【所存です】は自分の思いを伝える言葉!正しい使い方4つと類語も併せて紹介 | Domani

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2021.06.22

【所存です】の正しい意味は? 使い方や類語を紹介

「所存です」は、自分の思いや考えを伝える際に使える表現です。この記事では「所存です」が持つ意味をまとめたうえで、正しい使い方4つと類語などを解説します。「所存です」の使い方を正しく理解すれば、相手に悪印象を与えずに自分の意思を表明できるでしょう。

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【目次】
 ・「所存です」の正しい意味は?
 ・「所存です」を使うときの注意点
 ・「所存です」の正しい使い方と例文4つ
 ・「所存です」の言い換え5つ
 ・「所存です」の正しい英語表現
 ・「所存です」を正しく使いこなせる大人になろう!

「所存です」の正しい意味は?

「所存です」は、「〜だと思います」という意味を持つ表現です。単語の主体となる「所存」は「しょぞん」と読みます。誤って「しょそん」と読まないように注意しましょう。「所存」には、以下2つの意味があります。

所存 です

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・心の中で思っていることや考えていること
・思惑

そもそも「所存」とは、訓読の「存ずる所」を省略したものです。「存ずる」は「思う」「知る」「考える」のへりくだった表現です。自分よりも立場が上の人に対して意思を伝える際に使用します。

「所存です」を使うときの注意点

「所存です」を使うときには、気をつけておくべき点が2つあります。具体的には、二重敬語にならないこと、「思う」「考える」と一緒に使わないことが挙げられます。

所存 です

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さまざまなシーンで便利に使える言葉だからこそ、間違った意味で使うと相手に悪印象を与える可能性も。正しい使い方ができるように、「所存です」の注意点について確認しましょう。

■「所存でございます」は二重敬語にはならない

「所存でございます」は二重敬語と思われがちですが、日本語として正しい表現です。二重敬語とは、種類が同じ敬語を連続させた言葉のことです。具体的な二重敬語のパターンは「尊敬語+尊敬語」「謙譲語+謙譲語」が挙げられます。

二重敬語は表面的には丁寧な表現であるものの、かえって失礼な印象を与えることから、一般的に適切な表現ではないとされています。その点、「所存でございます」は二重敬語にあたる表現ではなく、正しい使い方です。「所存です」よりも丁寧さがあるため、礼儀正しい印象を与えたいときに使うといいでしょう。

■「思う」「考える」と一緒に使わない

「所存です」は「思う」「考える」という意味を含んでいるため、「思う所存です」「考えている所存です」のように、「思う」「考える」と一緒に使用できません。意味が重複した表現は「二重表現」と呼ばれ、誤った日本語です。

二重表現は思わず使ってしまう言葉ですが、誤りであるため使用しないように気をつけなくてはいけません。「所存です」を使う際は意味が二重になっていないかを確認し、誤用しないように注意をしましょう。

「所存です」の正しい使い方と例文4つ

ここでは「所存です」の正しい使い方と例文を4つご紹介します。「所存です」は、主にビジネスシーンにおいて便利に使える言葉です。特に仕事上のメールを送るときや、履歴書・面接で志望動機を伝えるとき、スピーチや新任挨拶のような決意表明をするときに多用されます。

所存 です

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「所存です」の正しい使い方を理解しておくと、適切な場面で活用できるでしょう。

1. ビジネスシーンでメールを送るとき

「所存です」は、ビジネスメールで謝罪や決意表明するときに使用できます。ただし、1通のメールの中で「所存です」を多用すると、読み手に「くどい」と思われかねないので注意しましょう。

謝罪の気持ちを表すお詫びメールを送る際は、以下の例文を参考にしてください。

・今後は同じミスが再発することのないよう、社員教育を徹底して参る所存です。
・今後は不手際のないよう、精進していく所存でございます。

また、ビジネスメールにおいて「決意・意向」を示す際は、以下の例文を参考にしてみましょう。

・社員一同、全力で取り組む所存です。
・都合が合えば、近いうちにそちらへ参上する所存です。

2. 履歴書や面接の志望動機を伝えるとき

「所存です」は、履歴書を書くときや面接時に使われる言葉です。特に、会社に入った場合にどんなことを目指すかといった決意表明として、自己PRする際に使用します。

自己PRや志望動機に使う際は以下を参考にしてください。

・一日も早く貢献できるよう努力する所存です。
・入社後は貴社の戦力となれるよう努力していく所存です。

「所存です」を用いる際は、意気込みや決意が伝わるように、会社に対してどのように貢献していきたいか述べるといいでしょう。

3. 会社でスピーチをおこなうとき

「所存です」は、送別会や懇親会でスピーチをおこなう際に自分の意思を表明する言葉として使います。「所存です」といったフォーマルな表現を正しく使用すると、きれいなスピーチになるでしょう。

スピーチの中で使える「所存です」の例文は以下を参考にしてください。

・一日でも早くお役に立てるよう頑張る所存です。
・企業としてすべきことを考えながら今後も歩いていく所存です。

4. 新しい部署や役職に就いて挨拶するとき

「所存です」は新しい部署に異動したり、新たな役職に就いたりしたときの挨拶の中でも使われます。使用する目的は、今後の意気込みや決意を伝えるためです。「所存です」と述べると、「これからどんなことをしていくのか」という意思をはっきりと伝えられるでしょう。

新任挨拶で使える「所存です」の例文をご紹介します。

・微力ではございますが、こちらのプロジェクトに貢献したい所存です。
・これまでの経験を活かしながら、業務を通じてさらに学んでいく所存です。

「所存です」の言い換え5つ

「所存です」には5つの言い換え表現があります。いつも「所存です」ばかりを使っていると、発言が単調な印象を受けます。「所存です」と同じように使える表現を学び、適切に使えるようにしましょう。

所存 です

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「所存です」を使う場面は、目上の人に対するかしこまったシーンと、よりカジュアルに伝えたいシーンに分かれます。以下で言い換え表現と使い方を見ていきましょう。

1.「〜のつもりです」

「〜のつもりです」は、「所存です」ほど硬い表現が必要ない場面で使います。「つもり」は意図や考え、意向を表す言葉で、「所存です」と同じ意味です。「所存です」がかしこまった表現であるのに対し、「つもりです」は柔らかい印象を与えます。「所存です」と違い、「つもりです」にはへりくだった意味はありません。

「つもりです」は、以下のように使います。

・スケジュールに沿って計画を実行するつもりです。
・明日資料を持参するつもりです。

2.「〜と存じます」

「〜と存じます」は、目上の人に対して考えやお願いを伝えるときに使います。「〜と存じます」には「思っています」「知っています」という意味があり、「所存です」と同じく、相手にへりくだった印象を与える言葉です。自分よりも立場が上の人に対して意見や考えを述べたり、お願いをしたりするときは、「〜と存じます」を使うと丁寧に伝えられます。

以下の例文を参考にするといいでしょう。

・お早めにご返信いただきますよう、お願いしたく存じます。
「お願いしたく存じます」と加えると、「お願い」の意味を含んだ文章が作れます。

・お送りいただいたメールを拝見しましたが、特に問題ないかと存じます。
「問題ないかと存じます」を使い、「問題ないと思っています」を言い換えています。

・皆様におかれましてはご健勝のことと存じます。
「〜のことと存じます」は「知っている」という意思を表します。

3.「〜して参ります」

「〜して参ります」は、持続的な意思を表したいときに使います。「〜していきます」をへりくだって伝える言い方です。「参ります」には「いきます」という意味もありますが、この場合は「何かを継続する」ニュアンスで使用されます。「所存です」と同じく決意表明をする際に適した表現です。

具体的な例文には以下のものがあります。

・妥協せずに最善を尽くして参ります。
・改善案を実行し、これからも努力して参ります。

新たに何かを続けるときと、以前から続けてきたことを継続するときの両方で使用可能です。

4.「〜次第です」

物事の事情や状況を報告する際は、「所存です」の言い換えとして「〜次第です」が使えます。「〜次第です」は「〜というわけです」「〜という状況です」と同義です。「所存です」は事実よりも自分の意見を述べる際に使用しますが、「〜次第です」は「なぜ・どうしてそうなったか」という事実を説明するために用いられます。

正しい言い方で事情や状況を報告できるように、「〜次第です」の例文を確認しておきましょう。

・我々としましては、以上のように考えている次第です。
・現在は、新規事業に向けて取り組んでいる次第です。

5.「意向」

「意向」は「所存です」と同じく、心の中の「思い」「考え」を意味する言葉です。ただし、「所存です」は自分に対してしか使えませんが、「意向」は自分にも相手にも使えます。似ている言葉ではあるものの、それぞれは置き換えられないので注意しましょう。

なお「意向」には敬意が含まれていないため、目上の人に対してそのまま使うのは不適切です。「ご」を加えて「ご意向」にすると、敬意が込められた丁寧な表現として使えます。

上記を踏まえ、「意向」の例文を確認しておきましょう。

・ご意向に添えず大変申し訳ございません。
・まずはお客様のご意向をお聞かせください。
・ご意向を確認したく、ご連絡差し上げました。

「所存です」の正しい英語表現

「所存です」の英語表現である、「I want to(〜したいと思います)」と「I would like to(所存でございます)」をご紹介しましょう。ビジネスの場面で、英語のやりとりをスムーズに進めるために、正しい英語表現を押さえておきたいところです。

所存 です

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以下で「所存です」の英語表現をご紹介するので、丁寧さの度合いに応じて使い分けてみてください。

■〜したいと思います「I want to」

「所存です」を簡単に表すと、「〜したいと思います」が当てはまります。「〜したいと思います」を英語で表現する場合は、「I want to」を使うのが一般的です。カジュアルな印象があるため、へりくだった言い方が求められない場面に向いています。

なお、「したい(want)」「思います(think)」と動詞が2つありますが、「I think I want to」にはしません。「think」と「want」を連続させるのは誤った表現なので、使わないように注意しましょう。

「I want to」を使った例文をご紹介します。

・I want to change jobs.(転職したいと思います)
・I want to cancel.(キャンセルしたいです)

■より丁寧な表現「I would like to」

「所存でございます」の英語表現は「I would like to」で、相手にかしこまった印象を与えられます。「I would like to」を「I want to」に言い換えても文章は成立しますが、丁寧に伝えたい場合は「I would like to」を使いましょう。

「I would like to」を使った例文をご紹介します。

・I would like to visit you.(お伺いする所存です)

「所存です」を正しく使いこなせる大人になろう!

「所存です」は、「〜だと思います」を丁寧に表した言葉で、目上の人に対して意見や思いを伝えるときに使います。仕事関係のメールや履歴書、スピーチなど、主にビジネスシーンにおいて決意表明するときに使える便利な表現です。「所存です」の意味や類語を理解し、正しく使いこなせるように適切な使い方を習得しておきましょう。

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