冊子のようにまとめるなら「2箇所にまっすぐ」
製本した冊子のようにまとめたい場合は、ホチキスは「2箇所」に「まっすぐ」とめます。
とめる箇所が2箇所の場合も、「横書き」「縦書き」を意識するといいですね。横書きの場合は、左もしくは上でOK。縦書きの場合には、右にとめるようにします。
製本後、テープでとめるのであれば、製本テープからホチキスがはみ出さないように注意します。事前にテープの幅を確認してから、ホチキスでとめるとスムーズですよ。
厚い書類の束は「中とじ」で対応
ホチキスを使う際に困るのが、分厚い書類でしょう。一見ホチキスではとめられないように思うかもしれませんが、この場合は「中とじ」がおすすめです。専用ホチキスがない場合は、以下の方法を試してみてください。
1. 全書類を二つ折りにする
2. ホチキスを開き、針が出ている面を上向きにする
3. 背表紙側から、針と折り目の位置を合わせる
4. 書類を強く押し、針を刺し込む
5. 書類を裏返し、針の飛び出している部分を畳み込んだら完成
また、「発泡スチロール」を利用する方法もあります。手順は以下の通りです。
1. お刺身などが入っていた食品トレイを洗う
2. 書類の下に敷く
3. ホチキスを開き、上から押し込んで針を刺す
4. 針からトレイを引き抜く
5. ホチキスのお尻部分のリムーバーで、飛び出た針を折り畳んで完成
発泡スチロール製のトレイがホチキスの性能を十分に引き出してくれるので、針が折れ曲がることもなく、きれいにとめることができます。
ファイリングする場合は厚みに気を配ろう
定例会議の資料など毎回ファイリングする書類は、ホチキスをとめる位置も注意を。毎回同じ部分にホチキスをとめると、ファイリングの際にホチキスの部分に厚みが出てしまいます。そうなると、ファイルの中で一部分だけが盛り上がってしまうため、収納に困るということも。
可能であれば、ホチキスの位置を毎回ずらすようにするといいですね。厚みが均等になるようにすれば、スムーズにファイリングできるでしょう。
【目次】
最後に
ホチキスの止め方について、向きや工夫する理由、注意点を紹介しました。ささいなことに思うかもしれませんが、このささいなことを工夫できるかどうかで効率や利便性が変わります。
ビジネスシーンにおいては、重要なスキルとみなすこともありますので、日々意識したいですね。ホチキスのとめ方について独自ルールを設けている会社もあります。事前に確認しておくことで、やり直しをせずにすむでしょう。
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