葉です。「ご清聴」に「ありがとうございました」を付け加えることで、「自分の話を聞いてくださり、ありがとうございました」という感謝の気持ちを伝えられます。

ご清聴 ありがとうございました

(C)Shutterstock.com

「ご清聴ありがとうございました」を使用するシーンは幅広く、講演やスピーチの締め言葉などで用いられます。また、ビジネスシーンでは、プレゼンテーションの締めの挨拶に活用される表現です。

「ご清聴」の類語や言い換え表現3つ

「ご清聴」には、以下のような類語や言い換え表現があります。類語とは、形は違っても意味の似た言葉のことです。類語や言い換え表現を身に付けると、会話の幅が広がります。大人の知識としてそれぞれを確認しておきましょう。

1.「拝聴する」

「拝聴(はいちょう)」とは、「相手の話を聞く」という行為をへりくだって表現した言葉です。名詞である「拝聴」に「する」を付け加え、目上の人や上司に対して使用します。

(例文)
・先日の講演を拝聴し、大変感銘を覚えました。
・〇〇教授の講演は、毎回拝聴しております。
・貴重なお話を拝聴することができ、大変参考になりました。ありがとうございました。

2.「傾聴」

「傾聴(けいちょう)」は、耳を傾け熱心に聞く様子を表します。ビジネスで必要とされる「傾聴力」は、相手の話をよく聞き、理解するスキルです。「傾聴に値する意見」「傾聴すべきお話」など、話の内容を評価するような意味合いでも使用されます。

(例文)
・静かにうなずきながら、彼の話をゆっくりと傾聴した。
・新たな視点から切り込む彼の意見は、傾聴に値すると言えるだろう。
・今回の講演は、多くの人が傾聴すべきお話だと感じました。

3.「耳に入れる」

「耳に入れる」には、「人の話に耳を傾ける」や「話を小耳にはさむ」といった意味があります。また、聞くだけでなく「情報を伝える」という意味も合わせ持つ慣用句です。「お」を付け加え「お耳に入れる」と表現すると、目上の人にも使用できます。ただし、「こっそり」「秘密裏に」といったニュアンスも含むため、使用するときは注意しましょう。

(例文)
・仲間内の会話で耳に入れた話なので、確信は持てないのですが。
・とりあえず、今回の話は彼の耳にも入れておいた。
・お時間頂戴し恐れ入ります。会議の前に、お耳に入れたい話がございます。

「ご清聴」と「ご静聴」はどう違う?

「ご静聴」は「ご清聴」と同じ読み方をする言葉ですが、意味合いや使うシーンは大きく異なります。特に、「ご静聴」は目上の人には使用できないため注意が必要です。それぞれの違いを理解し、大人のマナーを身に付けましょう。

ご清聴 ありがとうございました

(C)Shutterstock.com

■「ご静聴」は静かによく聞くこと

「静」と「聴」の文字のとおり、「ご静聴」は静かによく聞くことを意味します。主に講演や発表、スピーチの会場などで司会者が用いる言葉です。会場が騒がしく、静かにしてほしい場面で「ご静聴願います」と呼びかけます。

「静かに聞いてくれてありがとう」と感謝を表す意味では、「ご静聴ありがとうございます」も決して間違いではありません。しかし、「ご静聴」はあくまでも第三者が用いる言葉であり、「ご静聴願います」とお願いのシーンで使用することを覚えておきましょう。

■「ご静聴」を目上の人に使うのはNG

「ご静聴」の意味には、「ご清聴」のように相手への敬意は含まれていません。そのため、目上の人に「ご静聴」を用いるのは失礼にあたります。言葉の響きは変わらないため、文字に起こすときには特に注意が必要です。

文書やスライドの作成時は、「静聴」と「清聴」のタイプミスに気を付けましょう。

3つのシーン別「ご清聴ありがとうございました」の使用例

「ご清聴ありがとうございました」は、講演会やスピーチ、プレゼンの場などで用いられます。それぞれのシーンに応じた使用例を参考に、「ご清聴ありがとうございました」の使い方をマスターしましょう。

ご清聴 ありがとうございました

(C)Shutterstock.com

シーン1. ビジネスにおけるスピーチ

「ご清聴ありがとうございました」は、ビジネスにおけるスピーチの締め言葉として使用できます。スピーチの内容に応じた言葉を前後に添え、終わりを締めくくるのがポイントです。

(例文)
・私からの発表は以上となります。本日はご清聴賜り、ありがとうございました。今後は皆様からのご指導を糧に、より一層精進していく所存です。本日は貴重なお時間を頂戴し、誠にありがとうございました。

シーン2. 結婚式のスピーチ

老若男女、さまざまな人を前にする結婚式のスピーチは、誰もが頭を悩ませるものではないでしょうか。スピーチの結びの言葉として「ご清聴ありがとうございました」を用い、お祝いの気持ちを伝えましょう。

(例文)
・それでは、お二人のお幸せを心からお祈りしまして、私のご挨拶とさせていただきます。ご清聴ありがとうございました。
・ご結婚を心よりお喜び申し上げ、ご挨拶を結ばせていただきます。ご清聴ありがとうございました。いつまでもお幸せに。ご結婚おめでとうございました。

シーン3. 商品紹介や企画提案のプレゼン

ビジネスで「ご清聴ありがとうございました」を活用するのが、プレゼンの締めのシーンです。「話を聞いてくださりありがとうございました」と伝えるとともに、プレゼンの印象をアップさせる、まとめの言葉を添えましょう。

(例文)
お伝えしましたように、この度の新商品は、顧客のニーズを捉えた画期的な視点から開発いたしました。ぜひ、ご利用をご検討ください。私からのプレゼンテーションは以上となります。ご清聴、誠にありがとうございました。

「ご清聴ありがとうございました」プレゼン使用時のポイント

プレゼンの最後に「ご清聴ありがとうございました」というスライドを使用していることがありますが、印象良くプレゼンを締めたいのであれば、言葉で感謝を伝えたり、最後のスライドは「まとめ」と簡潔にしてみましょう。

ご清聴 ありがとうございました

(C)Shutterstock.com

スライドのラストを感謝の言葉で締めるのは、間違いではありません。しかし、なかには不必要なケースもあります。プレゼン全体の印象をアップさせるためにも、使用時のポイントをおさえておきましょう。

■感謝の気持ちはイラストではなく言葉で伝える

プレゼンの最後は、「ご清聴ありがとうございました」の言葉で感謝の気持ちを伝えるのが一般的です。その上でイラストや文字をスライド表示すると、かえって厚かましい印象を与えることもあります。「聞いてくれてありがとう」という気持ちは、あくまでも自分の言葉で伝えるように心がけましょう。

■「まとめ」のスライドを付けて印象アップ

プレゼンの内容によっては、発表後に質疑応答の時間が設けられます。そのため、最後は「ご清聴ありがとうございました」ではなく、「まとめ」を表示する方が効果的です。プレゼンで話した内容やより伝えたいことをまとめ、箇条書きにしたスライドを用意しましょう。

「まとめ」を表示しておけば、聴衆側はテーマを振り返りながら質疑応答に臨めます。プレゼンで話したテーマを、より印象付けることも可能です。

「ご清聴ありがとうございました」3カ国の言語をマスター

感謝を伝える言葉を用意しておけば、外国人を前にしたプレゼンもスマートに締めることができます。公用語である英語に加え、韓国語や中国語の「ご清聴ありがとうございました」をマスターしておきましょう。

ご清聴 ありがとうございました

(C)Shutterstock.com

1. 英語では「Thank you for~」

「ご清聴ありがとうございました」を英語で伝えるときには、「Thank you for~」を用います。「聞く」と言う意味を持つ英単語は、「listen」と「hear」です。「ご清聴ありがとうございました」には、より注意して話を聞く「haer」を使い、以下のように表現しましょう。

(例文)
・That’s (That is) all I have to say.Thank you for listening.
(お伝えしたいことは以上です。ご清聴ありがとうございました)

また、「注意」を意味する「attention」を用いると、「ご清覧(ごせいらん)」と表現できます。「ご清覧」とは、見る動作に敬意を表す尊敬語です。ありがとうと伝えるシーンに応じ、それぞれを使い分けてみましょう。

(例文)
・Thank you very much for your kind attention.
(ご清聴/ご清覧、誠にありがとうございました)

2. 韓国語では「경청해 주셔서 감사합니다」

韓国語では「ご清聴ありがとうございました」を「경청해 주셔서 감사합니다」(キョンチョンへ ジュショソ カムサハムニダ)と表現します。「경청」には「傾聴」、「주셔서」には「~してくれて」「~してくださって」という意味があります。

「ありがとう」を意味する「감사합니다」(カムサハムニダ)は、耳したことがある方も多いのではないでしょうか。それぞれの意味を理解したうえで、次のように表現してみましょう。

(例文)
・이상으로 제 발표를 마치고자 합니다. 경청해 주셔서 감사합니다.
(イーサンウロ チェ バルピョルー マチゴチャ ハムニダ。キョンチョンヘ ジュショソ カムサハムニダ)
(以上で私の発表を終わりたいと思います。ご清聴ありがとうございました。)

3. 中国語では「謝謝你的聆聽」

中国語で「ご清聴ありがとうございました」と伝えたいときには、「謝謝你的聆聽」(シェシェ ニーダ リンティン)と伝えましょう。「謝謝」には「ありがとう」、「你的」は「あなたの」、「聆聽」には「よく聞く」という意味合いがあります。プレゼンでは以下のように使用してみましょう。

(例文)
・我的演讲到此结束。謝謝你的聆聽。
(ゥオドゥー イェンヂィァン ダァォツゥ ヂィエシゥ。シェシェ ニーダ リンティン)
(これで私のプレゼンテーションを終わります。ご清聴ありがとうございました)

「ご清聴ありがとうございました」を使用して感謝の気持ちを伝えよう

「ご清聴ありがとうございました」は、話を聞いてくれた相手へ感謝を伝える表現です。相手を敬う気持ちが込められており、目上の人や上司に使用できます。似た言葉である「ご静聴」との違いを理解し、プレゼンやスピーチの終わりに「ありがとう」の気持ちを伝えていきましょう。

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