濃厚接触者のほうが「経過観察期間」が長いという落とし穴!
前回のお話▶︎【夫がコロナになりまして。】 夫の陽性判明と自宅療養の日々
“自宅療養”する陽性患者自身は?
現在、陽性患者は「発症日から10日経過し、かつ72時間(3日間)症状が無い」場合に療養期間終了となります。「PCR検査で2回陰性」は必要なくなったとのこと。すなわち、療養終了時に必ずしも検査の必要がなく、上記条件を満たせば通常の生活に戻ることができるそうです。
陽性患者が“自宅療養”した場合、濃厚接触者となった家族はどうなる?
では、濃厚接触者は? 現在の方針では「陽性患者との最終接触日から2週間」の観察期間が必要です。
すなわち、陽性患者が自宅療養となった場合、「発症日から10日経過し、かつ72時間(3日間)症状が無い」と判断した日を最終接触日として、「そこからさらに2週間」なのです。これ、意外と知られてないのではないかなと思います。夫が療養期間を終了し職場復帰できたとしても、私と子どもはそこから2週間仕事や保育園へ行くことができないのです。
発症から4日後、夫のホテル療養が決定!
その後、再び熱が出た夫。空きがないので入れるかわからないと言われていたホテルですが、発症から4日で入れることに。しかし指定されたホテルは、自宅から遠い場所。電車だと2回乗り換えが必要な場所でした。車移動もできないしどうしたらいいのかと思っていたところ、保健所の方が車で迎えに来てくれるとのこと。数名の陽性患者と相乗りで、会話は一切禁止だったそうです。
陽性患者が“ホテル療養”になった場合、家族は?
夫がホテル療養となったため、私と子どもの経過観察期間も短縮されます。陽性患者がホテルへ入った日が最終接触日となり、この日から2週間が経過観察期間となります。
<療養期間、経過観察期間のPOINT>
・陽性患者は「症状が出た日から10日経過、かつ3日間症状がない」と判断されれば療養完了
例)4月1日発症→最短で4月11日まで療養期間。(4月9日以降症状がないことが条件)
・濃厚接触者は「療養中の陽性患者との最終接触日」から2週間が経過観察期間
例)4月11日に療養期間終了した陽性患者の濃厚接触者の場合
→4月25日までが経過観察期間。(4月11日から2週間)
例)4月5日に陽性患者がホテル療養に決まった場合
→4月19日までが経過観察期間(4月5日から2週間)
トップ画像・アイキャッチ/(C)Shutterstock.com