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2021.04.24

「所存」を使いこなして印象アップ! 意外と知らない注意点から英語表現もご紹介

メールや挨拶などでも使用される「所存」ですが、皆さんは正しく使いこなしているでしょうか? 今回は、意外と知らない注意点から英語表現までご紹介します!

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【目次】
「所存」の意味や読み⽅とは?
使い⽅を例⽂でチェック
類語や⾔い換え表現にはどのようなものがある?
英語表現とは?
最後に

「所存」の意味や読み⽅とは?

それでは、意味や読み方から見ていきましょう。

<読み⽅と意味>

「所存」は「しょぞん」と読みます。

意味は「心に思う所。考え。」(小学館『デジタル大辞泉』より)。

さらに詳しく、言葉の成り立ちを見ていきましょう。「所存」は、「存ずる所」という意味の言葉です。「存ずる」は、「思う」「考える」の謙譲語。「所」は、「~するところ」という意味の表現。よって、自分の考えを述べるときに、「~だと考えています」という意味で使います。

改まった表現なので、ビジネスにおいても日常会話に使われることは、ほとんどありません。主に、フォーマルなスピーチや、ビジネス文書の中で使われる表現です。

<ビジネス等で使う時の注意点>

ビジネスシーンで、誤った使い方をして恥をかいてしまう…。なんて事は、避けたいですよね。以下が、「所存」という表現を使う際の注意点ですので、チェックしてください。

所存

(C)Shutterstock.com

注意その1:二重敬語「ご所存」はNG

まずは、「二重敬語」に気をつけてください。二重敬語とは、同じ種類の敬語を重ねて使うこと。例えば、「ご所存」とするのは誤りです。「所存」は、謙譲語。すでに敬語表現として成立しています。その上に、謙譲を表す「ご」や「お」は不要です。誤った表現になるので注意しましょう。

注意その2:二重表現「~と考える所存です」は、誤り

次は、誤りやすい表現。「二重表現」に注意しましょう。先ほど出てきた、「二重敬語」とよく似た言葉ですが、意味は異なります。例えば「腹痛が痛い」は二重表現です。「腹痛」と「痛い」は同じ意味ですよね。このように、同じ意味の言葉を重ねる事を、「二重表現」と言います。

「所存」には、「~と思う」「~という考え」という意味が含まれています。ですから、「~と考える所存」は「考える」と「所存」の意味が重なるため、誤った表現になります。

注意その3:主語は自分

「所存」は、謙譲語です。謙譲語は、自分がへりくだって、目上の相手を敬う表現ですので、主語は、必ず自分になります。「社長が、所存を述べられる」というように、相手を主語にして使うことはできないので注意してください。

使い⽅を例⽂でチェック

前述の注意点に気をつけながら、実際にはどのように「所存」を使うのかを、具体的にご紹介します。

1:「入社後は、貴社の発展に貢献できるように、尽力する所存です」

「入社後は会社の発展のために、力を尽くします」という意味の表現。履歴書の自己PR欄に入社後の意気込みを入れると、熱意が伝わるでしょう。「~と思います」とするよりも、「~所存です」と表現することで、丁寧かつ礼儀正しい印象を与えることができますよ。

2:「我々チーム一丸となって、取り組む所存です」

前述したように、「所存」は、主語が自分である必要があります。しかし、自分の所属する組織が、主語の場合にも使うことができます。自分だけでなく、チーム全体の意思を表現することができますよ。

3:「今後このようなことがないように、再発防止に全力で取り組む所存でございます」

「所存」は、謝罪の文章にも用いることができます。

謝罪の場では「所存でございます」とした方が、より丁寧で低姿勢に感じてもらえるでしょう

類語や⾔い換え表現にはどのようなものがある?

つぎに、「所存」の言い換え表現について、ご紹介します。

所存

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1:「所見」

所見」の意味は、「あることについての意見。考え」。病院で、医師の診断結果を聞く時などに、よく耳にする言葉ですよね。「所存」と違う点は、「所見」は、相手の考える事に対しても使えるところ。また、「所見」は名詞であるため、目上の人に対してもそのまま使うことができます。

敬語を意識しすぎて、「ご所見」や「お所見」とするのは誤った表現ですので、ご注意ください。

(例)カルテをご覧いただき、先生方の所見を伺いたく存じます。

2:「意向」

「意向」は、「どうするつもりかという考え。心の向かうところ。思わく」という意味。つまり、「自分はどうしていくのか」という、未来に対する意思表示に使う表現です。また、「ご意向」とすることで「相手の考え」という意味になり、目上の人の考えを表現する言葉になります。

(例)弊社の意向としましては、このままこのプロジェクトを継続させていきたいと思っております。

(例)貴社のご意向を伺いたく存じます。

3:「存じます」

「存じます」は、目上の人に使う敬語表現。「思う」の謙譲語「存じる」に、丁寧語の「ます」をつけたもので、「~だと思います」という意味になります。「思います」も敬語表現ですが、改まったシーンでは「存じます」を使う方が良いでしょう。自分の意見をより丁寧に伝えることができます。しかし、多用すると、相手に過剰な表現だと取られかねませんので、使用頻度には気をつけてください。

(例)〇〇様におかれましては、ご健勝のことと存じます。

英語表現とは?

「思う所」という意味の「所存」は英語で、どう表現するのでしょうか? まず、「思う」といえば。「I  think 」が思いつきますよね。しかし、欧米では「I think(思う)」という表現は、意思を伝える言葉として弱いと言えます。

所存

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そんな時は「will」を使って表現するのがベター。「will 」は未来を表す単語ですが、主語が自分であるとき、強い意志を表現することができます。

・I will try and do my best. (今後も努力していく所存です)

・I will try my best not to repeat the same trouble. (今後の再発防止に尽力する所存です)

最後に

自分の考えや、思いを述べる時に使う「所存」という言葉の意味や使い方について解説してきました。フォーマルなシーンやビジネス文書などで、自身の意見や思いを述べる時の参考になさってください。

トップ画像・アイキャッチ/(C)Shutterstock.com

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