5. 謹んでお詫び申し上げます
相手に対するへりくだった気持ちを「謹んで」と「申し上げます」で表現できる「謹んでお詫び申し上げます」であれば、ビジネスシーンで大きなミスをしたときなどにも使用できます。この言葉を発する状況をつくらないように注意しつつも、万が一、必要なときは使用してください。
・資料をお渡ししておらず、ご迷惑をおかけしました。謹んでお詫び申し上げます
「ごめんなさい」はメールや手紙で使わない
「ごめんなさい」は文語表現ではないわけではありませんが、言葉で書くと少し幼稚な印象を与えることがあります。メールや手紙を書くときは、「ごめんなさい」以外の言葉で表現するほうが望ましいでしょう。
■「大変申し訳ございませんでした」が基本
謝るときは「大変申し訳ございませんでした」が基本です。相手に対して失礼なことをしたときや迷惑をかけたとき、素直に「大変申し訳ございませんでした」と表現しましょう。
■「誠に申し訳ございませんでした」も使う
強意表現を変えることでも、強い謝罪の気持ちを表現できます。「大変」の代わりに「誠に」を用いて、「誠に申し訳ございませんでした」と非礼を詫びることもできるでしょう。
■「メールにてお詫びを申し上げます」も可
本来ならば謝罪は面と向かって伝えるほうがよいと考えられます。「メールや手紙で伝えるのは、かえって失礼に当たる」と考える方もいるでしょう。「メールにてお詫びを申し上げます」と記載すれば「メールで謝るのはあまりよいことではないと分かっています」と相手に伝えることもでき、失礼に当たりにくくなるかもしれません。
時と場合に応じて「ごめんなさい」を使おう
「ごめんなさい」は間違った表現ではありませんが、敬語表現と判断できない可能性もあるため、目上の人や取引先の人に対して使うのは控えましょう。しかし、家族や友人などの親しい関係においては、使用することに何ら問題はありません。時と場合を考え、「ごめんなさい」や「申し訳ありません」などの謝罪表現を使い分けるようにしましょう。
こちらの記事もたくさん読まれています