「かねてより」
「かねてより」は、芸能人の結婚会見で聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?「予め」と同様に「前から」という意味を持ちます。「かねてより~しております」のように、動詞と一緒に使うのが一般的ですよ。
「前もって」
「予め」や「先だって」、「かねてより」はビジネス向けのかしこまった表現になります。日常会話では、カジュアルな表現である「前もって」を使う方が自然です。
英語表現とは?
「予め」の英語表現を3つご紹介します。それぞれ少しずつ意味合いが異なります。シチュエーションによって相応しい表現を選べるように、確認しておきましょう。
「I reserved a conference room beforehand.」(予め会議室を予約した)
「前もって」という意味を持つ「beforehand」を使った例文です。副詞として使われることが多く、文末につけるのが一般的。カジュアルな場面でも使えますよ。
「Please check the attached file in advance.」(事前に添付ファイルをご確認ください)
「in advance」は「前もって」という意味を持ち、「beforehand」と同じように使うことができます。また、「Thank you in advance.」(よろしくお願いします)も合わせて覚えておきたい表現の1つ。何かを依頼した際に、前もってお礼の気持ちを伝える表現です。
「I submitted the report ahead of time.」(前もって報告書を提出した)
「beforehand」や「in advance」よりもさらにカジュアルに使える表現が「ahead of time」です。「well ahead of time」にすることで、その早さを強調させることもできます。
最後に
今回は、「予め」の読み方や意味、そして類語などについてご紹介しました。よく使われる言葉であるため、知らず知らずのうちに間違った使い方をしているかもしれません。
言葉の使い方を誤ると、無意識のうちに失礼な印象を与えてしまうことも…。日常的に使われる言葉だからこそ、正しい使い方を意識していきたいですね。