「進」の読み方がポイント
耳で聞いたら分かるのに、漢字で見るととたんに何のことか分からなくなることってありますよね。
【二進も三進も】は、大人ならきっと一度は聞いたことがある言葉です。
【進】の読み方がポイントで、本来の「しん」とは読みません。
どうすることもできなくて、行きづまっているときなどに使われます。
「二進も三進も行かない」など。
さて、【二進も三進も】の読み方とはいったい??
正解は…
にっちもさっちも
でした!
【二進も三進も:にっちもさっちも】
《そろばんの割り算から出た語で、計算のやりくりの意》
物事が行き詰まり、身動きのとれないさま。どうにもこうにも。「借金が増えすぎて―行かない」
~【二進も三進も】の類語とは?類語紹介!~
その1:剣が峰
【剣が峰:けんがみね】
1.火山の噴火口の周縁。特に、富士山頂についていう。
2.相撲で、土俵の円周を作る俵の上面。
「―で残す」
3.それ以上少しの余裕もない、ぎりぎりの状態。物事の成否の決まる瀬戸際。
「―に立たされる」
その2:前途遼遠
【前途遼遠:ぜんとりょうえん】
目的地までの道のりが非常に長いこと。また、目的の達成までの時間が長くあること。また、そのさま。
「―な計画」
その3:頓挫
【頓挫:とんざ】
1.勢いが急に弱まること。また、計画や事業などが途中で遂行できなくなること。
「活動に一―を来す」「不況で事業が―する」
2.文章や演説の調子が急に変わること。
(引用すべて〈小学館 デジタル大辞泉〉より)
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