ヘアカラー後のシャンプーはいつからOK?
ヘアカラー後のシャンプーは褪色の原因になる
ヘアカラーが褪色してしまう原因はさまざまで、紫外線や汗に含まれるアルカリ性成分などがありますが、シャンプーも原因のひとつ。
髪は水分を含んだときとアルカリ性に触れたとき、キューティクルが開く性質があります。シャンプーは髪を濡らすうえにアルカリ性に触れるため、褪色しやすくなってしまうのです。
ヘアカラー当日はシャンプーを我慢。24時間後がベスト
カラー剤は一般的に、髪になじむまで24時間ほどかかると言われています。
そのためカラーリングした当日は、シャンプーをしないほうが色は長持ちするそうです。
ヘアカラー後の褪色を防ぐシャンプーの選び方
洗浄成分は「アミノ酸系」がおすすめ
一般的にシャンプーの洗浄成分は大きく
・高級アルコール系
・石鹸系
・アミノ酸系
に分けられますが、ヘアカラー後は薬剤によってダメージを受けている状態なので、洗浄力の強いシャンプーではなく、保湿効果が高いアミノ酸系のシャンプーがおすすめだと言われています。
ダメージ補修効果があるシャンプーもGOOD
ダメージケア効果の高いシャンプーも、カラーリングした髪によいと言われています。
ダメージ補修してくれるシャンプーなら、カラーで傷んだ髪を補修しうるおいを与えてくれる効果が期待できるので、結果的にヘアカラーを長持ちさせてくれるのだそう。
白髪染めの後もヘアカラー同様、優しい洗浄力のシャンプーを
ファッションカラーに限らず、白髪染め後のシャンプーも選び方を慎重に行いましょう。「GARDEN Tokyo」トップスタイリストの本木亜美さんによると、やはりおすすめはアミノ酸系シャンプーだそう。
「洗浄力が強すぎると、カラーの流出も早くなります。さっぱりさせたい人はオーガニックなどナチュラル系、髪が広がりがちでしっとりさせたい人は保湿力の高いアミノ酸系のものがいいです。シャンプーする際は、髪というより頭皮を意識的に洗います。シャンプーブラシなどを使うのもいいですね」(本木さん)
カラーシャンプーを取り入れるのも手
▲ソマルカ カラーシャンプー〈PINK〉、〈ORANGE〉各150mL ¥2,200
カラーシャンプーとはカラー染料配合のシャンプーのことで、シャンプーするたびに髪に色素を補充して色落ちを防いだり、赤みや黄ばみを抑えたりする効果が期待されています。
染めたての髪に週2〜3回ほどの頻度で取り入れると色が抜けにくく、ヘアカラーが長持ち!
アミノ酸系のシャンプー普段用として、カラーシャンプーをスペシャルケア用として常備しておいてもよいかもしれません。
ヘアカラーの持ちをよくするための注意点
髪を乾燥させないようトリートメントも使用する
▲資生堂プロフェッショナル サブリミック アデノバイタル ヘアマスク 200g ¥5,500
「カラー後は髪に負担がかかるのでコンディショナーではなく、内部補修のできるトリートメントを必ずしてください。こまめにトリートメントをして髪をいたわってあげましょう」(本木さん)
ドライヤー前はアウトバストリートメントを!
▲ラ・カスタ アロマエステ ヘアエマルジョン 80ml ¥3,080
インバストリートメントだけでなく、アウトバストリートメントもぜひ活用しましょう。ヘアカラー後は髪の乾燥をできるだけ防ぐことがカギですが、その乾燥は私たちが毎日使用するドライヤーでも引き起こされます。
「ヘアカラーは髪のキューティクルを開いて色素成分を入れているので、髪の表面が傷ついてしまいます。キューティクルはシャンプーのたびに開くので、シャンプー後の濡れた髪はダメージを受けやすい状態。そこにドライヤーの熱を長時間当てると髪の乾燥が進むことに。ですから、タオルドライした後はアウトバストリートメントを必ずつけましょう。髪を油分などでコーティングし、ドライヤーの熱から守ってくれます。カラーリングの色もちもよくなりますよ!」(毛髪診断士 細川ひろ子さん)