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2025.12.26

「貴殿」とはどんな意味?使い方や注意点と言い換え表現を解説

文語のため話し言葉としては使わない

文語的な表現である「貴殿」は、話し言葉では使いません。基本的に、手紙や公的な文書などで使用される言葉です

働く女性

話し言葉として同じ意味の内容を伝えたいときには、「◯◯様」や「◯◯課長(役職名)」などと表現しましょう。

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「貴殿」の言い換え、4つの類語

「貴殿」の言い換えには、「あなた」「先生」「貴台」「貴社」の4つの類語があります。類語とはいってもニュアンスが異なるため、言い替えをする際には相手の立場やシーンに合わせて使い分けてみてくださいね。

「貴殿」の類語
  1. あなた
  2. 先生
  3. 貴台
  4. 貴社
メールと男女
(c) Adobe Stock

あなた

「あなた」も「貴殿」の類語のひとつです。「あなた」を漢字で表すときは「貴方」と書きます。「貴殿」とは対象となる相手に対する敬意の大きさが異なっており、「あなた」の場合は自分と同じくらいの立場か、目下の相手を表す敬称となります。

「あなた」はもともと、相手への尊敬を込めて呼ぶ話し言葉でした。しかし、現代では敬意の念は薄れており、対等の相手か目下にあたる相手に対して、丁寧さと親愛の念を含む敬称となっています。

先生

「先生」も「貴殿」と言い換えができる類語です。専門の知識や資格、スキルを持った相手に対して、ビジネスの場などで使われることがあります

この表し方をするかどうかは、企業ごとの文化によっても異なります。「先生」とよく呼ばれることがある例としては、企業に対してその力を発揮してくれる、弁護士や会計士、医師などです。

貴台

「貴台」も「貴殿」との言い換えができる二人称で、「きだい」と読みます。主に、手紙文で用いられるところが特徴。「貴殿」と比べると、より敬意の念が強く込められている言葉です。男女での使い分けの必要性は、「貴台」のほうが薄くなります。

貴社

「貴社」の読み方は「きしゃ」。企業に対して使う言葉であり、「敬意を持っている相手が所属している会社など」を表わしています。

なお、「貴社」は「貴殿」と同じく主に書き言葉として用いられます。会話の中で表現する場合には「御社(おんしゃ)」を選んだほうがいいですね。

「貴社」が話し言葉としてあまり使われない理由は、その音にあります。「きしゃ」で思い浮かべるものには「帰社」や「記者」などもあるでしょう。漢字がわからないまま「きしゃ」とだけ聞くと、ほかのイメージを持ってしまいやすいもの。話が理解しにくくなってしまうため、話し言葉としては避けられているのです。

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「貴殿」の反対語

「貴殿」は相手を敬う言葉です。その反対語としては自分をへりくだって指す言葉である「私」のほか、あまり聞きなれないかもしれませんが「小職」が挙げられます。

私(わたくし)

自分自身を指す言葉として使われます。敬語・フォーマルな表現 「わたし」よりも丁寧で改まった言い方です。「わたし」よりも謙譲のニュアンスが強く、男女を問わず使用されます。

小職(しょうしょく)

役職を持つ人(主に男性)がへりくだって使う表現。元々は官職にある人の言葉でした。同等以下の相手に使用するのが原則ですが、硬い印象を与えるため、最近は「私(わたくし)」で統一する方が無難とされる傾向があります。

よくある質問

「貴殿」について、ビジネスシーンでよくある質問とその回答を紹介していきます。

Q. 「貴殿」は失礼ですか?

相手によっては「やや不遜(見下している)」と感じられたり、「硬すぎる」と違和感を持たれたりすることがあります。「〇〇様」「役職名(部長など)」「〇〇部長様」を使う方が良い場面もあります。

Q. 「貴殿」を女性から男性に使えますか?

辞書では、「貴殿」は「男性が目上または同等の男性に対して用いる」言葉と定義されていることが多く、書き手も読み手も男性であることが前提とされてきました。そのため、女性から男性に使用しても文法的に間違いではありませんが、一般的には避けるのが無難です。

Q. 「貴殿」と「貴職」の違いは?

どちらも相手を敬う二人称ですが、貴殿はおもに男性に使用される言葉で、貴職は役人、公務員など、官職や高い役職にある人に対して使用されます。

Q. 「あなた様」の言い換え表現は?

相手の名前や役職がわかっている場合は、それらを使う方がより自然で丁寧です。例えば「(名前)様」「(役職名)様」「(名前)殿」と表現するのが良いでしょう。

最後に

  1. 「貴殿」は相手を敬う二人称であり、男性が目上または同等の男性対して使用する言葉
  2. 相手の名前や役職が分かる場合は「(名前)様」「(役職名)様」と表現するのがベター
  3. 「貴殿の益々のご活躍を心よりお祈り申し上げます」というフレーズで使用されることが多い

目上の人に対する尊敬の意を含めた二人称である、「貴殿」。「男性が目上または同等の男性に対して用いる」言葉とされているため、女性から男性に使用するのは一般的には避けるのが無難です。

本記事で紹介した注意点も踏まえて、適切な場面で使ってみてください。ビジネスシーンでは、仕事相手や取引先の名前を呼ぶ機会は多いもの。状況に応じて、類語である「あなた」や「貴社」などを使い分けてみると、表現が広がるでしょう。

TOP画像/(c) Adobe Stock

Domani編集部

Domaniは1997年に小学館から創刊された30代・40代キャリア女性に向けたファッション雑誌。タイトルはイタリア語で「明日」を意味し、同じくイタリア語で「今日」を表す姉妹誌『Oggi』とともに働く女性を応援するコンテンツを発信している。現在 Domaniはデジタルメディアに特化し、「働くママ」に向けた「明日」も楽しむライフスタイルをWEBサイトとSNSで展開。働く自分、家族と過ごす自分、その境目がないほどに忙しい毎日を送るワーキングマザーたちが、効率良くおしゃれも美容も仕事も楽しみ、子供との時間をハッピーに過ごすための多様な情報を、発信力のある個性豊かな人気ママモデルや読者モデル、ファッションのみならずライフスタイルやビジネス・デジタルスキルにも関心が高いエディターたちを通して発信中。https://domani.shogakukan.co.jp/

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