追熟させるなら常温保存
熟していないアボカドは、20℃前後の風通しのよい環境で保存を。皮の色にもよりますが、4~5日程で熟成するでしょう。ただし、室温が27℃を超える夏場は、注意が必要です。高すぎる気温は、果肉を黒くしたり、アボカドを腐りやすくするなどしますので、小まめにチェックしてください。
アボカドの保存に適しているのは、5℃~27℃とされています。夏場や冬場の温度管理は特に注意しましょう。
電子レンジで加熱する方法も
食べ頃になったと思ってアボカドに包丁を入れてみたら、まだ果肉が固かったということがあるでしょう。一度でもカットしたアボカドは、果肉が変色しやすいので、そのまま放置するのは避けます。
果肉を柔らかくするなら、電子レンジで加熱がおすすめ。アボカドを半分に切って種を取り除き、600Wで1分ほど加熱します。それでも柔らかさが足りないときは、様子を見ながら30秒ずつ加熱を繰り返してみてください。アボカドを取り出し、皮を簡単にむくことができればOKです。
ただし、加熱により味が落ちることも知っておきましょう。その場合は、果肉をつぶしてディップソースにするとか、炒め物に使うとか、グラタンにするなどがおすすめです。
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カットしたアボカドの変色を防ぐ方法
アボカドの果肉は、空気に触れると酸化し、変色してしまいます。ここからはカットしたアボカドの変色を防ぐ方法を見ていきましょう。
レモン汁やオリーブオイルをかける
アボカドをカットしてから食べるまで時間があく場合は、レモン汁や酢、オリーブオイルを果肉にかけておくのがおすすめ。レモン汁には抗酸化作用があるので、変色を防いでくれるでしょう。酢やオリーブオイルにも、変色防止効果がありますよ。
そのほか、カットした玉ねぎと保存するという方法も。ポリ袋や密閉容器に入れた玉ねぎの上にアボカドを置けばOK。保存に使った玉ねぎは、そのまま料理に使えます。
最後に
アボカドの黒く変色している果肉について、食べられるかどうかや保存方法などを紹介しました。一部の変色であれば食べられることが多いですが、果肉が全体的に変色している、においがおかしいなどの場合は食べないほうがいいでしょう。食べる前に、アボカドの状態をよくチェックしてくださいね。
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