「いちだんらく?」それとも「ひとだんらく?」
文章の一つの段落を「一段落(いちだんらく)」と言いますが、では、「今している作業が一段落したら休憩しよう」の「一段落」は何と読むでしょう?
誤読された読み方があまりに広がったため、小学館 デジタル大辞泉では
「○○だんらく」と読むのは誤りだが、話し言葉では使われることも多い。
とまで解説しています。
正しいのはいったいどちらなんでしょう??
正解は…
いちだんらく
でした!
【一段落:いちだんらく】
1.文章などの、一つの段落。
2.物事が一応かたづくこと。ひとくぎり。
「事件もこれで―がついた」「仕事が―したらお茶にしよう」
〔補説〕
2を「ひとだんらく」と読むのは誤りだが、話し言葉では使われることも多い。【一段落:ひとだんらく】
「いちだんらく(一段落)」の誤読。
正しい読み方は【いちだんらく】でした!
「一区切り(ひとくぎり)」や「一安心(ひとあんしん)」、「一先ず(ひとまず)」などのように、「一(ひと)+○○」という言葉が複数あることから、いつのまにか「一段落」を「ひとだんらく」と読むのが広まっていったそう。
~【一段落】の類語とは?類語紹介~
その1:句切り/区切り
【句切り/区切り:くぎり】
1.会話や文章などの、意味・発音上の切れ目。くぎれ。
2.物事の切れ目。段落。きり。
「仕事に―をつける」
その2:折目
【折(り)目:おりめ】
1.紙・衣服などを折りたたむときにできる境目の筋。
「ズボンに―をつける」
2.物事のくぎり。けじめ。
「生活に―をつける」
3.立ち居振る舞い。行儀作法。
4.よい折。機会。
その3:節目
【節目:ふしめ】
1.木材・竹などの節のあるところ。
「―の多い材木」
2.物事の区切り目。
「人生の―」
(引用すべて〈小学館 デジタル大辞泉〉より)
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