3.排水口も必ずチェックする
衣類と洗濯槽のチェックが終わったら、最後に必ず排水口を確認しましょう。衣類や洗濯槽の洗浄の際に流された水の中に混ざって流れ出した吸水ポリマーが、排水口の中で水を吸収して膨らんでしまうためです。
もしも自力で確認するのが難しい場合には、水道会社などに相談してみましょう。
1.まずは洗濯機を普通に回してみる
2.脱水が終わったら、洗濯機の蛇口を閉めて電源を切る
3.バケツを用意し、排水ホースを排水口から取り外す
4.ホース内や排水口に吸水ポリマーが付着している場合は、市販のクリーナーなどを使って取り除く
5.元に戻して完了
洗濯機を回して脱水ができない場合、詰まっていることが予想されます。水があふれるリスクがあるので、必ずその場を離れずにチェックしましょう。
これはNG! やってはいけない対処方法
上記の方法よりも一見楽に試せるので、つい行ってしまいそうなNG対処法を2点紹介します。
状況を悪化させたり、新たな故障の原因になったりする可能性がある手法なので、くれぐれも誤って試さないようにしましょう。
塩を入れて回す
「塩には吸水ポリマーを溶かしてくれる性質がある」といわれていることから、ときどき洗濯機に塩を入れる方法が紹介されています。
しかし、塩は吸水ポリマーを完全には溶かしません。小さくしてくれるだけなので、結局は排水口などで吸水ポリマーが詰まってしまうリスクを取り除くことができないのです。さらに、塩が排水口にたまる可能性があるため、新たな故障の原因にも。
また、塩には金属をサビさせる性質があり、洗濯機に使われている金属製の部品の劣化を招く恐れがあります。
乾燥機にかける
吸水ポリマーが付いた洗濯物を、乾燥機にかける方法もNGです。高温の乾燥機にかけると、吸水ポリマーが溶けてしまい、洗濯物に付着してしまいます。これでは、ジェルの状態よりもさらに取りづらい状況になるのです。
また、高温にならないタイプの乾燥機でも同様に使用は厳禁です。乾燥すると吸水ポリマーは小さくなるので、一見良さそうにも思えますが、排水口を流れながら水を吸収し、再び膨らんでしまうので根本的な解決にはなりません。
むしろ、排水口を詰まらせるリスクが上がってしまうため、乾燥機の使用は行わないように気を付けましょう。
こちらの記事もたくさん読まれています
「おむつ入れ」活用でスムーズに! サッと取り出せて便利なおすすめ【12選】
【洗濯機が臭い】ときの対処法とは?普段からできる対策や掃除の頻度などを紹介