シーン別「ご清聴ありがとうございました」の使い方
「ご清聴ありがとうございました」は、講演会やスピーチ、プレゼンの場などで用いられます。それぞれのシーンに応じた使用例を参考に、「ご清聴ありがとうございました」の使い方をマスターしましょう。
ビジネスにおけるスピーチ
「ご清聴ありがとうございました」は、ビジネスにおけるスピーチの締めの言葉として使用できます。スピーチの内容に応じた言葉を前後に添え、話を締めくくるのがポイントです。
例文
・私からの発表は以上となります。本日はご清聴賜り、ありがとうございました。
結婚式のスピーチ
老若男女、さまざまな人を前にする結婚式のスピーチは、誰もが頭を悩ませるものではないでしょうか。スピーチの結びの言葉として「ご清聴ありがとうございました」を用い、お祝いの気持ちを伝えましょう。
例文
・それでは、お二人のお幸せを心からお祈りしまして、私のご挨拶とさせていただきます。ご清聴ありがとうございました。
商品紹介や企画提案のプレゼン
ビジネスで「ご清聴ありがとうございました」を活用するのが、プレゼンの締めのシーンです。「話を聞いてくださり、ありがとうございました」と伝えるとともに、プレゼンの印象をアップさせる、まとめの言葉を添えましょう。
例文
この度の新商品は、顧客のニーズを捉えた画期的な視点から開発いたしました。ぜひ、ご利用をご検討ください。私からのプレゼンテーションは以上となります。ご清聴、誠にありがとうございました。
「ご清聴ありがとうございました」プレゼン使用時のポイント
プレゼンの最後に「ご清聴ありがとうございました」というスライドを使用していることがありますが、印象よくプレゼンを締めたいのであれば、言葉で感謝を伝えたり、最後のスライドは「まとめ」と簡潔にしてみましょう。
スライドのラストを感謝の言葉で締めるのは、間違いではありません。しかし、なかには不必要なケースもあります。プレゼン全体の印象をアップさせるためにも、使用時のポイントをおさえておきましょう。
感謝の気持ちはイラストではなく言葉で伝える
プレゼンの最後は、「ご清聴ありがとうございました」の言葉で感謝の気持ちを伝えるのが一般的です。その上でイラストや文字をスライド表示すると、かえって厚かましい印象を与えることもあります。「聞いてくれてありがとう」という気持ちは、あくまでも自分の言葉で伝えるように心がけましょう。
「まとめ」のスライドを付けて印象アップ
プレゼンの内容によっては、発表後に質疑応答の時間が設けられます。そのため、最後は「ご清聴ありがとうございました」ではなく、「まとめ」を表示する方が効果的です。プレゼンで話した内容やより伝えたいことをまとめ、箇条書きにしたスライドを用意しましょう。
「まとめ」を表示しておけば、聴衆側はテーマを振り返りながら質疑応答に臨めます。プレゼンで話したテーマを、より印象付けることも可能です。