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2024.06.17

「当事者意識」の正しい意味は? 高めるメリットやその方法について解説

部下や後輩に「当事者意識」を持たせる方法6つ

相手に「当事者意識」を持たせる方法には、「仕事の内容を具体的に説明する」「あえて責任のある仕事を任せる」「社員の考えを聞く時間を設ける」「失敗による結果をイメージさせる」「成功したら褒めることを忘れない」「最後までやり遂げるよう仕向ける」があります。それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。

後輩を指導する女性

仕事の内容を具体的に説明する

当事者意識が低い部下や後輩に仕事を指示するときは、なるべく具体的に説明しましょう。なぜなら仕事の本質的な部分を理解していないと、業務の目的が分からず他人事と捉えてしまいがちだからです。仕事への理解を深めるためにも、具体的に指示を出すように心がけましょう。

あえて責任のある仕事を任せる

思い切って責任のあるポジションや業務を任せてみましょう。仕事にやりがいを感じないとやる気が下がり、指示された業務だけに取り組むようになります。責任のある仕事を通してプロ意識が芽生えるかもしれません。ただ、あまり責任が重い業務だと途中で投げ出す可能性もあるため、段階的に任せるのがおすすめです。

社員の考えを聞く時間を設ける

当事者意識を持たせたいなら、部下や後輩の意見を吸い上げる時間を設けましょう。自分の意見が言える場があることで、自分も業務に参加していることを身をもって実感できます。また自身の意見が取り入れられる機会があれば、仕事へのモチベーションも上がるはずです。主体性を持って仕事に取り組むようになるでしょう。

失敗による結果をイメージさせる

仕事に対して楽観的に考えている部下や後輩には、失敗したときの悪い想像ができていないことが考えられます。悪い想像を持って業務に取り組まないので、責任感も養えません。過度に怯えさせるのは良くありませんが、少し煽って危機感を持たせてみるのもおすすめです。「このままだと期限に間に合わないかも…」など具体的な結果を想像させましょう。

成功したら褒めることを忘れない

無事に業務が進んだら、部下や後輩をしっかり褒めてあげましょう。なぜなら、叱るよりも褒めるほうが当事者意識を持たせられるからです。また部下や後輩は褒められることで、達成感を感じるだけでなく自信を持つことにも繋がります。次のパフォーマンス向上にも繋げられるので、積極的に褒めて後輩や部下の当事者意識を高めましょう。

最後までやり遂げるよう仕向ける

当事者意識を持たせるためには、仕事を最後までやり遂げられるように仕向けましょう。当事者意識が低い人は、「途中で投げ出しても構わない」と思っている節があります。一度投げ出すと癖になるため、負のループになってしまいます。後輩や部下の仕事状況を把握して進行が滞っているようなら、サッと手を差し伸べてあげましょう。

【100人に聞いた】その他にこんな意見も

どうすれば当事者意識を持てるようになるのかについても、アンケートを実施しました。様々な意見が寄せられたので、最後に紹介していきます。

「仕事に取り組む姿勢を正当な評価として反映する」(40代・千葉県)
「目標を設定させる、意見を吸い上げる、期待する役割を教える、フィードバックする」(40代・東京都)
「みんなの意見を聞いてあげること」(40代・岐阜県)
「積極的にコミュニケーションをとる」(40代・石川県)
「どんなことも自分に起こりうる、とアンテナを貼っておくこと」(30代・神奈川県)

基本的には自分から積極的に仕事に関わる姿勢が大事であるという意見が多くありました。メンバーと積極的にコミュニケーションを取りつつ、仕事に関係することをキャッチアップためにアンテナを貼ることがまず大事でしょう。

また、部下に当事者意識を持ってもらうには目標設定や、その姿勢を評価するという意見が多数。正しいフィードバックをおこない、当事者意識を持たせられるようにぜひ参考にしてみてください。

当事者意識を持って仕事に取り組もう!

「関係者である自覚があること」という意味の当事者意識。ビジネスの場面では、当事者意識を持って業務に取り込むことが大切です。ただし、当事者意識を持たずに業務に取り組む後輩や部下も少なくありません。そんなときは、仕事内容を具体的に説明したり責任のある業務を任せたりして、当事者意識を高めていきましょう。

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