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LIFESTYLE 私の生き方

2021.07.20

人生後半充実している人が「若いうち」にやること|人生後半のキャリアを組み立てる3ステップ

 

(3) すべての基礎となる心身と経済の健康を保つ

そして最後に、どのような人生後半の過ごし方をするのであれ必ずついて回るのが、自分の健康とそしてお金の問題をクリアすることです。これは、能動的に自分の今後のキャリアを考える人にとどまらず、すべての人が避けて通ることができない課題です。

健康については、ミドルからシニアになれば、健康診断などで何らかの健康上の留意点を指摘される人が少なくないと思います。この点については、本当に治療が必要になってから考えることにして、それまでは気にせず過ごすという方もいるかもしれません。

健康に留意することはけっして無駄にならない

ただ、もし転職や再就職を考えていたり、あるいは独立や開業を考える方であれば、健康上の問題が不採用につながるなどの障害になったり、独立や開業した場合に、自分の健康が損なわれれば収入の基盤を失うことに直結しますので、まだ治療が必要のないうちから、健康上の留意点をケアしていくことは人生の後半を充実して過ごすうえで、けっして無駄になりません。

私の場合は、家系的に糖尿病の可能性があり、また実際の健康診断でも徐々に血糖値が上がり始めていたために、日々の生活に運動を取り入れてこの問題に対処しています。結果的にその中でランニングの楽しさに目覚め、今ではマラソン大会に参加することが自分の楽しみになっています。

また、再就職や独立開業する場合は、前職を辞めてから生活費をまかなうだけの収入が得られるようになるまでに、一時的に収入が途絶えたり、大きく減ったりすることも考えられます。こうした時に、ある程度お金の余裕がなければ安心して目標を実現することが難しくなります。経済面での心理的な安心感は非常に重要で、お金の問題に見通しが立っていれば、余裕を持ってさらに新たなチャレンジをすることも可能になります。

今回は、人生の後半をどのように過ごすか、どのように自分のキャリアを新たに作るか、その全体像を理解していただけるように概要を書きました。次回以降は、個別の課題について、自分自身の経験も交えながら、掘り下げて考えていきたいと思います。

アクティブビジョン創業者

川端 康夫(かわばたやすお)

1992年電通に入社。長らく営業部門にて電器メーカーや通信系の企業、NGO/NPO等を担当。その後KDDIへ出向し、新規事業立ち上げやベンチャー投資・育成に関わる。2013年には英国のタクシーサービス企業Hailo(ヘイロー 現・myTaxi)へ、KDDIオープンイノベーションファンドからの投資を担当するとともに日本法人COOとして国内の事業を立上げた。KDDIにて5年間余り勤務した後に独立し、2017年にアクティブビジョンを設立。主な得意分野は、IT全般、ソーシャルメデイアマーケティング、社会起業家支援、通信業全般、ベンチャー投資・育成など。2015年より始めたランニングはフルマラソン・サブ5完走レベル、航空業界・旅行業界等の知見もある。

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東洋経済オンライン

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