【手繰る】の「手」の読み方は「て」ではなく・・?
簡単な漢字の並びですが、いざ読もうとすると一瞬「???」となりそうな【手繰る】。
みなさんは正しく読めますか?
【繰る】は「繰り返す」と同じく訓読みに。
ポイントは【手】の読み方です。
純粋にそのまま読むと「て」ですが、「手」の訓読みにはもうひとつ別の読み方がありますよね。
「た行」のどれかの文字が入ります。
答えは思いつきましたか?
正解は…
たぐる
でした!
【手繰る:たぐる】
1.両手で代わる代わる引いて手元へ引き寄せる。
「ザイルを―・る」
2.物事をそれからそれへと引き出す。一つ一つもとへたどる。
「記憶を―・る」
~【手繰る】の類語紹介~
その1:手繰り込む
【手繰り込む:たぐりこむ】
たぐって自分の手元へ引き寄せる。
「網を船に―・む」
その2:引き摺る
【引き摺る:ひきずる】
1.地面などをすって引いて行く。
「下駄を―・って歩く」
2.長い物を垂らして地面などに触れさせる。
「裾を―・る」
3 無理に連れて行く。
「交番に―・って行く」
4.故意に長引かせる。
「回答を月末まで―・る」
5.捨てきれずに今なおもちつづける。いつまでも忘れないでいる。
「失恋の痛手を―・る」
6.(普通「ひきずられる」の形で用いる)
他人の行動や考えを引っ張る。影響を与える。
「雰囲気に―・られてつい承諾してしまった」
その3:引(き)絞る
【引(き)絞る:ひきしぼる】
1.弓に矢をつがえて、弦を十分に引く。
「弓を―・る」
2.声などを無理に出す。ふりしぼる。
「声を―・って叫ぶ」
3.強く絞る。
「袋の口を―・る」
(引用すべて〈小学館 デジタル大辞泉〉より)
▼この漢字なんと読む?
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